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三菱重工業の作業者の安全意識の低さとは？
- 三菱重工業の作業者の安全意識の低さが検査工程不備につながったという報告がありました。
- 三菱重工業の航空機部品の検査工程で不備があった問題で、再発防止策の実施状況を定期的に報告するよう国交相が要求しました。
- 三菱重工業は現場管理体制や品質保証の仕組みの改革などを取り組み、作業者の安全意識の向上を図るとしています。
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問題は累計２８００種類４６万点で、１９８９年から手抜き検査を続けてきて、 製造記録の改竄（改ざん）をしてきたことだと思います。 メーカの信用の根源なのに、それを誤魔化したことは重罪だと思います。 なのにそれに対する反省が感じ取れないのでしょう。 『三菱重工は「短縮した条件で試験し、ほぼ１００％傷を発見できた」から航空機の安全には問題がない、 と説明しているが、 「傷を見逃していた場合、長期間使用すれば徐々に亀裂が広がる恐れがある」（国交省）と指摘。 再発防止策や生産管理体制の見直し、出荷済み部品の検査計画などを７月26日までに文書で報告するよう求めた。』 とあります。 ２０年以上にわたって組織的に繰り返してきたことが極めて悪質で、 しかも国は亀裂が進展するかもしれないと思っているのに、 国にどうどうとその検査をしなくても安全に問題が無いと答えてしまう態度が許せないのだと思います。 事務屋には判らないだろうと内心馬鹿にした態度で説明に行ったのでしょう。 たぶん何百ページを超える報告書でページ数で誤魔化そうとしたのでしょう。 卒論じゃあるまいし、ページ数より中身なのに。 詳細は発表されていないので良く判りませんが、たぶん技術的に辻褄が合わず、 なんか適当な試験をして大量のデータで誤魔化そうとする態度が 技術屋としても信用がおけないと思ったのでしょう。 作業者の安全意識が低いのではなく、管理職や品質保証部門の安全意識が低いのだと思います。 あと厳しい社内処分が発表されていないので、国もそういう態度が気にいらないのでしょう。 先日JALで機長席で写真を撮っただけで出勤停止の処分が発表されてました。 最近はちょっとしたことでも厳しい処分があるのに、 三菱重工からもう何ヶ月も経つのに何も変わらないから気に入らないのでしょう。 たぶん報告書も今後こうしたいという報告書で、 既にこう替えましたので安心して下さいという態度がなかったのでしょう。 国は中身の無い分厚い報告書より誠意が見たかったのだと思います。 だから今後毎月監査に行くと発表されているのだと思います。 会社として最低で信用がおけないと思います。 航空機製造はNADCAPとかいろいろな機関で監査があるし、 ISOの監査もあると思います。 嘘八百並べてそれらを潜り抜けてきた図太さが気に入らないのでしょう。 国だけでなく、そういう監査部門は怒っていないのですかね。 普通、即日剥奪処分を下してもおかしくないと思うのですが。 三菱重工には誰か良心のある技術屋は居ないのですかね。 http://ajimura.blog39.fc2.com/blog-entry-1758.html http://ajimura.blog39.fc2.com/blog-entry-1793.html
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別の新聞にもっと詳しくかいてありますよ。 「各種の表面処理について、スペック上要求される時間を満足しないで実施」、「社内資格が必要な作業・検査を、無資格の作業員等が実施」、「作業記録の漏れ、検査印の押印漏れ 」など、飛行機の安全確保に危険が生じる可能性があると言っているのです。 非常にレベルの低い話です。 内部告発されないと防止できないなんて、会社として最低に思えます。 ISO9000持っているのですかね。 持っていたら剥奪でしょうね。 国交省が厳しく厳重注意をするのも判る気がします。 *************************************** 三菱重工、航空機部品製造における規定違反１１９１件 国交省 (財経新聞) 2011-08-26 17:37:05 国土交通省は26日、三菱重工業において、航空機部品の製造にあたって規定違反が確認されたことから、今年7月8日に、同社に対して航空機部品の品質管理を徹底するよう厳重注意を行うとともに、同種事例の調査や再発防止策を策定の上、報告するよう求めていたことに関し、8月23日に、同社から「航空機部品の品質管理の徹底について（ご報告）」（以下、報告書）が提出されたと発表した。 国交省によると、同報告書から、社内規定違反事例が1，000件以上（1191件）あったことが判明。具体的には、「各種の表面処理について、スペック上要求される時間を満足しないで実施」、「社内資格が必要な作業・検査を、無資格の作業員等が実施」、「作業記録の漏れ、検査印の押印漏れ 」などの社内規定違反があった。 また、その原因として、社内に納期を優先する体質が蔓延し、かつ、作業管理や教育・訓練等が十分に行われていないなど、航空機の安全確保を最優先すべき航空機製造者として極めて重大な問題があったことが判明した。 三菱重工は、再発防止策として、マネジメントの見直し（業務に対応した管理監督の観点） 「経営トップによる品質第一の経営方針の示達、作業の質・量に応じた適切なリソース（人数、工数）の配分及び見直し」、現場管理体制の見直し 「生産計画及び管理の改善、作業工程の適切な設定、作業委託管理の改善等」、品質保証の仕組みの改革「検査依存からプロセス保証型の品質保証体制への移行、内部監査の方法の改善等」、飛行安全に対する意識の浸透「規定内容や規定遵守に関する教育を実施 」を実施するとしている。 国交省は、提出された「報告書」で述べられた再発防止策が確実に実施され、抜本的な改善が着実に進められていくことを確認するため、同社に対して再発防止策の実施状況を定期的に報告するよう指示した。 また、大畠章宏国交相は、これを受け、「『ものづくり日本』ということで、まさに先人達の経験や知恵を積み重ねて、高品質そして安定的な製品を生み出してきたが、そのルールから逸脱して製品を造っていたということが内部告発によって調査をした結果明らかになったことを、非常に残念に思う」との旨を述べた。 一方、三菱重工は、「航空機を製造する企業として、飛行安全を確保するために、各種の規定、ルールを遵守することは事業活動の根幹。今回の規定違反行為が起きたことを踏まえ、ルールを遵守することの重要性及び一人一人の作業が航空機の飛行安全に直結していることについての意識付けや教育を再徹底していく。また、それらの規定違反が長期間にわたって見過ごされていたことを反省し、現場の問題点、悩みを早期に把握、解決するための生産管理・品質管理面での仕組みづくりを行うことで、規定違反が未然に防止できる体制を構築し、信頼回復に全力で取り組んでいく」とコメントしている。 http://www.zaikei.co.jp/article/20110826/79230.html
お礼
回答ありがとうございます。 良く判りました。 作業員の教育より管理職の教育が必要な会社だと思いました。 ISO9000は剥奪ですね。
補足
「国産旅客機・ＭＲＪ（三菱リージョナルジェット）を覆う暗雲、受注直後に不正が発覚」 http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/f54a82e26d0e0a3b91fabbbe47d56df4/page/1/ ・・・ 本当にヤバそうですね。
- key00001
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三菱重工は、日本を代表する大手製造業者であり、こと「管理」においては国内最高水準です。 世界的に高品質で知られる技術立国の日本で「最高水準」と言うことは、世界でも間違い無くトップクラスです。 三菱重工製の現役の装置であれば、半世紀前の装置のネジ１本の図面でも、キッチリ保管されているでしょうし、そのネジ１本を選定するのに、場合によっては、何億円も掛けて試作したり実験したりする様な会社です。 さもなきゃ原子力発電装置や航空機などは作れません。 ただ、私も携わった経験があるのですが、航空機の品質管理に要求されるレベルは独特で、他の製造物とは比べ物にならないんですよ。 