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電気自動車のエネルギー源と効率について
- 電気自動車のエネルギー源と効率について
- 電気自動車は石油燃料より環境的に優れているが、発電→送電→充電の過程には損失もある
- 従来の石油燃料式と比べて、電気自動車の効率はどうなのか気になる
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エネルギー効率を語る指標の一つに熱勘定というものがあります。 これは使用する燃料が完全燃焼した場合に発生する熱量(をJに換算)に対して 実際に仕事量として使うことのできる量の割合、と理解して構いません。 自動車用ガソリンエンジンの場合、理想状態で熱勘定は約3割です。 (燃やしたガソリンの3割分しか動力として取り出せず、残りは廃熱・振動として失われる) 火力発電の場合は3~4割程度。 これだけ比べると大差ありませんので、100kmを最高効率となる一定速で走らせる場合には、電気自動車の利点はないように思えます。 しかし実際の自動車の利用シーンを考えると長距離一定速なんて理想的な運転は殆ど無く、効率の悪い回転域を使用するケースが殆どです(停車時のアイドリングは効率0)。 一方、電気自動車の場合、出力時の効率は車速やモーター回転数に関わらずほぼ一定です。ハイブリッド車で燃費が大きく改善するのが市街地走行時なのもこの特性に由来します。 効率だけで言えば 市街地短距離→電気自動車 長距離一定速走行→ディーゼルエンジン車 と棲み分けが進むかもしれませんね。 >来、電気自動車が主流になって発電が間に合うのか、そのエネルギー源をどう確保するのか この点についてはあまり問題にならないと思います。 発電可能量は電力需要のピーク(真夏の昼間、皆がエアコンを掛ける時間)に合わせて用意されています。 その時間帯、自動車は充電してるより走っているでしょうから、夜間など発電量に余裕のある時間帯の余剰電力で賄えると考えます。
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- Kon1701
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自動車は、大きさや重さなどに非常に制約の多いエンジンの、狭い燃焼室で間欠的にガソリン等を燃焼させて力を発生させます。 これに対して、発電所は同じ石油等を使うにしても、高温で安定して燃焼させられるため、非常に効率よう発電できます。そして、電力にしてしまえば送電に多少の損失はあっても効率よく送り、かつモーターで力に変えることができます。効率、3倍4倍になるようです。 あと、発電が間に合うか・・・? 電気自動車のバッテリを挟むことで、風力や太陽電池など不安定(気象等に影響されやすい)な発電も利用しやすくなるでしょうね。深夜電力もより使いやすくなります。 多少発電所は増やさなくてはならないかもしれませんが。
お礼
そうですか、発電所のほうが効率がいいのですね。 ガソリンエンジンなどの内燃機関はエネルギー効率が20%強だと記憶します。 でも実際に電気自動車が多数を占めると、別の問題が浮上するのも確かなようですね。
- sanori
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こんにちは。 結局、原子力発電に頼ることになるということです。 バイオエタノールや太陽光、風力は、まだまだでしょう。 こんな記事がありました。 http://japan.cnet.com/news/commentary/story/0,3800104752,20392758,00.htm http://www.news.janjan.jp/living/0706/0705306380/1.php
お礼
参考になるURLです、有り難うございます。 一般過程でもガソリン代より電気代のほうが高くつきそうですねー。
- TNK787
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ガソリンを10リットル分精製し、ガソリンスタンドに届けてあなたの車に入るまで どれだけのエネルギーが使われるでしょうか?
お礼
>ガソリンを10リットル分精製し、ガソリンスタンドに届けてあなたの車に入るまで そうですね、それを無視したような考え方でした。 質問の焦点はどちらのほうが少ないエネルギーで、という意味です。 発電するにも原油を精製して運んでという過程は付き物ですから、その辺りの難しいことは抜きにして、石油燃料と電気だと、どちらのほうが少ないエネルギーで?ということを知りたかったのです。
お礼
詳しく教えてくださってありがとうございます。 内燃機関の効率が良くないことが判りました。 新聞やTVなどではメーカーの広告宣伝も狙っているのでしょうが、電力の供給側についてはあまり報じられていませんね。 どちらにしても石油燃料に頼ることにはなりそうですね。