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宇宙の加速膨張について・・。
ok9608の回答
私は物理学は素人ですが 論理については多少興味を持っているものです。ご質問は 『現在の物理学で宇宙について どこまで理解されているのか』のように理解しました。 ご存知のように観測可能な宇宙は地球中心にして半径137億光年の球形です。物理現象は この範囲でしか実証できない と思います。最遠方の動きを勘案して470億光年(他にもいろいろ)とかありますが 観測可能宇宙としては同じものです。 (1)観測可能内の銀河の地球からの後退速度が全方向の距離に比例し て膨張していること (2)多数銀河の後退速度の結果は加速度が増大していること (3)137億光年は光速になっていること (1)から宇宙は等方性ということが解ります。等方性とは 仮に地球から137億光の半径の端に立って宇宙を観測すると地球とおなじくその端から137億光年の半径の観測可能宇宙がある ということです。これを順次続けていけば 宇宙は無限に広がることになります。最近の観測可能内の銀河の分布から宇宙は宇宙的に平坦であり無限に広がっているようだ とも言われています。 逆に(1)膨張を過去に遡ると137億年前には全ての銀河が点にあつまり、一点から宇宙ができたかもしれない ことを暗示してます。宇宙開闢以来有限の137億年の時間に宇宙が無限に広がる ことはない と考えている物理学者は多いと思います。が宇宙のサイズは観測可能宇宙より はるかに大きいものでしょう。 一点から膨張した ということについては (4)観測可能宇宙の全方位に渡って3K(正確ではない)の黒体放射に相当する背景放射が観察され 強度はほぼ一様であるが僅かに揺らぎが観測された。 (5)観測可能宇宙の元素分布は水素、ヘリウムなど 軽元素が多い などを説明するためには、膨張はゆるやかなものではなく最初の段階で インフレーション膨張(超光速)の空間が生じ 続いて超高温の素粒子物質+エネルギーの宇宙が出来 順次膨張し温度もさが 現在にいたった という 説が有力です。観測可能内では一般相対性理論から導かれたものが使用されていると思います。インフレーションの前工程、インフレーション、観測可能の外、お尋ねの現宇宙の加速度の増加など 紐理論などがいろいろたてられていると思いますが 未だ検証されたとはきいていません。おそらく 4つの力の統一理論と深く関係すると思います。 以上 物理学的に解っているところは略こんなところではないか と思います。参考までに
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ご丁重な、回答を、ありがとうございました。