食品の放射能と測定方法

このQ&Aのポイント
  • 食品中の放射能について、アルファ線、ベータ線、ガンマ線の違いと測定方法について説明します。
  • アルファ線は外部被曝には影響しないが、内部被曝には危険があることを理解しましょう。
  • 放射能汚染された食品を避けることが大切ですが、α線だけでなくβ線、γ線にも注意が必要です。
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食品の放射能と測定方法

放射線にはアルファ線、ベータ線、ガンマ線などあるようです。 アルファ線は透過力が弱いので外部被曝は人体に悪影響は無いが、電離作用が強力なので放射性物質を体内に取り入れてしまった内部被曝は危険だそうです。 通常の事態であればアルファ線を発する放射性物質を吸い込んだり食べたりすることもなく、アルファ線自体も空気分子に衝突して消滅する(?)ので、簡易型の放射線計測器ではアルファ線を感知しないものも多いようです。 さてそこで、政府発表の放射線量というの三線(α線、β線、γ線)で計測しているのでしょうか、それとも二線(β線、γ線)で計測しているのでしょうか? 原子力事故の現場においては、二線の放射線量こそが最も重要だと思いますが、放射能汚染された食品を食べて引き起こされる内部被曝においてはα線量を無視できないのではないかと心配しています。 それとも、β線、γ線量の大きい食物を避けていれば、α線も避けることができるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

良く勉強されておりますね。 私たち放射線管理を仕事にしている者が測定をおこなう時は、対象に応じて測定方法も使い分けます。 まず、人が作業したり生活をする場所については、空間の線量やその場所の表面汚染密度を測定し、空気中の塵埃に含まれる放射性核種の種類や量なども調べます。これは、俗に言うベータ線やガンマ線がメインです。ただ、そこにアルファ線を放出する放射性物質がある時にはアルファ線も調べます。 次に、質問者さんの言う食料等ですが、こちらについてはもっと詳細に調べます。その中身としては、魚や肉、野菜、牛乳、飲料水などあらゆる項目の品目をサンプル用に採ってきて表面の汚染状況や含有量全てを検査します。これは、線量測定と言うよりも汚染検査と言います。(正確には環境サンプルモニタリングと言います。) 測定方法は質問者さんのいう測定器ではなくもっと詳細に測定できる装置があるのでそちらを使用します。それらの測定結果を基に全ての品目を簡易検査(表面から測定)を全数に対し行いますので安心出来ると思います。 参考に下記に様々な測定器が載っています。 http://www.aloka.co.jp/products/category/radiation.html http://isotope.c-technol.co.jp/ http://speed.sii.co.jp/pub/segg/hp/index.jsp

bara2001
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 牛乳、ほうれん草から放射性物質が検知されたというニュースのごく初期の段階で、単位がシーベルトだったので疑問に思いました。 回答者様の説明を読み、その後夜になってからのニュースでは単位がベクレルに変わって、放射線の量と放射性物質の量はとりあえず別物だと理解できました。 専門家に解説していただき、すっきりしました。

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