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遺伝子多型研究のサンプル数・評価について

現在、ある遺伝子多型について、健常者と罹患者との比較で、ある疾患の発症危険度との関連を調べています。 (1)サンプル数について疑問に思っているのですが、このような研究の時、健常者・罹患者それぞれ何例くらいと設定するのが妥当と考えますか?  現在のところ、それぞれ40検体くらい集まっていますが、不足でしょうか。 (2)発症しているかどうかの診断基準について、医師による診断名が付いているかどうかではなく、その疾患の治療薬が処方されているかどうか、という基準で罹患しているかどうかとみなすのは困難でしょうか。

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回答No.1

(1)統計学的面からみてn=4で検定はできます。よって、n=40で問題ないと思います。ただし、nは多いに越したことはありません。 n=40で差が出なかったことがn=60で差が出るというのはあまり考えられず。 n=4で差が出たものがn=40すると差がなくなるというのはそれなりにあります。 n=40はそれなりに多い数だと思います。 nがもっと欲しいなら、まず、手持ちのサンプルでデータ解析してみて、どのような傾向があるかを掴んでみてはどうでしょうか?nを増やすのはそれからでも遅くはない筈です。データの行く末が暗闇なのにnばかり集めても苦労に終わるだけかも知れませんからね。 (2)羅漢者=医師による診断あり。だと思います。また医師による診断がないと治療薬の処方もありえないと思います。キーはその診断を何(マーカー)でやっているかですね。遺伝子でないとすると血液でしょうか。遺伝子と血液がセットであれば、血液サンプルで健常&羅漢をカテゴライズし、遺伝子でその傾向を統計することも可能かもしれません。

tamuken12
質問者

お礼

 回答いただきありがとうございました。 現在検討しているのは、血液データに基づき診断できる疾患についてです。 よって、ご指摘いただいた方法で検討可能と考えます。  人によっては、遺伝子研究は1群100サンプルは当然という考えの人もいて、なかなかつらいなと考えていたところでした。  とりあえず現在のサンプルを使って検討してみようと思います。 どうもありがとうございました

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