実行線量と等価線量の違いについて教えてください。

質問

実行線量と等価線量の違いについて教えてください。

下記説明文では正直よくわかりません。
用途の違いなど、わかりやすく教えていただけないでしょうか。

◆等価線量：放射線が人体を通過するときの人体へ及ぼす影響は、放射線が人体に与えるエネルギーの量だけでなく、放射線の種類にもとづく違いも考慮する必要がある。人体へのエネルギーの与え方は、放射線の種類によって異なる。
人体への影響の度合いは、人体へ与えられるエネルギー量（吸収線量）に、放射線の種類にもとづく違いを考慮した係数（放射線荷重係数といいます）をかけると求めることができる。
計算式は、以下のとおり。
等価線量＝吸収線量×放射線荷重係数
◆実行線量：放射線の種類と性質、人体の組織や臓器の種類によって、人体が放射線を受けたときの影響は異なる。これらを考慮して算出する放射線量を実効線量という。実効線量は、放射線の被曝管理に用いられる。
つまり、組織や臓器ごとに、（吸収線量×放射線荷重係数×組織荷重係数）を計算し、全身について合計した線量が実効線量となります。

回答No.2

USB99 · ベストアンサー

例えば、心臓の冠動脈形成術（ＰＣＩ）でいうと、とりあえずは皮膚への損傷が問題になります。
Ｘ線で皮膚が発赤したりして、数日後とかに問題になりますので。

この場合、皮膚にどれだけ放射線があたったかを計算しますが、それは等価線量です。

しかし、ＰＣＩ時には同時に、骨髄や心臓、肺、乳房も被曝します。骨髄、心臓、肺、乳房への放射線（この場合、Ｘ線）の影響まで加味したのが、実効線量です。

お礼

回答いただきありがとうございました。

回答No.1

noname#154615

結論から言いますと実効線量が被ばくの基準になります。放射線の被ばくの人体の影響は人体のどの臓器が被ばくするかによっても危険度が違います。放射線はすべて人体の細胞内の遺伝情報ＤＮＡに影響を与えることが問題となります。ですからここに放射線を出す物質があったとして１ｍにあるのか１００ｍ先にあるのが体に取り込んで住まうのかでは危険度が異なります。さらにいくつか種類があり、取り込むと危険性が高いものがあります。要するに種類によって危険度は異なるということです。そこで種類に関係なく危険性をある基準化したのが等価線量でそれを被ばくする臓器の危険性まで考慮したのが実効線量です。

お礼

回答いただきありがとうございました。