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格闘技の打撃時における発声についてです。
種目にもよるとは思いますが、 格闘技などでは打撃時に発声や掛け声をすることも少なくないと思います。 ボクシングなどでは「シッ!」っとか、 空手などでは「ハィ!」とか「エィ!」とか。 私は日拳(日本拳法)の道場に現在通わせていただいてますが、 そこでもやはり「エィ!ヤァ!トゥ!」などの掛け声を出す練習をしています。 日拳の連盟のルールは剣道と結構似ていて、 技が決まったときの「一本」は審査員の判断で決まるため、 そういう意味において掛け声は非常に大切であることは分かっております。 しかしながら、私の場合は「エィ!」はいいのですが、 「ヤァ!」や、特に「トゥ!」の場合は力が抜けてしまい、 無言で打撃を出したときより、むしろ威力が落ちてしまう感じがします。 これは私の発声法に問題があるのかもしれませんが、 「エィ!」や「フッ!」などの短い音の発声ではいい感じに力が入る気がします。 そこで質問ですが、 掛け声や発声を行うときのコツみたいなものはあるのでしょうか?
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ポケモン博士です。 まず格闘技で大切なのものの一つに呼吸法があります。 実際にやってもらいたいのですが、懸垂やバーベルを持ち上げるとき、 (1)呼吸を止めて持ち上げる。(2)呼吸を吸って持ち上げる。(3)呼吸を吐いて持ち上げる。 この3つをやったとき、(3)が一番力が出るのが分かります。 しかし、ただ吐けばいいってもんじゃありません。 力を振り絞る時には、呼吸も振り絞らなくてはならないのです。 例えば風船の空気を抜いたとき、小さい穴から空気を抜くと出て行く空気に力があり、 推進力さえ出ます。しかし大きい穴で一気に空気を抜いたときは一瞬「ファ」っと空気が抜け終わりです。 実は2サイクルのガソリンエンジンも同じく、 2サイクルの排気マフラーの穴が小さいのは排気干渉によって力が逃げないようにしているのです。 これは人間にも当てはまるのです。 だからボクサー等はパンチを打つ際に一番コンパクトで力が入るように「シュ シュ」と呼吸を絞っているのです。 次に「エィ トゥ」と言うのは日本の格闘技によく見られますが、 これは「腹の底から力を出す。気合を出す」というのとは別に「体内の重心を下げるため」に行なうのです。 人間は恐怖になると呼吸が浅くなります。これは恐怖で体をこわばらせるため横隔膜も動かなくなってしまうのです。だから呼吸が浅くなるのです。 よく「丹田」という言葉を聞いたことがあると思います。これはヘソの下にある人間の重心の中心です。 気合を入れる際はここに意識を集中しなくてはなりません。 話を元に戻しますが、呼吸が浅くなると重心が上に上がってくるのです。 空手のような武道護身術は倒されるというのが極めて危険なのです。 もし重心が上げって入れば簡単に転ばされてしまいます。 だから重心を下げて下半身を安定させなくてはならないのです。 それには訓練が必要です。 だから気合にも似た「エィ トォ」を腹から(丹田)から出させているのです。 この訓練によって実践でビビらないように胆力をも養おうとしているのです。 日拳や剣道の掛け声は少し大袈裟ですが、実践でもでかい声や太い声、 安定した声は相手に威圧を与えます。 >「ヤァ!」や、特に「トゥ!」の場合は力が抜けてしまい、 無言で打撃を出したときより、むしろ威力が落ちてしまう感じがします。 これは先ほど言ったように、やはり呼吸を絞らないとダメです。 息を出しすぎるから力が抜けるのです。 でも先ほど言ったように丹田からの呼吸によって重心を安定させて戦うと、 呼吸も必然的に整ってくるし、気合も力強くなると思います。 全力で練習していると、やがて力を抜いたときが一番力が出ることが分かります。 それまでは肺活量を養うつもりで全力でやってみてください。 極真創始者のマス大山は「極真を強くさせるエッセンスは恐怖」と言ってます。 恐怖が人間を強くさせると思います。 漢(男気)を養ってください。 御健闘祈ります。
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- 呂布 奉先(@N1K2JShidenkai)