ご興味があれば、航空機の規格と、一般的なＪＩＳ規格などを見比べて見られたら良いかと思いますが、航空機の規格を見ますと、正直「バカじゃないか？」と言うほど、厳しいものです。 料理で言えば、町工場の品質管理が「塩ひとつまみ」とすれば、ＪＩＳなどの一般的な規格は「ＪＡＳ適合食卓塩〇グラム」であり、航空機の規格では「ＮａＣｌ９９．９％以上で、粒系が〇ミクロンのものを、１０００粒」と言う様なイメージと言って良いかと思います。 もともと三菱重工業は、造船などのダイナミックなモノ作りに長けた企業であり、電子部品などを作る企業に比べると、精密さ・繊細さなどに欠ける部分はあるかも知れません。 精度などが一桁上がると、それに対応するコストや労力は、一桁上がるだけでは済まない場合が殆どです。 寸法公差がmmからμmに変われば、装置も検査機器も変わるし、作業者や作業内容、作業者の教育など、全てが変わってきますからね。 普通の定規のmmの線を、更に１００分割した場合、線を真横から見てるつもりでも、視線が何mmかズレれば、測定値が数μmくらいズレてしまう様な世界です。 今回、三菱重工で１０００件以上もの多数の規定違反が見つかったと言うのは、その視線の何mmかのズレを問題視した様なレベルの問題ではないか？と思います。 あるいは、ちょっとうがった見方をすれば、「政商三菱」と言われる三菱系の企業が、国に１０００件以上もミスがあったと報告する場合、この違反が致命的なものではなく、やはり「視線の何mmかのズレ」的な、ごく僅かな問題も含めたものであり、更に原因究明や対策も、充分に可能と言うことでしょう。 三菱重工でさえ「てこずるレベル」の品質管理が要求されるのが、航空機の世界と考える方が、合理性がある様に思います。 また、航空機の規格に対し不備があるからと言って、それがたちまち船や発電設備でも問題になると言うことではありません。 普通の定規で測れば良いモノは、マイクロメーターで測る必要は全く有りませんので。 こと「管理」に関しては、三菱重工は超が付く一流で、「やる」と決めたら徹底的にやる会社ですから、この１０００件以上の違反を、これを機にゼロすると言うコトでしょう。 少なくとも三菱重工における品質管理の問題が、「普通にバイトで作業していて」と言う次元の話しではない点だけは、断言・保障しますよ。 三菱重工の作業者の安全意識が低いと言うのは、そんな一般論ではありません。 三菱重工に限らず、日本のモノ作り産業の頂点に君臨する様な企業は、作業者の質や意識を含め、世界のトップレベルです。 今回の問題は、野球で言えば、単に野球が上手いと言うレベルではなく、メジャーリーグの一軍で活躍出来る選手の話しです。 その選手が優勝争いをする意識ではなかった結果、イージーフライを落珠してしまったと捉えた方が、判りやすいと思いますよ。 蛇足ながら言い換えますと、問題になっていない企業を査察などすれば、三菱重工と同様の問題がワンサカ出て来る可能性は、充分にあるレベルの問題と考えても良いかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 そういう超ハイレベルな製造工程で働く人の意識は高いんでしょうね。 でもいろいろな会社の作業者が構内請負で働いているようですし、 懐疑心の塊になってしまいました。 以前、三菱重工製のヘリコプタが落ちましたよね。 今開発している飛行機が落ちたらどう言い訳するのでしょうかね。
多くの天下りを囲い込み、不祥事の後始末を彼らに任せていると自浄能力が衰える、という典型でしょうか・・・。そして、優秀な人ばかりでもこういうことになる、といういい例なのでしょうね。 ほぼ半世紀前、天下りを一切受け入れないことで有名な二流の企業にいたことがあります。同業他社に比べ、省庁から何かにつけ信じられないほどの不利な扱いを受けましたが、優秀ではないが曲がったことの嫌いな連中が真っ正直に頑張った結果、海外で絶大なる信用を得る企業になりました。これを見ていた一流企業のうち、頭の良い企業は徐々に天下りを削減していき、今では世界で１，２を争う企業になっているところもあります。
お礼
回答ありがとうございます。 今回の不祥事の解決策を国に委ね、国の指導でこうなったというのですか？ それが本当なら第2の福島原発で、現場をしらない役人が主導すれば問題解決が迷走しそうですね。 それで１ヶ月も報告書の提出を猶予してもらったのですか？ 三菱重工の管理職は現場を知らない人がなるのですね。
