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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:タロットカードの卒業論文について)

タロットカードの卒業論文について

このQ&Aのポイント
  • 大学三回生が卒業論文のテーマとしてタロットカードを考えています。しかし、タロットで仮説を立てるのは難しいため、他の論文の構成やアンケートなどを考えています。
  • タロットカードについて書くため、他の論文の構成やアンケートなどの方法も考えています。また、タロットの意味を知らない人にアンケートを行い、比較することも検討しています。
  • タロットカードをテーマとした卒業論文を書くことに興味がありますが、タロットで仮説を立てるのは難しいと感じています。他の論文の構成やアンケートなどを考えて、普遍的な結論を得られるか検討中です。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#145704
noname#145704
回答No.2

大学三年で卒論テーマを選ぶとは、熱心ですね。文学のカテゴリーに投稿してきたということは、文学部なのかな、と思います。文学部英語科のようなものに所属なさっているのでしょうか。しかし、文学の研究は、そもそも「実験」調査しないですよ。文学の調査とは、本を読むことです。昔の文献を読んで、論証するということになります。先生がおっしゃっているのは、漫然と書くのではなく、整理して、 ・序論:仮説の提示 ・第一章:検証方法の提示。どの方法が有効か。 ・第二章:検証 ・第三章:結論 というフォーマットで書くように、ということに思います。 しかし昔の文献って何?と思われるかも知れませんね。そういうときには、先行研究を調べます。というわけで、データーベースにアクセスしてみましょう。Ciniiとグーグルで検索してください。学術データベースが出てくるはずです。ここの検索エンジンに私は「タロット」という言葉を入れてみました。すると、一つ、どなたかの研究が見つかりました。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006390393 ウェブ上で公開されているので、pdfのボタンを押して開いてみましょう。結構、読みやすいと思います。しかし、これは、タロットカードをどうやって制作するか、とか、タロットカードの歴史は何か、という論文で、文学研究の論文とは言えません。文学の研究とは、もうちょっと別のことです。文学部の卒論なら、一人の作家を選び、一つの作品を論じた方がいいのです。あなたが、実験?って無理じゃないかな、と見当がつかなくなるのも当然といえば、当然です。 そこで、私なら、どうするか? 私なら、タロットカードを研究はしません。論文を書く前にタロットカードのことは勉強こそすると思いますし、論文の中でも触れると思いますが、タロットカードだけをメインで書こうとはしません。というのも、仮説を立てても、かなり漠然としてしまい、有効な論証方法が思いつかないからです。一般的に言って、仮説を立てるためには、研究対象を絞らないとならないのです。そこで、むしろ、タロットカードが登場する文学作品を選び、その作品の中で、タロットカードがどういう役割を果たしているかを論じることにします。 たとえば、どういう作品があるでしょうか。 ・イタロ・カルヴィーノ、「宿命の交わる城」 ・ミッシェル・トゥルニエ、『フライデーあるいは太平洋の冥界』 などなど。 おそらく、人に聞いてみた方がいいと思います。推理小説にも、タロット占いが重要な役割を果たすものなどあるでしょうから。こうやっていろいろ小説を探してみて、自分と気が合いそうだなと思ったとか、面白いことが言えそうだなと思った小説を選びます。 その後、テキストを丁寧に読んで、何が言えるかを考え、引用するべき箇所をノートにメモします。大切なキーワードが出てきたら、小さな辞書で引くだけではなく、OED(オクスフォードが出版している何巻にもなる巨大な辞書)を引いてみたりします。というのも、一つの語にも、複数の違ったニュアンスが時代に応じてあるからです。また、選んだ文学作品の歴史背景を調べてみたりします。あるいは、その小説化が影響を受けたと考えられる、作家や思想家の言うことを調べてみます。たとえば、どんなタロットカードの解説書を作家が頼ったかも調べてみます。これが、文学研究でいう、「実験」にあたります。 英語が専門となると、イタリア文学は少し辛いかなと思います。とはいえ、カルヴィーノは一押です。というのも、この話、本当にメインがタロットカードの話で進んでいくのです。全部をイタリア語で読むことは無理かもしれませんが、重要な一節くらいは原書で読んでいいと思います。イタリア語も、少し勉強して、楽しいと思いますよ(カルヴィーノの小説の翻訳はもちろんありますが)。 しかし、楽しいだけではなくて、もし大学院まで行きたいということなら……結局、学術研究としては、原書が読めないと始まらないので、イタリア語が読めないとならず、勧めることはできません。 他の案としては、カルヴィーノではなくて、英語圏の作家でタロットカードを熱心に扱った作家を選択するという手があります。そこで一案ですが、ケルト文化におけるタロットカードを研究するという手がありますね。 タロットカードの起源に関する仮説は複数あるようですが、ケルトにもその起源の一つがあると聞いたことがあります。アーサー王伝説との関係など調べてみたりすると、ケルト十字法という占いの仕方との関連で、面白いことが分かるかもしれません。たとえば、タロットカードにはケルトの影響があるのではないか?と仮説を立て、それをアーサー王伝説と照らし合わせて検証するという手法をとれば、仮説→実験という議論の仕方にはなりますね。私が、パッと調べた範囲では、以下のサイトは良くまとめて書いているようです。 http://www.tarot-society-jp.net/instwaite/dr.weite200703.htm (私は非常に疑り深い性格なので)書いてあることが全部正しいとは限らないと思っていますが、話の発端を見つけることくらいはできるでしょう。井村君江著、『ケルトの神話』筑摩書房が参考文献に上がっていますが、読んで見ると、もっと詳しいことが分かるかもしれません。一つ調べたら、それを手がかりに、さらに調べを進めていく。こういう調査が、文学研究の「実験」なのです。 もう少し詳しいことは、指導教官に聞いてみるのがいいと思います。どういう学部なのかわかりませんが(国際文化部のようなものかもしれませんが)、「何でもよい」というのは、学生の自主性を認めているというより、指導を十全にしていないと思えるのですから。選ぶテーマによって、最も的確な実験手法は異なるのであって、そのことを説明しなかったために、学生を混乱させているのではないか、という印象を私は持っています。

