太平洋戦争時の徴兵について

このQ&Aのポイント
  • 太平洋戦争時の徴兵について気になる点があります。
  • 徴兵猶予中の学徒が出陣させられたり、中学生が徴兵されたりという状況がよくドラマや映画で描かれる一方で、実際には男性教師が残っていたケースもあるそうです。
  • 戦争末期にも兵役に就かずに残っていた男性が意外と多数いたのか疑問です。
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太平洋戦争時の徴兵について

太平洋戦争時の徴兵について 昨日「15歳の志願兵」を見ていて、ふと思ったので教えてください。 学徒出陣もそうですが、兵力不足の為に徴兵猶予中の学徒が出陣させられたり、一応「志願」で中学生が徴兵されたり、本当に「根こそぎ」な状況だったというのを、よくドラマや映画で見かけます。 でも、空襲や原爆体験者の話などの中で、父親が家に居た、というのをよく目にします。 昨日のドラマ内でも男性教師がけっこう残っていました。 一方では、男性教師は全員徴兵されて、学校には女性教師しか残っていなかった、というのを目にしたこともあります。 実際はどうだったのでしょうか? 戦争末期にも、意外と多数の男性が兵役につかずに残っていたのでしょうか?

  • elth
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  • eroero1919
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回答No.2

現在の自衛隊には入隊の年齢制限というのがありまして、「18歳以上27歳未満の者」と決まっています。一応、その年齢なら入隊はできるということになります。 世界中どこの軍隊でも似たようなものだと思います。特殊技能(医師や何らかの研究機関)を持っているなら話は別かもしれないですが。 つまり、基本的にはその年齢の範囲が「兵隊として使える」という範囲だと軍隊は経験上判断しているということだと思います。ちなみに、軍隊の世界では昔から25歳くらいになるとオッサン扱いで、30代ともなると「じいさん」と呼ばれるそうです。ついでに、ホストの世界も25歳くらいでオッサン扱いで、30代はおじいさん扱いらしいですよ。 兵隊つーのは結局のところ体力勝負なので、年をとった人間だと体力もないし視力も悪いしで使い物にならないということになるのです。また、軍隊つーのは時に無謀なこともやらせることもあります。丘の上にあるトーチカを占領しろみたいなね。人間年をとると臆病になりますから、オッサンやじいさんの兵隊にそれをやらせようとしても皆な死ぬのが怖くてへっぴり腰で戦って話にならないなんてことにもなります。自動車事故なんか、若い人は無謀運転で事故を起こしたりしますが年齢と共にそういう事故は減っていくわけです。 しかし、国家存亡の危機なんていうとそんなこといってられませんから、上限を少し広げ、下限を少し広げ、となるわけです。また視力が悪かったり色盲だったりして徴兵検査で不合格になる人もいます。 また沖縄みたいにもうそこが戦場になってしまうと年齢もヘッタクレもあるかとなって14歳で兵隊扱いにされた鉄血勤皇隊みたいのが出てくるわけです。しかし、一応14歳は徴兵できない建前ですから「日本軍鉄血勤皇部隊」ではなくて「志願民兵部隊鉄血勤皇隊」となっているわけです。 第二次大戦末期のドイツ軍となるともうベルリンにソ連軍が来るなんてレベルですから年齢どころの騒ぎではなくなるので、60歳のじいさんだろうが小学生だろうが銃持って戦えなんてなるわけです。映画「ヒトラー最後の12日間」ではおじいさんや小学生くらいの子供が出てきますがあれは本当の話なのです。でも、いざ子供を兵隊に無理やり仕立てたといっても肝心の武器がなかったらしくて、実際に部隊に送られた子供たちが武器がないので僕たちどうすればいいですかと古参の兵隊に聞いたら子供が使い物にならないことくらい兵隊も分かっていますから応援してろなんていわれたという話が残っています。 ドイツは今も昔も徴兵制なので、60歳のおじいさんも軍隊の経験がありますからいきなり軍隊に放り込まれてもどう立ち回ればいいか分かります。また、韓国なんかじゃ中学の体育の授業で軍事教練がありますから中学生をいきなり軍隊に放り込んでもそんなに手間はかからないわけです。 しかし、現代の日本人は元自衛官以外は軍隊の経験が皆無なので、いきなり軍隊に放り込まれても全く使い物になりません。そもそも「だいいちそーていは、ひとよんさんまる」なんていわれたってフツーの人はその意味すらわかりませんからね。 管理教育全盛の80年代に育った私たちの世代は運動会などに合わせて行進訓練なんかをしましたから、たぶん今のゆとり世代の方々より軍隊じゃ使い物になるはずです・笑。

elth
質問者

お礼

25歳を過ぎるとオッサン扱いだったんですか。だから20歳前後での兵隊経験を語っている人が多いのですね。 視力でひっかかるのは聞いたことがあります。 他にも色んな要因で徴兵検査不合格になる人が多かったのでしょうか。 「使える人が少なかった」という意味での兵力不足だったのでしょうか。 だとすれば、とりあえず若さには問題の無い学生から動員されていったということですね。 とても解りやすい説明、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#125540
noname#125540
回答No.3

テレビで観たところでは、学徒出陣の際に理科系の学生は除外されたと言っていました。 技術者だと出征せずに兵器工場か何か、作る側に動員される人もいました。 また、兵隊ではなく、国の命令で専門技術者として外地の工場で働いていた企業マンもいたようです。 他の方がおっしゃるようにコネで何とかというのも中にはあったらしい。 戦争末期には30代~40歳ぐらいの「補充兵」が投入されました。 以前に現役兵と補充兵について仕組みを教えてもらったことがありますので、ご参考に。   ↓ http://okwave.jp/qa/q4287916.html 紹介された伊藤桂一著『兵隊たちの陸軍史』という本、新潮文庫で読みましたが、大変参考になりました。 20歳で徴兵検査を受けて甲・乙・丙などランク分けされ、平時は全員が兵役に付くわけではなかったんだそうです。でも実際に軍隊に入っていなくても、12年~17年ぐらいの予備役、補充兵役などの期間があり、何かあった場合には呼ばる可能性が。そんなに期間があるとは大変な。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E5%BD%B9%E6%B3%95 こんなページがありました。 「成人男子って全員徴兵されたのですか?」 平時で16%。日中戦争当時で50%、太平洋戦争末期でも70%です。 平時に乙、丙合格で現役免除になった人でも太平洋戦争末期の根こそぎ動員で召集をかけられてます。 http://www6.atwiki.jp/army2ch/pages/33.html#id_01ed39f3

elth
質問者

お礼

太平洋戦争末期で70%ですか。 不合格や職種など、色んな要因で残り30%の成人男子は兵役についていなかったのですね。 色々参考になりました。 ありがとうございました。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3635/18948)
回答No.1

残っていたのは日清日露の勇士達(老人)と有資産家で兵役を免れた人(コネ)達です そのほかに丙種不合格になった人たちです 乙種不合格の人たちで有用な技術を持っている人たちは不合格を取り消されて徴兵されたようです 私の父は度近眼で乙種不合格だったが薬剤師であったために前線に送られて終戦の直前に戦死しました 残っていた人たちは金の力か戦力外の人たちだったようです

elth
質問者

お礼

そうなんですか。 では、意外と戦力外の人が多かったということでしょうか。 年寄り子供以外の男はほとんどいない!というイメージを持っていたので・・・。 ありがとうございました。

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