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三相誘導電動機の等価回路について
- 三相誘導電動機の等価回路についての質問です。
- 1次巻線はスター結線として考えるのが一般的なのでしょうか。
- また、測定の際にはスター結線であることが前提となるのでしょうか。
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正確には、最初に「Y接続としたときの一相あたりの等価回路」と断り書きをいれるべきかと思います。電動機本体がΔ接続になっていても、等価的にY接続に変換し、インピーダンス類にY接続の値を使って、一相あたりの等価回路で計算しても、正しい結果が得られます。 特に断りがない場合には、Y接続での等価回路を使う場合が多いように思います。 もちろん、Δ接続一相あたりの等価回路を使って計算しても良いですし、場合によっては三相二相変換しての等価回路を扱うこともあります。(例えばベクトル制御を考えるときには、二相に変換しての等価回路を使う場合もあります。) スターデルタ起動のときも、スター接続の場合と、デルタ接続になった場合でそれぞれY接続一相あたりの等価回路を作れば、計算できます。
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- foobar
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#1お礼欄に関して。 特に断りがない場合には、暗黙の了解でY接続1相あたり、として計算してよいかと思います。 正確には、「この電動機『Y接続』1相分の」というぐあいに、明示されるべきかとは思いますが。
お礼
foobar様 回答ありがとうございました。 頭がすっきりしました。 またご指導おねがいします。
- EleMech
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変圧器、電動機の等価回路は、単相で考えています。 わざわざ簡素化して単純にしてあるので、余計な事は忘れましょう。 円線図も、そこまで難しいところは私が持っている参考書でも出ていません。 最近の10年間で、そこまで問うた問題は出ていませんので、図がどういった意味を持っているかだけを知っていれば良いと思います。 ちなみに単相に考えてよい理由は、三相が単相を三台結合させたものと同じだからです。 ただ、Y結線ではVが他相のコイルと結合して√3倍になり、△結線ではIが他相と合流して√3倍になるだけなのです。 詳しくは位相を合成した結果なので、一度そういったベクトル図を参照してください。
お礼
EleMech様回答ありがとうございます。 単純化で考えたいのですがどうも3相になると頭がこんがらがってしまいます。 ベクトル等も参考にして頭がすっきりするまで時間がかかりそうです。
お礼
foobar様回答ありがとうございます。 特に断りがが無い場合スター結線として問題がでているということですね。 重ねてすいませんが、今回の疑問に思った問題です。多分電検3種の過去問だと思います。 問題 三相200Vの電源に接続されて、すべり4%で運転している三相誘導電動機がある。 この電動機1相分の1次抵抗が0.2Ω、1次に換算した2次抵抗及び全漏れリアクタンスは、0.22Ω及び4Ω である。この電動機の出力(発生動力)Wはいくらか?励磁電流は無視する。 答えは 負荷抵抗 (1-0.04)*0.22/0.04=5.28Ω 相電圧200/√3 とインピーダンス|Z|=|5.7+j4|=6.96 よりI=16.58[A] 出力は3p0=3*I^2*5.28=4360[W] もし1次巻線をΔ結線と考えると負荷をスター結線に変換してインピーダンスが1/3となるので Iは上記スター結線で考えたときの電流の3倍よって出力も3倍となってしまうと思います。 答えが二通りになってしまうのではと思いました。 ただ断りが無い時はスター結線と考えるのであれば納得と思った次第です。 この考え方でいいのでしょうか? なんどもすいません。