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【できぬ】の『ぬ』の発音は本当に『NU』?

よく時代劇とかで語尾に『ぬ』を使っていますが(できぬ・させぬ…etc)、当時は本当に『NU』と発音していたのでしょうか? 当時は録音なんかできないので全て文語体での記録ですよね? 国語は得意ではないのですが、どうしても違和感があって…現代人の感覚からしたら言いにくいように思えます。 できん、させん…と言った方が自然だと感じるのは現代人だからでしょうか。 例えば、かしこまった場面では『NU』と発音し、日常では『NN』で発音していた…ということは有り得ませんか? 歌舞伎などの古典芸能では『NU』で発音されており、代々伝承されてきたものでしょうから【改悪】はされていないのでしょうけども、実はあれは【誇張】のための発音ではないのかと思ったのです。 日本語の発音って本来は50音ではないと聞いたこともあります。 ではこの場合の『ぬ』は現代の『ぬ』では無かった…なんてことはありませんか? 日本語の歴史についてお詳しい方、どうぞご教示くださいませ。

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回答No.2

ルイス・フロイスが著した「日本史」という本があります。 これは戦国時代に来日していた宣教師が日本について書いたものです。 ここには当時の日本の言葉がローマ字で書かれており、つまり当時の人々の発音が分かるのです。 それによると、ひらがなの発音は現代使用している発音と変わりないことが伺えます。 つまり少なくとも戦国時代以後は、今の言葉と発音が同じということです。 「ぬ」は私たちもつかっている「NU」の発音ですね。

motos1224
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 『日本史』はネット上には原文が見つけられなかったので、紙媒体のものを探してみます。 ご存知でしたら教えていただきたいのですが、 ルイス・フロイス『日本史』の記述は、【口語】をローマ字で書いてあるのでしょうか? それとも【書き写し】なのでしょうか? 例えば、 誰か日本人に「こう書くんだよ」と書いてもらったものにフリガナ(ローマ字)を当てていったものなのか? それとも、自分の耳で聞いた日常会話をローマ字で綴って行ったものなのか? 知りたいのは、文語体のものを発音する のではなく 日常的にどう発音していたのか なんです。 そもそも昔の書物は文語体でのものがほとんどですし、 口語体の書物も書く時には文語用の文字で書かれていれば発音の仕方なんて残ってないでしょうから… 実証は難しいのかもしれませんね。 もう一つ例を挙げれば… 現代の言葉では【ちょうちょう】と書くし、【chyouchyou】と発音しますが、 昔は【てふてふ】と書いた。 では、これを【tefutefu】と発音したのか、それともこれで【chyouchyou】と発音したのか。 仮に【chyouchyou】と発音したとした場合には、現代において何故それが判明したのか? …という問題に通ずると思います。 次から次へと疑問を投げかけて申し訳ありません。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • tomajuu
  • ベストアンサー率38% (304/782)
回答No.4

興味ある質問です! 私は飛騨の山奥に住むモノですが、 父(84歳)は 「え」と「ゑ」を使い分けてます。 「ゑ」は、今で言えば 「イェ」、「Ye」です。 「円」も、本来なら 「イェン」と呼ばれてたため、 表記は「YEN」なのだと思います。 そういう意味で、もしかしたら質問者さんがおっしゃられる、 「ヌ」を「ん」と発してたかも・・・は、 ある時代以降からは そうかもしれません。 口語と文語とではで違う・・・とは承知してますが、 文語調の片鱗、昔ながらの発音がを今でも見い出せる場合がある(私の父)ことから、「どの時代からか」は判りませんが、「ぬ」と言ってた時代・「ん」に言い替えた時代・・・があると思います。

motos1224
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなり申し訳ありません。 私としては謎の解明にまで至ることが出来ませんでしたので、また改めて同じような質問を立てさせていただきます。 よろしかったら、またご見解を頂ければ嬉しいです。 ご回答頂いた皆様にあらためてお礼申し上げます。 ありがとうございました。

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (638/1650)
回答No.3

文法の本にはよく「ぬ(ん)」「む(ん)」と書いてあります。昔の人も正しく「ぬ」とか「む」とか発音するのは多くの労力がいったのでしょうね。私は歴史に詳しくないので、いつごろから、とは言えませんが、かつては「ぬ」「む」と発音していたが、いつからか両方「ん」と発音するようになった、という見方は正しいと考えています。 はるか昔は母音だってもっと多かったんですから、この変化は当然でしょう。 いつごろから、については他の方にお任せします。

motos1224
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 古典文法は習ったのですが、はるか昔ですし真面目に授業を受けていなかったので詳しく覚えてないのです。 うろ覚えの記憶をたどれば、語尾の『ぬ・む』は『ん』に置き換えることができる…というような意味を教わったように思います。 ただ、置き換える意味は?と不思議に思います。 日本語って難しいですが、面白い物ですね。 ありがとうございました。

  • gadovoa
  • ベストアンサー率28% (835/2910)
回答No.1

「ぬ」です。 古典で勉強しませんでしたか? まず、公式です。 (1)未然形+ぬ(連体形)→打消 (2)連用形+ぬ(終止形)→完了 すなわち、「ぬ」の前が未然形なら《打消》、連用形なら《完了》です。 もう一つは、その「ぬ」自体が連体形なら《打消》、終止形なら《完了》です。 このどちらかで必ず見分けができます。

motos1224
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >古典で勉強しませんでしたか? 古典で勉強したのは、あくまで【教師が発音する口語文】でした。 知りたいのは古典という【教科】での文法ではなく、実際に当時の人がどう発音したかなんです。(どちらかと言えば民俗学に属するのでしょうか) 状況として 刀を抜いて対峙する侍が「許せぬ!」と激昂してる時に、律儀に「NU」と発音していたのかなぁ…と。我々現代人からしたら不自然に聞こえるので…。 No.2の方のご回答では、当時ローマ字で書かれたものが外国にあったと提示されていたんで「なるほど」と思えますが(それ自体はまだ未見ですし内容が分からないので謎なままですが)、国内に残る記録には『ぬ』としか記載されていないのですから、それをどう発音したかが知りたいのです。 口語と文語に差があるのが日本語の特徴だと思いますが、口語はそれこそ口伝で伝わってるわけで、それが伝言ゲーム中に『ぬ』を発音しやすい『ん』と置き換えたのか、それとも元々分末尾の『ぬ』は『ん』と発音するけれど記載時はあくまで『ぬ』だったのか…ということが知りたいのです。 唯一口伝が伝わっている伝統芸能は【誇張の世界】だと思いますので、大げさでアクセントの付きやすい『ぬ』はそのまま『NU』と表現した→そして現代に伝わる口語は伝統芸能だけなので、時代劇や小説では、それをそのまま引用して『NU』と発音するかのように定着した…なんて推理してみたんです。 古い文書の現物を読んだことが無いので、当時の人は語尾に『ん』を全く使わなかったのか、使い分けていたのなら、どういう使い分けがされていたのか。 もし、『NU』が『NN』に変化していったのだとしたら、どれくらいの時代からなのか…。 すいません、どんどん質問が深くなってしまいました。

motos1224
質問者

補足

すいません間違いました。 >古典で勉強しませんでしたか? 古典で勉強したのは、あくまで【教師が発音する口語文】でした。 【教師が発音する口語文】→【教師が発音する文語文】

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