• ベストアンサー

派閥のどこがいけないのか

派閥のどこがいけないのでしょうか。 派閥には、その派閥の領袖の名前がついていることから分かる通り、 強いリーダーシップがあります。 派閥の構成員も、そのリーダーの政策にある程度共鳴しているであろうから 政策を中心にした集団であるともいえます。特に、派閥のリーダーにおカネがなくなってしまったことで、求心力の淵源をカネに求める要素が少なくなっています。 派閥は、いわば政党のようなものではないですか。 戦後日本の野党は、政権担当能力を欠いていました。 非武装中立などと言っている政党に国家運営を委ねるわけにもいきません。 そのため、自民党はずっと政権を担当してきました。 しかし、そのような一党独裁にもかかわらず、高い経済成長を果たせたのは、 自民党が内部に派閥というダイナミックな構造をもっていたからだといえます。 つまり、自民党は、「派閥による連立政権」を組んでいたと言うことです。 連立政権自体は、欧州大陸なら常態であり、何ら珍しいことでも悪いことでもありません。そして、連立政権を組むにあたっては、各政党に配慮するのも当たり前のことです。 戦後日本が派閥による連立政権によって運営されてきたとするのであれば、 閣僚ポストにおいて各派閥に配慮するのは当たり前です。 どこが悪いんでしょう。 派閥=悪として当たり前のように批判しますが、論理的になぜいけないのか ということを教えて下さい。

  • 政治
  • 回答数5
  • ありがとう数7

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yuki228
  • ベストアンサー率37% (85/229)
回答No.3

おっしゃる通り派閥=ミニ政党という捉え方で間違いないと思いますが、 >派閥の構成員も、そのリーダーの政策にある程度共鳴しているであろうから 派閥は政策論を同じくする者の集まりではありません。権益を守るためだけに集まったものです。 このことについては議論の余地は無いと考えます。 確かに「欧州で連立政権は当たり前」なのですが、単独では過半数がとれないから仕方なく組むのであって、初めから連立ありきではありません。 連立内では当然調整は行われますが、各政党に対してはその政策・理念に賛同した国民の票が集まっています。 それらの政策を最大限調整しながら実現させることを目指すものであって、決してタダの陣地争いだけではないのです。 そこは欧米における政党同士の連立政権とはハッキリ区別する必要があります。 で、それが何で悪いかというと、単なる勢力争いだけが最大の目的となってしまうからです。そうなると自分の時間と労力は、党内での駆け引きやら資金工作やらに大部分を割かれてしまい、国民に対して行うべき本来の「政治家」としての業務は何一つできません。やる必要もありません。 だから、派閥政治はダメなのです。 「そんな自民党に国民は投票したじゃないか」「じゃあ野党に任せられるのか」と言われるとそりゃそうですとしか言いようがありませんが。

xiaonientien
質問者

お礼

 これは解釈の違いかもしれませんが、私は派閥は、「権益を守るためだけにできた集団」ではないと思います。もちろん、権益もあったでしょうが、考えは違うが人間として引き込まれる、とかもあるでしょう。また、政策が近いからという要素もあったでしょう。 そして >>派閥の構成員も、そのリーダーの政策にある程度共鳴している ということは変わらないと思います。 ただし、忘れてならないことは、リーダーの政策は一貫しているわけではないということです。場合によってある方針(警職法反対とか追加景気対策でもよい)を叫んだり、数週間後に賛成したりするのです。いずれにしても、派閥の構成員はそれに従います。 それから、 >各政党に対してはその政策・理念に賛同した国民の票が集まっています。 という点についてですが、それは中選挙区と言う日本独特の制度を考えると、欧州と同じではないですか。 ひとつの選挙区に自民党の候補が複数いた(もちろん同じ派閥からは出ませんでした)ことからも分かる通り、派閥にも国民の票が集まっていたといえませんか。 今は選挙制度が違うので、一概には言えませんが。  政策の調整とはそれすなわち勢力争い、権力闘争です。派閥の長にも特定のイシューに意見があるはずです。その意見(政策と言ってもいいですが)を実現するために意見(政策)調整をする。特定の支持層を持つ欧州における政党なども政権に参画すれば、支持団体の利益を代表して意見調整をするでしょう。日本の派閥政治とはっきり区別できる点があるのでしょうか。  資金工作をするから、勢力争いをするから政治家の仕事が出来ないとおっしゃりますが、勢力争いに勝たなければ自らの主張する政策は実現できません。権力がなければ政策は実行できません。権力を得るには、戦わなければなりません。権力争いのないところには、権力がないのです。ホームレスのおっさんが外務省のロシア課長にイギリスから帰ってこいと言っても帰ってこないでしょう。外務大臣が言えば帰ってくるのです。違いは何か。権力の有無です。だから、外務大臣になるには、権力争いがあるのです。ホームレスになるのに権力争いしないでしょう。 権力(勢力)争いを批判しても仕方ないのではないでしょうか。 なので、やっぱり派閥政治がダメな理由が分かりません。

