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トリプトファンの蛍光特性とは?
- トリプトファン(Trp)の蛍光消光はタンパク質の分子間相互作用解析の1つで、スタン・ボルマー式で表されます。
- 蛍光消光の原理は、励起状態のTrpのエネルギーが隣接するリガンド分子に吸収され、Trp周辺環境により蛍光特性が変化することです。
- 質問1では、どんな分子でもTrpの励起エネルギーを吸収するのかについて、質問2では「励起エネルギー」とは「電子」のことかについて、質問3ではどのような周辺環境が、どうTrp蛍光特性を変化させるのかについての質問です。
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Stern-Volmer で解析するような蛍光消光というのは,励起状態から「エネルギー」が共鳴移動という量子力学的な原理で相手方に移っておこるものが基本です.光子放出を伴わない,無輻射遷移の一種です. ちゃんとした本を丁寧に読んだ方がいいです.
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- c80s3xxx
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いや,根本的に誤解してますんで. 振動や熱になったら何にもなりません. 中途半端な知識をこんなところで聞きかじるんじゃなくて,ちゃんとした教科書を読むべきです.
お礼
一応ですが,最初の回答のあと資料を調べた上でのコメントでした. 専門分野が違うので正しく理解できてないのかもしれません. 資料 T大S田先生(2006)反応動力学演習講義資料 応用物理学会(2007)応用物理.第76巻,第10号. >中途半端な知識をこんなところで聞きかじるんじゃなくて,ちゃんとした教科書を読むべきです. その通りだと思います. ですが,図書館に足を運べる状態でないので.パソコンで情報収集しております.
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
うーんと. まず,励起と蛍光についてのところから,ちょっとまじめに勉強すべきだと思います. エネルギー移動による蛍光消光の原理を云々するのはその後でしょう.
お礼
現時点でのトリプトファン蛍光消光に関する私の知識は以下のようなものです. 足りない点がありましたら是非アドバイスいただけませんでしょうか. トリプトファン側鎖のインドール環は,波長295nmの光で励起され,蛍光波長340nmを発する. 「励起された」とは,インドール環上の共鳴電子が基底状態から比較的高いエネルギーを持つ状態に変化したことで, 蛍光によりエネルギーが光子として発散され,電子は基底状態に戻る. 発散された光子が近傍の分子に吸収される場合,インドール環の特定の蛍光波長は減退する. (今回とは関係ありませんが,FRET, BRETはこの原理を利用している) 蛍光強度をリガンド濃度に対してプロットして回帰すれば親和度を定量化できる.
お礼
アドバイスありがとうございます. 無輻射遷移は,光放出ではなく振動(熱エネルギー?)としてエネルギーを逃がすことで 励起状態から基底状態に緩和する. ということが,ざっくりとですが,理解できました. 蛍光消光に関して言えば, 分子間相互作用により,励起されたインドール環のエネルギー緩和経路が変化し, 光放出の代わりに隣接分子への無輻射遷移に変わったため,蛍光が弱まる,ということでしょうか. トリプトファンの無輻射遷移は特定の分子種にのみ起こるのでしょうか? 1-NPN?脂肪酸?