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代理師 ふざけてるんじゃないですが、今GYAO(ギャオ)で空手バカ一代が放映されていまして、 チェストー と主人公 飛鳥ケン は息吹か、掛け声か、出してます 実際試したらバーベルが 10kg上乗せ出来ました、何回やっても力の加減が調節できいい感jじでした 発声のこつとしては腹式呼吸に近い感じか、あるいは喘息患者のマウスピース(病院にはあるんですが 3500円します)私は軽度喘息に老いてWからかかってしまい、マウスピースの発声の仕方で かなりジャブとか、ノーモーション系の小技が速度、威力ともにあがりました 家族に所持してたら貸して もらうといいかと。
お礼
マウスピースは確かにはめると力が入りますね。 喘息の方もマウスピースをはめるんですね…知りませんでした。 ありがとうございました。
- typeo
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空手では短い気合より長い気合のほうが良いと言われてます。 理由は短い気合だと動作が途切れてしまい居着いてしまいがちだからとか。 長い気合には残心の意味もあり次の動作に移りやすいそうです。 船越義珍翁の気合は「ホーイー」と長かったそうです。 うちの道場にも「ほぉーーぁーーーぃーーーー!」と長い気合の人がいます。 おまけに強いです。 大きい声で気合をかけると「トォー」も「ホォーィ」も聞いてる方からするとあまり変わらないのでハ行で発音してみてはいかがでしょうか。 しかし日拳って気合の言葉が決まってるんですか? 空手だとでかい声ならある程度自由です。
お礼
なるほど長い気合ですか! 私は短い方がいいと思っていたので意外でした。 そういわれてみれば私の通う道場にも長い掛け声の方も結構いる気がします。 今度、是非試してみます。 ちなみに日拳の場合も発声は自由…だと思われます。 「トォーリャーッ!」って言ってる人もいますし(笑) ありがとうございました。
- pepsinex0001
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直接打撃経験者です。 なぜ攻撃時に声を出させるのかは、分かりやすく且効果的に上達させる為の「教え方のコツ」と思います。なので単に声を出すといっても喋るような出し方ではなく「腹から声を出すよう指導されてるはず」です。 武道は心身の鍛錬ですので、気合を入れる、自らを鼓舞する、集中力を高めるなど精神的意味合いも勿論有りますが、腹から声を出すと自然と腹筋が絞まるので突きや蹴りにより力が入り攻撃の際には非常に有効です。 さらにもう1つの重要な効果として腹から息を吐くと自然に吸い込むので「呼吸させる」という効果があります。組手のラッシュなどの運動量は短距離走並かそれ以上にハードです。この為、息を止めての連打や、吐くだけ(口だけの発声)の連打をしてると酸欠になり息切れして運動量が落ちてしまいますし、酸素不足は思考力も鈍ってしまいますので単調な攻撃や怪我の危険までついてきます。組手にて長く攻撃を続ける為、冷静さを保つ為には「呼吸は絶対必要」なのです。 こういった行動を体に覚えさせる為にも、入門時からこのような教え方が分かりやすく効率が良いのですね。上達してくると無駄が省けて声も大げさなものではなく簡素になってきたりもしますが、基本は同じでしょう。
お礼
なるほど、呼吸させるという意味もあったのですね。 確かに無酸素運動での連打では酸欠になってしまいますね。 それと腹から声を出す、やってるつもりでできていないのかもしれません。 腹筋に力が入っているか気を配りながらやってみようと思います。 ありがとうございました。
- Hypnos7
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武道有段者です。 打撃時に発声する武道でないですが、呼吸に気を配っています。 力を入れる、力を出すのは違うとよく言われます。 力を入れるのは力が伝わらないので良くなく、力を出すことが良いことだと。 息を吐く(腹式呼吸)のに合わせて動作(突きとか)を行うと力むことなく力が伝りやすくなります。 テレホンパンチの状態にもならなくなります。 息を吐く動作と上手く合うような掛け声が良いものだと思います。
お礼
呼吸に合わせて打つ…という感じですね! 息を吐く動作と上手く合うような掛け声を考えてみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
ポ、ポケモン博士!?…ポケモン言えるかな歌えます? 話は変わりますが、私も色々自分の発声法を見直してみたら、 おっしゃるとおり、息を吐き過ぎているかもしれないと思いました。 息を吐くときに絞って出すって感じですね? あと、重心を下に…恥ずかしながらそこまで考えてませんでした。 非常に参考になるお話、感謝です。 ありがとうございました。