その他の回答 (4)

  • sdamau
  • ベストアンサー率7% (7/95)
回答No.5

 政党の中に政党がある、というのがいいのか、単なるよせ集めではないかと思いますが。おそらく、自民党が選挙の互助組織であるため、別に政策団体が必要になったため、派閥ができたのでしょう。   ただし、、OOXXと主張する派閥の候補者に入れたいのに、その派閥の候補者が選挙区で立ってないことが考えられるのですが。 そしたら、民主主義がゆがめられるやん。  (という意味で、選挙協力には反対)

xiaonientien
質問者

お礼

派閥の成立は、自由党、日本民主党、改進党や戦前からあった保守系政党の元党首(主に自由党にいた)が1955年に一緒になってできた自民党の成立という歴史を考える必要があります。 選挙の互助組織とは別に政策団体が必要になったからできたわけではないです。 自分のいれたい派閥の候補がいないというのは、他の小政党にも同じことがいえませんか。 小政党が全ての選挙区に候補者を立てられないことと=民主主義がゆがめられるなのでしょうか。素朴な疑問です。

  • teiz
  • ベストアンサー率21% (4/19)
回答No.4

私が思うに、選挙の時に「私はあの人の意見に賛同します!」と 表明して、選挙に当選したなら何の問題も無い、と思います。 しかし、実際には選挙の時に、「私は、これこれこういう事を 実行したいので投票して下さい!」と国民にアピールして、その 意見に賛同した人が、その候補に一票を投じるのです。 だったら、古株である誰かの意見・考えを丸飲みで言いたい事も やりたい事も押さえて派閥の行動に従う事は、国民(投票して くれた人)への裏切りになるのではないでしょうか? しかも、年間何千万円もの税金からの報酬を得て。 政党の政策は選挙の時にはっきりと示されますが、派閥の行動は 選挙時には見えません。これでは「闇のミニ政党」とも言え、 こんなのが政治をするのは、いかがなものかな、と思います。

xiaonientien
質問者

お礼

選挙公約を破る=悪 だとは思いません。 たとえば、増税しなければならない状況で、増税しないと言う公約を掲げる候補がいたとします。選挙民を愚弄する公約ですが、やはり増税しないといった方が獲得票が多いし、当選する可能性も高いでしょう。議員の座がかかっているわけですから、特に対立候補が強い場合などジレンマです。 個人レベルの利益と国レベルの利益は必ずしも一致しません。(もちろんケースによっては、一致する場合もありますが)一致するのが理想ですが、そうではないケースもあるのです(特に安全保障の分野) でも言いたいことはよく分かります。やはり、国民の声が届いていないというの感覚は、もどかしいものですからね。

回答No.2

おっしゃるとおり派閥が悪いとは思えません。 しかしながら、現状は派閥への配慮の為に機能的、実務的な組閣が出来ず、 国益を損ねたりしているので、悪い面ばかりが強調される結果になるのでしょう。 「省益」「族議員」なども広い意味で派閥ですし、それらもあまり国や社会の為に なってないことのほうが多いですし。 あと、群れるのが嫌いな人も居ますが、本当に群れるのが嫌いな人は群れることに 興味がないので群れないだけなので、派閥そのものを悪く言う人は派閥に入れて もらえないから文句言ってるのかもしれませんね。イソップの「きつねと葡萄」 みたいなものかも。

xiaonientien
質問者

お礼

派閥に配慮するために、魅力的な内閣にならないというご意見はごもっともです。 でも、今ちょっと思ったんだけど、万年野党の日本社会党にも派閥がありましたね。べつに閣僚ポストが待っているわけでもないのに。そして、べつに政策というよりもウマがあう、あわないであったしね。

