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どうやってオゾン層の濃度を観測しているのか?
オゾンホールが話題になりますが、どういう方法でオゾンの濃度を観測しているのでしょうか? 地上からラジオゾンデを飛ばして観測したり、人工衛星から観測したりするようですが、ラジオゾンデでの観測は、ピンポイントの垂直分布の観測にはいいでしょうが、人工衛星では、どうやって観測しているのでしょうか。
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- chie65536(@chie65535)
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回答No.1
日本の地球観測プラットフォーム技術衛星「みどり」には、TOMS(オゾン全量分光計)、IMG(温室効果気体センサ)、ILAS(改良型大気周縁赤外分光計)などの観測器が搭載され、「みどりII」にはILAS-IIが搭載されていました(どちらも故障により運用を停止しています) これら衛星に搭載されたオゾン観測器は、オゾン分子による光の散乱・吸収などを測定し、濃度を求める間接的な方法により観測していました。 赤外線やレーザーを用いれば、IMGのように昼夜関係なく観測できます。 ILASは、地球を周回する衛星から見たときの日の出、日の入り時に、地球大気を通過してくる太陽光を分光測定して、地球大気中に含まれるオゾン等の大気微量成分の高度分布を導出します。 「みどり」は1日に地球を何周もする(約14周)ので「衛星から見たときの日の出、日の入り」は、一日に何度も起きます。なので「1日に全球を観測可能」でした。
お礼
ありがとうございました。 書かれた内容を元にして、それぞれ観測方法を検索して、ある程度様子が見えてきました。 光の散乱や吸収、フーリエ変換とか、いろいろ難しい処理をして検出する技術なので、簡単には説明できないですよね。