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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:財政と金利の関係についてわからないことがあります。)

財政と金利の関係についての疑問

このQ&Aのポイント
  • 財政と金利の関係について知りたいです。
  • バラマキ政策が行われると金利が上昇する理由を知りたいです。
  • 人気がない国債を買ってもらうために設定金利を高くすることはできるのか疑問です。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.3

ここで言う「金利」というのは国債の券面に印刷してある「金利」ではありません。 「国債」という紙に印刷された証書の表面に「100万円、5%」と印刷された国債があったとします。この国債は「国が100万円を借りて、100万円に対して5%の利息(ということは5万円)を支払うことを約束した証書です。1年後には元本の100万円と利息の5万円の合計105万円が手に入ります。 ところが急にお金が必要になり、この国債を売りたいと思いました。いくらで売りますか?というより、いくらなら売れると思いますか?105万円じゃ売れませんよね。1年後に105万円にしかなりませんから、そんなものを買ってもうまみがありません。ですから105万円で買おうという人がいるはずがありません。かといって、100万円で売ってしまったら悔しいですよね。じゃあ、102万円で売ることにしましょう。これなら売れるでしょう。 では102万円で買った人から見たらどうなんでしょう?国債と言う名前の紙切れを102万円で買いました。1年後には105万円になります。もうけは3万円ですから、儲けの率は 3÷102×100%=2.94% となります。これが買った人から見た「金利」すなわち「市場金利」です。金利が上がったとか下がったとかいうのは、券面に印刷されている金利ではなく、この市場金利なのです。 という話をしているところへ、「100万円、5%」の国債を98万円で売りたい、と言う人が現れました。質問者さんは買いますか?これを買うと、どのくらい儲かるのでしょう?1年後には105万円手に入ります。その国債が98万円で買えるわけですから、儲けの率(市場金利)は 7÷98×100%=7.14% です。債券の価格が下がったら金利が上がったわけですね。 ところで、98万円で売りたいという人は、いったいなぜ98万円で売りたいと思ったのでしょう? 実は、もっと儲かるものを見つけたからなのです。それは12%も儲かるのです。その儲かるものを買うためにお金が必要だったのです。100万円で買った国債を98万円で売り、2万円損しました。これで得た98万円に手持ちの2万円を足して100万円にし、その儲かるものを買いました。1年後には112万円になります。 102万円の出費で112万円が得られるので金利は 10÷102×100%=9.80% となります。2万円損しても、こちらの方がお得ですよね。ではこの12%も儲かるモノと言うのはいったい何でしょう? それは株です。 ばらまき政策になると、企業は借金をしなくても投資資金が手に入るようになります。今までは借金をしなければできなかった設備投資や、新製品開発投資をするようになります。そうなると企業の業績が上がりますから、株式の配当が増えます。ですから債券よりも株の方が有利になるのです。 となると、債券を持っている人は、株式を買いたいと思うようになります。債権が現金になる来年まで待っていたら、株価が上がってしまい、儲けが少なくなってしまいます。ですから、すぐに株を買いたいのです。そのためにはすぐに国債を売ってお金を得なければなりません。すぐに売るためには多少安くしなければすぐには売れません。ですから、債券の市場価格が安くなります。債券の市場価格が安くなるということは、上で見たように市場金利が上がる、ということなのです。 というわけで、風が吹けば桶屋が儲かるように、ばらまき政治をすると市場金利が上がるのです。

momon39812
質問者

お礼

本当によくわかりました★ 大変ご丁寧なご説明をどうもありがとうございます。 今後も勉強していきたいと思います。

その他の回答 (3)