  • YoshiMu
  • ベストアンサー率41% (96/229)
回答No.1

感情的な視点からのコメントで恐縮ですが、派閥=烏合の衆という感じを受けます。 政策の一致を以て、在籍するのではなく、有力者の傘下に入る。派閥に在籍することが目的となっているため、有力者の意見=派閥の意見となってしまっているという印象です。ここに政策集団としての価値がいかほどあるでしょうか? 「党の意向に従わない人は除籍とする」と公言し、少数意見を叩きつぶす。これ自体は党のあり方としての問題ですが、派閥にも同じことがいえると思います。 こういう行為がまかり通るため、派閥=数あわせに過ぎない、と感じるのです。

xiaonientien
質問者

お礼

おっしゃるとおり、派閥は純粋なる政策集団ではないでしょう。 選挙や、政治活動にかかわる資金などの援助を派閥の領袖に期待する、また ある程度当選を重ねれば閣僚ポストがまわってくるであろうという期待など さまざまな要素があることは否定しません。 しかし、そのような要素があるからといって、政策の要素を全否定してしまうのは、どうでしょう。 また、政策集団として「党の意向(政策?)に従わない人は除籍」されることはあたりまえで、むしろそのような場合、自主的にやめるべきです。それをもって、派閥をダメというのは、政策で集団を作ることを否定することになるのではないでしょうか。もちろん、党の意向=政策で場合が多いことは、重々承知しております。

関連するQ&A

  • 派閥って

    小池氏、町村派を退会=「派閥の時代でない」-自民 派閥って、結局は政党の中に政党があるみたいな感覚でしょうか、もしくは違う政党が連立しているみたいな? もし、説明するとしたらどういう説明が分かりやすいでしょうか?

  • 中選挙区時代の自民党の派閥について

    中選挙区制の頃は、自民党の派閥は若手政治家の教育機関になっていました。また派閥が政策集団にもなっていたため、自民党の中で政権交代のようなことも起こっていました。ですから今の自民党よりも、はるかに良かったと思うので中選挙区制に戻した方が良いと思うのですが、そう思っているのは、僕だけですか?

  • 「派閥」(またはそれに相当するもの)があるのは自民党だけなのでしょうか?

    政治には無知なので教えて頂きたいのですが、事ある毎に出てくる「派閥」「旧派閥」という言葉がありますよね。 これは自民党にだけ存在するものなのでしょうか。自民党以外の政党には似たようなものは存在しないのでしょうか。 政界の情勢を見ていく中で、この「派閥」というものは重要な意味を持つものだと思っているのですが、よく分かっていません。 仮に次の総選挙で政権が交代するような事があったとしても、新政権でも同じように「派閥」が重要な意味を持ってくるのであれば、ほとんど何も変わらないような気がしているのですが…。どうなのでしょうか。(一通り政治のニュースは見ているつもりなのですが、質問内容に変なところがあれば、どんどん指摘頂いて構いません) どうぞ宜しくお願い致します。

  • 自民党は、何を恐れているのでしょう。

    このところの麻生政権や自民党は、なぜあそこまで政権にしがみつこうとしているのでしょう。 政局より政策だとか、今の首相じゃ選挙を戦えないから首をすげ替えようとか... 確かに今の支持率で選挙になったら大敗するのは目に見えています。 でもねえ。 そもそも、二大政党制というのは政権交代を前提にしてるんじゃなかっのじゃ? そのために、小選挙区制を導入したはずだったのじゃ? どちらの政党が政権を取っても、また復活することもあるというのが、西欧民主主義型二大政党制ですよね。 現に、自民党だって細川政権時に野党になったけどすぐ復活した実績があるじゃないですか。 あのときは河野総裁が「過半数を取れなかったら潔く下野する」って言ってましたっけ。 なのに、今回はまるで、今政権から離れたら永遠に戻れないと思ってるような執着ぶりです。 今の経済情勢は1年くらいでよくなるわけはない。 民主党政権になってもすぐに支持率が低迷し、また選挙という声が出ないことはないし、そうでなくても大連立の可能性もあるのに。 他の西側民主諸国じゃ、戦後同じ政党がずっと政権を担当した例はなく、それが常識なので、決して恥ずかしいことじゃないと思うのですが… それとも民主党政権になったら、ロ?アみたいに野党弾圧されて二度と浮かび上がれないと思ってるのでしょうか? 一方の民主党。 何をそんなに焦っているのでしょう。 何が何でも解散と言ってますが、任期満了まであと半年ほど。 今の経済情勢といい閣僚の体たらくといい、政権が続くほど自民党の支持率は下がる一方。 仮に首相が替わっても、小泉さんほどのカリスマはいないし、たらい回しの印象が強まるだけ。 むしろ後になるほど、選挙で大勝できると思うのですが。 私が選挙対策担当なら、もう少し政権を任せて敵失を誘い、秋の選挙に備えますが、素人考えでしょうか?

