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レイドオフ

いつも参考にさせて頂いています。 最近、話題?のレイドオフのメリット&デメリットって? タイガー・ファウラー、遼君もレイドオフに修正しているとか?・・・・・(先週、遼君のTV番組でも取り上げていました) できればクロスとの違いについても解説して頂ければ、より理解し易くなるので助かります。 宜しくお願い致します。

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noname#163326
noname#163326
回答No.1

daisengolf こんばんは。 >>タイガー・ファウラー、遼君もレイドオフに修正しているとか? これらの選手に限らず、ここ2~3年スイング改造するプロが急増しています。 レイドオフ自体は最近の流行ではなく、15年位前ドライバーが大型化し始めた頃から、レイドオフにする選手が多くなりはじめました。 ただし、以前のレイドオフと最近それとは似て非なるものです。 昔のレイドオフは単にトップをコンパクト(トップでシャフトが地面と平行の手前までしか上げない)にしたために、結果的にレードオフになっていたのですが、近年のそれはシャフトが並行まで行っているのに飛球線の左(後方から見て)を指す選手が増えています。二つの違いはなんでしょうか。 それは始動直後~トップの間のどこかで左前腕をロールさせるかどうかにあります。昔のレードオフはクロスと同じく左前腕ロールを使いません。 タイガーや石川選手がやっているレイドオフスイングではコックを早く使うと同時に左前腕をロールさせハーフウエイバックで左右の前腕が同じ高さになるようなイメージを持ちます。つまり、腕をローリングさせてフェースロテーションを大きく使いますので、トップはスクエアから若干オープン気味になります。開いたフェースを閉じながらインパクトに向かうわけです。インパクトでスクエアに戻す高度な技術が要求されます。余分な動き(腕のローリング)が入る分、インパクトでスクエアに戻すには多くの練習が必要となります。 このような複雑な打ち方を敢えてツァープロが採用したがるのは、難しさを補って余りあるメリットがあるからです。 つまり、フェースロテーションを大きく使う分ドライバーでは飛距離が出ます。最近は大型チタンでも、以前に比べ重心距離が短くなっていますし、シャフトも進化して開いたフェースが以前より戻りやすくなっています。そのため、インパクトの再現性の難しさをギアが補ってくれるのであればより飛距離の出る打ち方をしたほうが得なわけです。 それからこの打ち方は、アイアンでも大きなメリットがあります。 前腕をロールさせフェースローテーションを使うことにより、クラブのソールを滑らせるように使えるようになります。 最近のボール性能の特徴として、以前のクロスやフェースをクローズに使うレイドオフスイングのように「赤道」目掛けて上からリーデイングエッジ打ち込むような打ち方は合わなくなっています。「払い打ち」というのは語弊がありますが、赤道よりもより下のほうにフェースを入れていく打ち方でないと、ボール性能を十分に引き出せません。しかしこの打ち方はダフリと背中合わせになります。 しかし、ソールを滑らせるように使えればその心配は少なくなります。 少々手前から入っても大きなダフリにはなり難いのです。 リーデイングエッジから赤道より下に入れようとすると、少し手前から入っただけで「ザクッ」っとなってしまいますが、それが防げます。 インパクトが多少ずれてもミスがミスになりにくく、縦の距離感が狂いにくくなるのはシビアなセッテイングで戦うプロにとって大きな魅力です。 しかもソールを滑らせるような打ち方はロフトを寝かせて使えますから、高弾道ショットも容易です。 ベン・ホーガンなどは現在の打ち方を50年前からしていたのですが、タイガーなどはホーガンと比べてインパクトへの入射角をより浅く(ボールを上からつぶさない)し、インパクト以降フェースを被せないようにして高弾道を打っています。 フェースローテーションを抑えたクロスが流行りだしたのはニクラウスの影響が大きく、ドライバーでもアプローチのような感覚で打って正確性を求めた結果なのですが、飛距離不足を大きな体重移動で補っていました。 まとめますと、最近のスイングの流行は、 ・テークバックでのコックの使い方が早い。 ・左前腕を大きくローリングさせフェースの開閉を使う。 ・体重移動が少ない。 といったところでしょうか。

guchi930
質問者

お礼

とても詳しく解り易い説明をアリガトウございました。 素人の私には、とても真似の出来ない高等技術みたいですね。 大変参考になりました!

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