三菱重工に限らずですが、 ＞どういう意味なのでしょうか？ 自社の体質を、作業員の責任に転嫁した。ということです。 ＞優秀な人が入社しているのですよね？ 作業員ですから、外注のどこの馬の骨ともわからぬ人たちということです。 ＞三菱重工業は作業者を全員クビにするのでしょうか？ 当然、そんなことはありえません。 ＞なんか作業者がこれらの人々にパワーハラスメントを受けていそうで可哀そうに思えるのですが。 作業員とはそういう存在なのですから、可哀そうもくそもありません。 要らなくなったら、即、首を切られる存在なのです。 パワハラなどは受けていません。管理者は、こういう事象を受けて、 今後は作業員たちの協力を得て、事態を改善しなければいけないからです。 どういう、事象で、こういう発表になったかはわかりませんが、 対外的に、隠しようのない不具合が起きた。 会社の体質に問題があったが、それを言ってしまうと、 客先も困るし、会社も困る。その下で従業員や下請けの労働者たちも みな困ることになるので、それらしい理由をとってつけた。 という風に解釈していますが。
お礼
回答ありがとうございます。 どこの馬の骨とも知れぬ外注の作業者が、責任感なく、 いつ首を切られるか判らない状態で働いているということですか。 三菱重工の工場はみんなこんなものなのでしょうかね。 > 会社の体質に問題があったが、それを言ってしまうと、 > 客先も困るし、会社も困る。その下で従業員や下請けの労働者たちも > みな困ることになるので、それらしい理由をとってつけた。 それらしい理由がこれなのですか。社会の縮図なのですね。 三菱重工にとっての作業者は「名無しの権兵衛」ロボットでいて欲しく、 人の扱いを受けていないから、安全意識が欠如するのですね。
- gn_drive
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関係者でないので全容はわかりませんが、以前ニュースで三菱重工業の小牧南工場で「定期修理中の防衛省ヘリコプタについて、11月30日（月）および12月1日（火）、電線切断が発見された。」というのを見たことあります。 こういうのが安全意識の低い作業者というのではありませんかね？ 個別に新聞発表するまで至らない、事件性は無いが問題と思ったものが１１９１件あったということではありませんか。本当にちょっと恐ろしい感じがしますね。非常識な国への報告に感じます。 三菱重工の原子力発電所って大丈夫？という気持ちは良く判りますね。 でも親（管理職側）の問題なのに口のきけない子供（労働者側）の責任にして逃げる親（管理職側）に見えます。保身の塊で卑怯ですね。 書かれているとおりパワーハラスメントが横行し、どんよりとした空気が渦巻いている会社にみえます。それで内部告発がおきたのかもしれませんね。会社の組織構成に重大な欠陥があるのでしょう。 工場操業停止で何十億円という大きな損失が出たら、株主代表訴訟がおこせ簡単に勝訴できるでしょうから、株主代表訴訟でこういう問題発言をする管理職が訴追されれば解消されるかもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございます。 三菱重工の管理職は保身の塊で卑怯ですか。 三菱重工の作業者は三菱重工の株主が株主代表訴訟を起こすことを期待しているのでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 皆様のおかげさまで疑問が解決した気がしました。 20年以上も全世界の品質監査機関を欺くため製造記録を改ざんによる誤魔化しを続けてきた安全意識の低い管理職や品質保証部門が責任逃れのため、作業者に全責任を負わせようとしたということですね。 ある意味、さすが三菱重工業だと関心しました。あまりに高度で巧妙です。 非常にたちが悪いですよね。20年にわたっているので、たぶん歴代の所長や社長まで処分が及ぶので、会社中の精一杯のずる賢い頭を集め働かせたのでしょうね。厳しい処分を下さないと世間は許さないのにね。 国交省の役人が過去のしがらみに負けず、袖の下の誘惑にも負けない良識があって良かったなと感じました。それも天下り禁止が効いているのですかね。