  • 政権のしくみについてふと疑問に思ったのですが、

    政権のしくみについてふと疑問に思ったのですが、 例えば衆議院選挙で自民党と民主党が同数の議席を取ったとします。 この場合、政権はどちらの政党が担当するのでしょう? またどちらも単独過半数にならず、さらに政策不一致などの理由で どの第三政党とも連立が成立しない場合はどうなるのでしょうか。 現実には起きにくい状況と思いますが制度の確認として教えてください。 もしかしたら公民の授業で習ってるのかもしれませんが全然覚えてません。 よろしくお願いします。

  • ずっと自公政権が続くのでしょうか?

    結局、現在の日本の政党は、自民党以外に中心になって政権担当能力がある党がないのかと思います。 でも今後ずっと自公政権というのも変な気がします。 自民党との連立相手の組み替え、もしくは自民党以外の連立で担うもう一つの政権を担うパターンがでてくるというのが、シナリオ的に考えられと思います。 小選挙区にしてみても、2つの政党に意見が集約されたわけではないですね。2大政党制よりは意見の多様さから穏健な多党制のほうが日本はあっているように思えます。 今後どうなっていくのでしょうか? また、そのように考えると小選挙区は日本にあっているんでしょうか?

  • 政党の政権担当能力とは?

    ヨーロッパでは保守系だけでなく、社会民主主義政党などが政権を担当したりします。 確かフランスなどでは、PACSなどは左派からだったと思います。 スウェーデンでは逆に右派が政権担当能力がどうか試されている現状です。 政権担当能力ってその政党の理念、イデオロギーや実現したい政策だけでなく、外交や民法、刑法の改正などイデオロギーとはあまり関係ないことまで含めての能力を指すということなんでしょうか? 日本の自民党との連立以外のものには何が足りないんでしょうか? ダウンズの政治空間の単峰型の選好であれば、政権交代もスムーズということなんでしょうか?

  • 連立政権って?

    自民党の単独政権が終わって以来ず~っと続いている連立政権。数の論理で与党が過半数の議員数を確保するっていうことは判るのですが、そもそも思想や政策が違うからそれぞれの政党があると思うのですが、何故対立する政党が手を組んだりすることが成り立つのでしょう? 前なんて正反対の主張をする自民党と社会党が組んだ事もありましたよね。他の国でも同じようなことはあるのでしょうか?不思議です。

  • 日本に二大政党制は必要か?

    民主党はもともと自民党から政権奪取して二大政党制を日本に実現するために結党された政党だと認識しています。しかしながら昨年の総選挙での自公連立政権の圧勝と今回の堀江メールの不祥事によって、民主党には政策立案能力はおろか、十分な政権チェック能力も喪失してしまったように見受けられます。今や民主党の「政権奪取」の掛け声は戯言としか聞こえません。 小泉改革路線という自助努力も無視できませんが、だからといって自民党がいまだに与党の座を占めて一党独裁的な性格が微動だにしないことは確かです。どこかの社会主義国家体制のような強い官民癒着体質や天下りが改善されず、特別会計の見直し不徹底など旧態依然として官僚の既得権益が守られていることも気に入りません。 しかし二大政党制というのは、もともと米国的考えで日本の政治風土に合わないのでは、とも考えてしまいます。 一方、二大政党制が実現すれば、交互に政権を担当することになるので二大政党が政権を担当して内政・外交経験を積む機会が生じ、さらに二大政党が平等に各省庁から行政情報を入手しやすくなり、両党の政策立案能力が高まり、政権チェック能力も向上するメリットもあると思うんです。 自公連立政権が、死に体民主党を制圧しつつある現在こそ、日本の二大政党制の是非について皆さんの闊達なご意見を聞いてみたいと思っております。 よろしくお願い申し上げます。

  • 連立政権?政党?何時から?

    早速ですが連立政権、政党と言うものがありますよね。自民と公明とか。 ああいうのは何時そうなるのかなと思いまして 連立を届け出たりしているのでしょうか? そのタイミングに決まりはあるのでしょうか? また衆議院と参議院で別の連立政党とかありえるのでしょうか? もしかしたら、ものすごい頓珍漢な質問をしているのかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。