  • gamma_gtp
  • ベストアンサー率39% (53/134)
回答No.4

他の回答者さまが、お答えになっていますが、 まず質問者さまが、単に「金利」と呼んでいるものには、どのような種類があるか、それぞれはどのような意味であるかを確認しましょう。 まず、金利1=「市場金利」があります。 これは国債が、市場で何パーセントで取引されているかを表しします。 国債の「利回り」(金利2)は、ほぼ同じ意味です。 一般に「長期金利」(金利3)と呼ばれるものも、ほぼ同じです。 市場金利(=利回り、長期金利)は、文字どおり市場で自由に決まる金利です。市場金利は日々(正確には秒単位で)変化します。 次に、毎月発行される国債それぞれついて決められている金利、すなわち元金(額面)に対して、何パーセントの利息が支払われるか、という金利があります。 これを通常、「表面利率」ないし「クーポンレート」などと呼びます。 銀行の定期預金の金利に相当するものです。 (ここまでに金利を表す用語が5つでてきました (^^) ) さて、ここでご質問に戻ります。 >「バラマキ財政になりそうだという予測がたつと、金利が上昇する」と聞きます この文章における金利は、1の「市場金利」のことです。 流れを一言でいうと、「バラマキ財政を行うと、将来、金利が上昇するとみなが予想するので、そのために現在の市場金利が上昇する」ということになります。 やや詳しく言うと、「バラマキ財政になると、バラマキの財源を調達するために、将来にかけて国債を大量発行せざるを得ない。大量の国債を国民(多くは銀行などの金融機関)に買ってもらうには、国債の表面利率を今後、引き上げざるをえくなるだろう。それを先読み・予想して」それに先行して、現在の市場の金利が上昇するということです。 したがって、 >日本経済があぶないと予測がたつとなぜ金利が上昇する 「あぶない、すなわち金利が上昇」するというわけではありません。 政府の財政が悪化(あぶない)⇒ 国債を増発せざるを得ない⇒ 増発するには、将来の国債の表面利率を高く設定せざるをえない⇒ そのため「将来、金利は上昇する」と多くの人が予想する⇒ その結果、現在の市場金利が上昇する、というわけです。 次に >(3)当局は国債を買ってもらうために設定金利を高くする。人気がないからといって高い金利を設定することはできるのでしょうか? ここでおっしゃっている「金利」は、もうおわかりのとおり国債の「表面利率(クーポンレート)」のことです。 国債の表面利率は、その国債を発行する時期の条件を考慮して、発行者すなわち政府(財務省)が決定します。 利息を支払う政府は、国債の表面利率は少しでも低くしたいはずです。逆に買う側の国民にとっては少しでも高いほうが良いはずです。 それらを考慮し、政府は「国民が買ってくれるであろうと予想されるなかで極力低い水準」の表面利率で発行します。 国債が順調に発行できているうちは問題はありません。 しかし、国債を大量に発行する、すなわち売れ残りを出さないように、国民に大量に買ってもらう必要がでてくれば、政府は表面利率を引き上げざるを得なくなるわけです。 したがって、 「当局は国債を買ってもらうために設定金利=表面利率を高く設定する」ことになるわけです。

momon39812
質問者

お礼

ご丁寧なご説明を本当にどうもありがとうございます。 よくわかりました^-^ 今後も勉強を続けていきたいと思います。

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.2

>わからないのは(3)の部分で、人気がないからといって高い金利を設定することはできるのでしょうか? 金利を決める人が逆。売り手が金利を決めるのではなく買い手が金利を決める。 国や企業が「額面100万円、金利2%」と債券の発行条件を決めることはできるが、それを買うかどうかは買い手側の判断。信用度が低くて2%じゃ割に合わないと投資家が思えば、「額面100万円で金利2%の債券が90万円なら買ってもいいよ」という。そうすると「90万円で100%+表面金利」が手に入るので金利が上がる。 >将来お金の需要が増えそうでもないのになぜ金利が上昇するのでしょうか? 需要が増えずに供給が増えそうだから金利が上昇する。 お金の需要に対して供給が過剰になると金余りでインフレになる。日本政府が国民全員に1人当たり100億円のような膨大な金額をばらまくような極端な例を考えると分かりやすい。 モノの量は増えていないのに国民全員が100億円以上の金融資産を持つようになるから物価は上昇する。 このようにインフレが予想されると金の貸し手側は金利を引き上げないと割に合わない。 1000万円貸して10年後に1100万円を返してもらっても、物価が2倍になっていれば、1100万円で10年前の550万円分の買い物しかできないので損。 だから金利が上がる。

noname#118086
noname#118086
回答No.1

危ない・人気が無いとなると、そこの国にお金を預けておこうという人は少なくなり 他の安全な国へと資金を移動させます。 するとお金を調達するのに金利が低いままでは出来ないので、金利を高くすることで 資金調達しようという流れになります

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