• ベストアンサー

地熱の起源

ruehasの回答

  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.5

こんにちは。#3です。 核分裂によって生み出されるエネルギーは放射性物質1g当たり、 「0.07×(30万×1000)^2」になります。 もちろん、この自然崩壊は何万年に一回、原子単位でしか起こりません。地球内部にある自然放射性物質の含有量は地表と大差はないと思います。ですが、地球の全体の容積を考えて下さい。これの密集しているところがウラン鉱脈であり、このような場所では地面が暖かくなっています。ここからウランを掘り出してきて濃縮してやれば原子力発電所は百年でも二百年でも発電ができます。果たしてこの熱が、46億年前の衝突エネルギーと一緒に地球内部に閉じ込められているというわけです。 地表のマグマが冷えて固まるのに一億年ほど掛かりました。それ以来40億年以上に渡り、地球内部はまだドロドロに溶けたままです。厳密にはマントルは固体ですが対流をしています。地球深部に蓄えられた熱がホットプルームとなって地表近くに上って来るのに何億年が掛かります。そして、それが冷えて核に沈み込んでゆくのにまた何億年です。 運ばれた熱が地表から放射される割合は極少量ずつです。地球大気には温室効果というのがあり、地表の輻射熱はそのまま宇宙へ放出されません。温室効果ガスに阻まれた放射熱はその半分が地表に弾き返されるのであります。このため、地表から放射される熱量は常にそれを差し引いた分だけということになります。そしてその熱は、地表から毎日廃熱されなければならない太陽エネルギーの2%程度でしかありません。 このように、地熱が冷えるといいましてもそれほど容易いことではないです。ですが、地球全体では自然放射性物質の量はだんだん減ってゆきます。産熱が放熱を上回ることはありませんので、地球は間違いなく冷えてゆきます。

shozi_nk
質問者

お礼

御礼が遅くなり申し訳ありません。 いろいろ新しい見方を教えていただきました。 有り難うございました。

関連するQ&A

  • なぜ地球内部の熱は核分裂の熱なのですか

    地球内部の熱は核分裂によって発生した熱だと言われていますが、どんな根拠でそのように考えられるのでしょうか。 上部マントルは超塩基性岩でできていると思いますが、超塩基性岩には特に放射性元素が多いわけではないですよね。地殻には花崗岩や砂岩が最も普遍的に分布しますが、超塩基性岩の放射性元素の含有率は花崗岩や砂岩のそれとだいたい同じですよね。だとすると、超塩基性岩ではつまり上部マントルでは核分裂の熱はそれほどたくさんは発生しないのではないかと思います。 下部マントルと地核には、上部マントルや地殻に比べて多くの放射性元素が含まれているのでしょうか。もし含まれているのなら地球内部の熱は核分裂によって発生した熱だというのは分かるのですが、それなら下部マントルと地核に放射性元素がたくさん含まれているとする根拠は何でしょうか。 地球内部の熱を人間が感じることのできる主なものは溶岩の噴出や温泉ですが、溶岩や温泉水には放射性元素やその崩壊生成物が多く含まれているわけではないですよね。ということは、地球内部の熱が核分裂によって発生したものだとする考え方を溶岩や温泉水は否定しているように思えるのですが。 それとも、マントルや地殻の放射性元素の含有率は花崗岩や砂岩のそれとほぼ同じであっても(つまり、放射性元素の含有率は小さくても)、地球内部には核分裂の熱が溜まることに、計算上、なるのでしょうか。素人の感覚的にはとても溜まるとは思えないのですが...。 地球内部の熱は核分裂によって発生した熱だと言われていますが、どんな根拠でそのように考えられるのでしょうか。

  • 放射性元素の崩壊熱とは?

