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酸素消費量
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動脈血では、HbO2が 全Hbの 98% に達していて、静脈血では 全Hb の 75% がHbO2 状態になっています。 1[g]のHbに着目しますと、動脈血中では、その98%、つまり 1[g]/0.98=0.98[g] がHbO2となっていて、静脈血中では、75%、つまり 0.75[g] がHbO2の状態になっていることになります。 もし、1[g]のHbを含む血液が、心臓から(動脈血として)出て行き、組織を経由して再び心臓に(静脈血として)戻ってくると、 0.98-0.75=0.23[g]のHbが、HbO2からHbに変化したことになります。 1[g]のHbは1.34[mL]のO2と結合できるのですから、0.23[g]のHbはO2 1.34・0.23=0.782[mL] を組織に渡してきたと考えて良いわけです。 さて、血液は1分当たり5[L]、心臓から出ていきますから、体の全組織ではやはり1分当たり5[L]の動脈血がやってきて、酸素を渡し、静脈血として戻っていくことになりますね。 5[L]の血液には 15・5=75[g] のHbが有るわけですから、先の議論を勘案すると 75・0.782=58.65[mL] のO2が組織に渡されたと言えることになります。
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