noname#238228
質問者

お礼

回答ありがとうございます、大変詳しく回答してくださり、とてもためになりました。 私は英語科の中でも通訳専攻で、文学を専攻とはしていないので、文学と絡めてしまうと「文学のゼミに行けよ」となってしまう可能性がありまして;たぶん、少しでもコミュニケーションに関連していて、英語で書けば大丈夫なんだと思います。 もうちょっと質問文に詳しく書いておけばよかったですね、すみません。 今考えているのは、ユングの集合無意識とタロットの関係を書いた書籍を見つけたので、そっち方面はどうかなぁって考えてます。(まだしっかりと読めてはいませんが) タロットを知らない人に対してタロットの印象を尋ねて、本来の意味と比較して、一致するならタロットは集合無意識とつながっている…っていうごり押し(笑)で行こうかなぁ…と。 一致しないなら、現代とタロットの意味が定義された時代の違いを見て、どのカードが一致しないのか、なぜ一致しないのか、っていうのを考えていこうかなと思っています。 でも、回答いただいて、ケルト十字の話がとても面白そうだなぁとも思って、迷っています(笑)これだったら、文学だけどめちゃめちゃ文学!って感じでもなさそうに書けそうなので、いけるかもしれないです。 色々参考になりました。こんなに情報を盛り込んだ回答いただけると思っていなかったので、すごくありがたかったです。 もしよければ、ユングの集合無意識に絡めた案の方はどう思われるか、感想いただきたいです。やっぱりちょっと難しいでしょうか?

その他の回答 (4)

回答No.5

こんばんは、aerith198earthさん。 現在 過去 未来 仮説…待っている 実験(真理値表)にあてはめて結論を導き出す http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%90%86%E5%80%A4%E8%A1%A8 ほでも、コンピューター制御できないのが人の心。。。 『迷い道』/ 渡辺真知子 http://www.youtube.com/watch?v=fNcuMEElVt8 現在・過去・未来 あの人に逢ったなら 私はいつまでも 待ってると誰か伝えて まるで喜劇じゃないの ひとりでいい気になって 冷めかけたあの人に 意地をはってたなんて ひとつ曲り角 ひとつ間違えて 迷い道くねくね 今さらカードに 愛の奇跡求めて いかさま占いは続く スペードをハートに あれからどうしてるの いまごろどこにいるの ひとりのままでいると 噂できいたけれど ひとつ曲り角 ひとつ間違えて 迷い道くねくね 捨ててしまったわ 昔のプライドなんて もしも許されるものなら きっと生まれかわる まるで喜劇じゃないの ひとりでいい気になって 扉をあけているの 今もあなたのために ひとつ曲り角 ひとつ間違えて 迷い道くねくね

noname#238228
質問者

お礼

回答ありがとうございます、お礼が遅くなってしまいました、申し訳ないです。 確かに、真理値表に当てはめてT,F…とできたら楽なんでしょうが、タロットじゃあなかなか難しいですよね、人の心って一概に言えないし。 なんだかおもしろい詩ですね。littlekissさんは詩がお好きなんですね、私も好きです。 ちょっと前に別れた元彼を思い出しました(笑) こういう思いを抱えながら生きていくんですよねぇ… って本題とそれましたねw ありがとうございました!