    核分裂で発生する熱は、アインシュタインの式から判る質量欠損による膨大なエネルギーであることは理解できます。 一方使用済み核燃料などで、原子核が放射線を出して崩壊し、安定な核種に変化する過程で出るエネルギー、すなわち崩壊熱なるものの源はなんでしょうか。核分裂による質量欠損ではないと思いますが。 また、地球内部でマントルを溶かしている熱はこの崩壊熱であると言われていますが、マントルの中に大量の放射性元素が含まれていると聞いたことはありません。火山から流れ出る溶岩が大量の 放射性元素を含んでいるということは聞いたことがありません。それなのになぜ地球内部の加熱 方式が崩壊熱と言えるのでしょうか。 もし崩壊熱の説が正しいとして、地球内部にこのような放射性元素が集中してたまっていないと、永続的にマントルを溶かしていることは不可能でしょう。一部は地球表面にウラン鉱石などで露出して いるとしても、そのような大量な放射性元素が地球内部に集積している理由はなんでしょうか。

  • マグマはなぜ燃え続けてるの?

    地球内部にある核やマントルって燃え続けているんですよね? どういう原理で熱を発生させているのでしょうか? 酸化して燃えるのとは違う原理なのでしょうか? どなたか知識をお持ちの方お願い致します。

  • 原子炉崩壊物質、核分裂物質、原子炉焼却灰、放射性

    物質、死の灰、高濃度核分裂物質、低濃度核分裂物質、核分裂化合物、放射性元素、放射能、 放射線、揮発性核反応物質、こんなに有ったらさっぱり分かりません。 いま日本を飛びかってるのは、この中でどれですか。ヤッパリ原子炉内部物質の死の灰ですか。

  • 地球内部の熱の熱源は何ですか。

      その熱源は今も熱を発生し続けているのですか。 地球の中心部では核融合反応もしくは核分裂反応が起こっていると考えられますか。 またその熱は地球表面から発散し失われているのですか。 地球内部の総熱量は計算されていますか。 地球内部の総熱量と総発散量の関係を示す熱方程式はありますか。 それを基に地球内部の熱は時間とともにどのように変化するのか分かっていますか。  

  • 地表では太陽からの輻射熱と地熱、どちらが大きいの?

    地球の0メートル地点では、太陽からの輻射熱と、地球内部からの熱の放射熱とではどちらをより大きく受けますか?

  • 地球内部の核分裂での放射線は人類に影響ないの?

    地球内部では、ウランやトリウムなど核分裂を起こしていると教わりました。地表の人類にはその放射線などは影響ないのでしょうか?

  • 地球上でどのくらい人類は生存していけますか

    以前、放送大学の講座で地球のマントルが冷えるまで1000万年と説明した教授がいましたが、これはどのような根拠ですか ? 地球内部の熱は放射性物質の崩壊により地球初期より冷めないでいるといわれてますが、それ以上に月の潮汐力によるものではないのでしょうか。 現在のペースで資源を使い続けると人類はどの程度の期間生存していけると思いますか。 そして、その頃の地球はどうなつてると思いますか。

  • 地熱は宇宙に放熱されるのか?

    地球内部は高温・高圧だそうですが、その熱は、どんどんと発生してくるものなのでしょうか? それとも、長い年月をかけてだんだん熱が冷めていっているものなのでしょうか? 地球は、誕生したばかりのときはとても高温で、 だんだんと冷えて生物が生存できるようになったと聞いています。 となると、今後もどんどん冷えていき、いつかは冷たい星になってしまうのでしょうか? 地熱はどんどんと宇宙に放熱していっているのでしょうか? また、地球は太陽から熱エネルギーをもらっていますが、 それは地熱が宇宙に逃げる量と比べるとどちらが大きいのでしょうか?

  • 地球内部の放射性元素→何個?

    どうして地球が熱い(地熱)なのかという、原因の一部が  放射性元素が 崩壊するときに、熱が発生する・・・という説明を聞きました。 この放射性元素というものの数は、有限なのでしょうか? つまり・・・ 次から次へと、この元素なるものが 崩壊していったとして、 いつか、この元素も なくなってしまうのでしょうか? 何個といって、数えきれないほどたくさんあるのでしょうけれども、 これが有限なのかどうかを知りたくて、質問しました。 よろしくお願いいたします。