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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:観測史上最大の星を発見 太陽の265倍)

観測史上最大の星を発見 太陽の265倍

このQ&Aのポイント
  • 太陽系から16万5000光年離れたタランチュラ星雲の奥深くにある「R136a1」という星の発見。
  • 質量が太陽の265倍もある巨大な星であり、これまでに発見された最も重い星の約2倍にあたる。
  • この星は100万年若く、太陽の何百万倍もの光を放っている。

質問者が選んだベストアンサー

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  • debukuro
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回答No.2

星の質量が大きくなると核融合が盛んになって放出されるエネルギーも大きくなります このエネルギーの大部分はガンマ線として放出されます ガンマ線は光速度で運動しますが何度も内部の物質との衝突を繰り返しながら千年から一万年かかって星の外に出て来るのでそのエネルギーを内部に置き去りにし内部の温度が上がり温度が上がると圧力も上がります この圧力が外からの重力に対抗して星が潰れるのを防いでいます 星の質量が大きくなって温度が上がり60億℃以上になると今までのガンマ線の代わりにほとんどのエネルギーはニュートリノの形で放出されます ニュートリノは内部の物質とほとんど反応せずに問題の星だと6秒くらいで外に出てしまいます 内部にエネルギーを残さないので温度が下がり圧力も下がります 内部で支える圧力がないので星は自分の重みで潰れてしまいます つまり重力崩壊です この反応は提唱者にちなんでチュー博士の反応と呼ばれています 大きすぎる星は誕生と同時に超新星爆発を起こしてしまうので星として観測されるほどの時間星として存在できないはずだと言うのです

その他の回答 (2)

noname#185706
noname#185706
回答No.3

こちら↓の記事もおすすめです。 http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100723/57944.html 特に、そこにある >太陽の約1,000万倍の明るさを持つ。 という部分が重要だと思います。この明るさはこの星の「エディントン限界光度」なるものに相当するからです。 明るい天体は、自分が出す莫大な電磁波(光など)の圧力で、自分自身(の一部)を吹き飛ばしてしまうことがあります。球対称性を仮定したとき、天体の出す電磁波による外向きの力と、天体の重力による内向きの力がちょうど等しくなる明るさをエディントン限界光度(Le)といいます。 http://plain.isas.jaxa.jp/~ebisawa/TEACHING/2007Komaba/2007Komaba/node51.html にあるように、天体の質量を M とすると Le = 1.3×10^38 (M / 太陽質量) ergs/s です。太陽の光度 Ls = 3.8×10^33 ergs/s を使うと Le / Ls = 3.4×10^4 (M / 太陽質量) (*) となります。 これらの式からわかるように Le は天体の質量 M に比例します(Le ∝ M)が、ふつうの(主系列の)恒星の場合、L の M に対する依存性は L ∝ M^(3~4)  (3~4 はひょっとすると違うかも) のように、よりきつくなっています(ちょっと重いだけですごく明るい)。太陽のようなふつうの恒星ではもちろん L < Le なのですが、恒星の質量が大きいほど、L / Le は大きくなり、その比が 1 にかなり近い場合には、恒星はなんらかの擾乱があると自分の光で自分の一部を吹き飛ばしてしまうものと考えられます。それによって恒星の質量は抑えられるので、L > Le となるほどの大質量星はそもそも形成されないのではないか(星を構成すべき物質が集まれないのではないか)と推測されるのです。(球対称性を仮定しなければよいのでしょうが・・・。) 今度見つかった星の場合、質量 M ~ 265 太陽質量 で、これを上の(*)式に代入すると、 Le / Ls ~ 9×10^6 となります。先に引用したこの星の明るさは L / Ls ~ 10^7 ですから、L ~ Le です。つまり、この星はほぼ「限界的は明るさ」で輝いており、星の外層部分は折に触れて少しずつ自分の電磁波の圧力で吹き飛ばされている可能性が高いのです。先ほどの記事には >「R136a1」の誕生当初にはさらに重く、太陽の約320倍の質量があったと推定された。 ともあり、すでに太陽の約55倍もの質量が失われたもようです(その原因は別にもあるのかもしれませんが)。 質量が失われれば、それに応じて L は Le より急激に減じて、 L < Le となり、星はより安定な状態になります(他の不安定性は残るかもしれませんが)。 このような L ~ Le の大質量星は数が少ないので、L = Le となる質量が正確にいくらであるかについてははっきりわかっていないと思いますが、これまでに見つかったもっとも大きな星の質量は M = 100~150 太陽質量 であったようで、今回見つかった恒星の質量 M = 265 太陽質量 はその記録を更新したというわけです。 余談 ニュース記事だけではわからないのですが、今回質量が測定された星が連星である可能性はないのだろうか、と気になります。もし、ふたつ(あるいはそれ以上の数)の星が互いに近くに存在して、それらの質量の合計が 265 太陽質量であれば、ひとつの恒星の質量としては新記録にならない可能性があります。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.1

星の質量が大きくなると核融合が盛んになって放出されるエネルギーも大きくなります このエネルギーの大部分はガンマ線として放出されます ガンマ線は光速度で運動しますが何度も内部の物質との衝突を繰り返しながら千年から一万年かかって星の外に出て来るのでそのエネルギーを内部に置き去りにし内部の温度が上がり温度が上がると圧力も上がります この圧力が外からの重力に対抗して星が潰れるのを防いでいます 星の質量が大きくなって温度が上がり60億℃以上になると今までのガンマ線の代わりにほとんどのエネルギーはニュートリノの形で放出されます ニュートリノは内部の物質とほとんど反応せずに問題の星だと6秒くらいで外に出てしまいます 内部にエネルギーを残さないので温度が下がり圧力も下がります 内部で支える圧力がないので星は自分の重みで潰れてしまいます つまり重力崩壊です この反応は提唱者にちなんでチュー博士の反応と呼ばれています 大きすぎる星は誕生と同時に超新星爆発を起こしてしまうので星として観測されるほどの時間星として存在できないはずだと言うのです

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