  • Postizos
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回答No.4

ビジュアル面から研究するとすればやはり原形をたどるのが避けられないように思います。 なにか(少し奇抜な)結論めいた物を先に持ってきてそれにこじつけて行くような論説って、がっかりするばかりのように思います。 まずは調べること、現物から考えたことを出発点にするべきでは。 で英語で刊行されている本などを(おそらく俗な物が大量にあると思いますが)分析して、使われ方や捉えられかたを考察してみては。 もちろん風変わりな特殊な例を拾い出す(その方がおもしろい)為の伏線でもあると思います。 占いというものの構造とか、大衆的な心理とかそういうことと関係が深いのかも。 欧米の文学からみるかぎり占いを司るのは異民族、異教徒、自分の属する共同体の外・外縁という設定が多いように思います。 で占い師の属する共同体が例えば意外に身近な物である実像が描かれた時に、現実社会のある物が見えたり、逆に実像などは描かれずにものすごく不可解や不条理な世界の存在が描かれたり。

noname#238228
質問者

お礼

回答ありがとうございます、お礼がおそくなってしまい申し訳ありません。 結局、やはり仮説をたてることにしました。 「タロットカードは視覚テクストである」という記号論からのアプローチです。 ユングと関連づけたかったのですが、ちょっと無理があるかな、と…。 やはり実験をして、初見の人のタロットの印象と実際の定義との差異を調べ、一致するならそのカードは視覚テクストであると言える、みたいな…。 そこから先はpostizosさんがおっしゃってくださったように、いろいろな文献をよんでそこから見出せる共通点や、それが人々にどう影響を与えて結果に至ったのか、などを調べていけたらと思っています。 具体的に、占い師=異教徒、などと例をあげてくださったので大変わかりやすかったです。 ありがとうございました!

  • hazar
  • ベストアンサー率46% (124/267)
回答No.3

セルビアの 作家 ミロラド・パヴィチ 氏 が 2009 年 に 亡くなられ、大ショック だった の ですが、氏 の 『帝都最後の恋 - 占いのための手引き書』 (三谷惠子訳 松籟社) も、タロット・カードが 巻末に 附いていて、息子 さん の デザイン だったか と思う のですが、切り取って 使えるように なっています。 タロット・カードの 出方に 従って、章を 読み 進める 順番を 決めても よい との ことな ので、因果 関係が 無限に 錯綜し 展開して いきます。 絵画や 歴史 上の 取扱を 見てみる のも 面白い でしょうね。 17世紀 オランダ 絵画 や イタリア・スペイン の バロック 絵画 には、占い師 や 錬金術師、その用具 を モチーフに ヴァニティを 描いている もの が 数多 ありますし、 タロット 自体の 絵柄も 時禱書 などの 古い 彩飾 写本 など の 欄外装飾 など から きている ものも 相当 ありそう ですし。 象徴の 紋様 図典 など には 古い 諺などが 併せて 載って いますし。 とても 楽しそう ですね。 藝大の 図書館 とか には たくさん 復刻版が あります。

noname#238228
質問者

お礼

回答ありがとうございます。紹介してくださった本、知らないので読んでみたいです。 アドバイスいただいたように、タロットに描かれたモチーフを調べていくのも楽しいだろうなぁって思いました。 でも、きっとめちゃめちゃ楽しいでしょうけど…、結論どうしよう、ってなりますね(笑) モチーフ自体をメインにはしないと思いますが、モチーフは必ず絡めていきたいです。話も広がるし、何より楽しそう。 参考になりました、ありがとうございます^^

回答No.1

社会科学の手法のひとつに、グラウンデッド・セオリー・アプローチがある ことは、ご存知でしょうか。最初に仮説を立てて検証するというやり方とは 反対に、まずインタビューなどを通じてデータを集め、そこから仮説を導き だす手法のことです。いわゆる質的調査方法のひとつです。 日本でも何冊か本が出ていますので、ちょっと見てみたらいいかもしれません。 問題は、いわゆる「情報の飽和状態(つまり情報が出尽くした状態)」になる までインタビューを続け、その内容をコーディングして分析するという過程に 時間がかかること、それから教官によっては、量的調査(統計など)を好み、 質的調査を嫌う人もいますので、もし質問者様の指導教官がそういう方である ならば、その教官の好みに合わせた方が無難だと思います。 私は英語が専門ではないのですが、少しでもご参考になればと思い、こちらに 書き込ませていただきました。

noname#238228
質問者

お礼

回答ありがとうございます。お礼がおそくなってしまい、申し訳ありません。 仮説を導き出す方法がある、というのは知りませんでした。 とても参考になりました^^ 教えていただいた方法でやっていけたらなぁ…とも思っているのですが、その「情報の飽和状態」とはどの程度のことをいうのでしょうか? 具体的にいうと、何人くらいにインタビューしたらよいのでしょうか?

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