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宇宙の加速膨張について・・。

雪中庵(@psytex)の回答

回答No.3

「まっすぐ行けばどこまでも行ける」=平坦な時空間というのは、 実は我々の日常のような低エネルギー・小質量現象における 近似的な感覚で、実際は物体の存在により、空間は平坦では なくなります。 その極端な例がブラックホールです(曲がりすぎて閉じてしまう)。 実は、ビッグバン当初のエネルギーの塊も、ある密度以上に 遡ればブラックホールになっていたはずです。 「なぜブラックホールからビッグバンできたのか」という問いに 対しては、初期条件が与えられれば膨張可能、と言えるのです。 膨張すれば密度が下がり、閉じた空間の曲率がゆるくなり、 閉ざされた空間そのものが広がるのです。 その初期条件については、量子ゆらぎだのインフレーションだの ホワイトホールなど諸説ありますが、少なくとも不可能ではありません。 また、本来ビッグバンからの惰性的膨張であれば、重力により 膨張速度は低下すべきところ、もし膨張速度が低下すれば見えなく なるはずの137億光年彼方からの137億年前のビッグバンの輻射 (がドップラー効果で絶対温度3度まで間延びした背景輻射)が、 今でも観測される事から、以前から「重力によるブレーキを相殺する 力が働いているのではないか」とは言われていました。 その1つの答えとして、「最初に超光速で膨張したので、減速して 137億光年先(ずっと光速で膨張している)が手前にずれても、 その奥にある超光速で膨張した領域が参入して来るので背景輻射 は見えなくならない」という、インフレーション宇宙論という修正が なされましたが、今回継続的にブレーキを相殺する加速がなされて いる事で、この説は無用になりました。 量子論的世界像において、有限な性質=存在性は、認識される事で 派生するとされます。 全ての存在は、不確定性原理において、確定化しようとすると無限 不確定性(=無)に還元すると共に、その不確定性において、無限に つめこむと存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。 この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に認識体の 仮定断面の運動を想定すれば相対的に無の風は光になり、認識体 はその光(量子相互作用パターン)の向うに、自己の補完(相補的 不確定性)としての宇宙を認識するのです。 我々は「過去は既に終わっている」「未来はまだ来ていない」ので、 「存在するのは現在」と考えますが、真の『現在』とは、認識体の 感受表面での量子相互作用(光速)のみであり、その経験(過去= 超光速)による予測(未来=光速下)として時空的広がりは発生して いるのです。 無の不確定性無限の潜在としての、「自我仮説性(記憶=時間的流れ)」 の相補としての「時空仮説性(予測=空間的広がり)」。 「相補」というのは、絶対時空を否定し、認識体との相対においてしか 時空は計量できないとする相対性理論や、同じく認識体が現象表面的 に物事を捉え、本質的に決定しない事により有限的存在性は生じると する不確定性原理といったものを伴い、また時間経過と共に膨張する 時空(重力によるブレーキを相殺する加速)、という事です。

mkot
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 残念なことに、後半、私には、理解しづらい内容になっています。 不確定性原理は、入り口からすでにわかりにくい理論ですね。 結局の所、世の中の物、突き詰めていけば、不確定性な物に、なるのでしょうか。

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