- ベストアンサー
酸化・還元反応についての説明
- 酸化・還元反応についての説明をお願いします。
- 具体的な化学反応式を例に挙げながら、酸化と還元の定義を教えてください。
- 現在の理解がアバウトなため、酸化・還元の概念をより明確に理解したいです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1つの式の中のどこかに酸化された元素があれば別のところに必ず還元された元素があります。 あなたの書かれている結論はその点でおかしいのです。 酸化数を使うと全ての場合について判断可能ですが、酸化数の値の判断がハードルになってしまいます。 あなたが使おうとしている判断でどこまで行くことができるかやってみましょう。 (3)酸素が離れたら還元です。代わりに別のところで酸素がくっついています。 Feは還元されていますが代わりにAlが酸化されています。 (4)H2SからはHが離れています。SO2からはOが離れています。 H2Oの中のSと、SO2の中のSで酸化されたか還元されたかが異なっています。 (2)Cl2がKClに変わればClはCl^-になっています。電子を貰っています。還元です。 代わりにKIの中のIがI2になっています。Iは電子を失っています。 Iが酸化されてClが還元されています。 (2)(3)(4)は全て単体が顔を出しています。 単体と化合物の入れ変わりが起こっている反応は全て酸化・還元反応です。 (1)には単体が関係していません。 イオンの価数だけの変化でもありません。 これが一番判断が難しいです。 BaCl2の中のClはイオンですがHClは分子です。 HClの中のClに対してBaCl2の中のClと同じ扱いをする、Cl^-のイオンと同じであるとみなすというのが酸化数の考え方です。BaSO4の中のBaは2+のイオンです。これはBaCl2の中の時と変わりません。SO4は2-のイオンです。H2SO4の中のSO4の部分をBaSO4の中のSO4と同じとみなすというのも酸化数の立場です。 こういう風に考えると酸化数の変化している元素はどこにもありません。 (4)は酸化・還元反応ではないとしています。 教科書にある酸化数を求める時の規則というのはイオンと分子とが混ざってくる時に「何とか判断したい」ということから出てきたものです。「仮に化合物を全てイオンの集まりのように見なしたらそのイオンの価数はいくらになるか」ということで出した数値です。酸化・還元反応の判断に限って使うことができるものです。化学結合の議論に変わるものではありませんので注意して下さい。 酸化数で考えることのメリットの一つは中和反応と酸化・還元反応を分離して考えることができるようになるということです。中和反応にもHの移動が出てきますので中和反応も酸化・還元反応に含まれてしまうようにも思ってしまいます。酸化数を考えるとそれを分離することができます。
その他の回答 (2)
- DJ-Potato
- ベストアンサー率36% (692/1917)
酸化還元反応は、酸素をもらったり、水素をもらったり、電子をもらったりで話されますが、 基本的に化学反応式で酸化した還元したという話にはなりません。 ある化学式で、ある元素が酸化していれば、またある元素は還元しており、プラマイ0になっているはずです。 (3)では、 Feは酸素が外れたので還元され、Alは酸素がくっついたので酸化されています。 (4)では、 H2SのSは酸化し、SO2のSは還元されています。 酸化数の話が出てくれば、もっと明確になります。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
各原子の酸化数がどのように変化したか調べてください. 酸化数が増えていれば酸化された, 減っていれば還元されたということ.
お礼
ありがとうございました^^