• ベストアンサー

台風時の動径速度成分について

台風時の動径速度成分について 気象予報士の勉強をしていますが、参考書には台風の風速ベクトルが接線速度成分と動径速度成分に分解されると書かれています。 この動径速度成分は、詰まるところ何の力によって発生しているのでしょうか? これまで勉強の過程では気圧傾度力、コリオリ力、遠心力、摩擦力を学んだわけですが、ネット等を調べても得心がいく答えが見つかりません。 どなたか詳しいサイトをお教え頂くか、ご説明頂ければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yokkun831
  • ベストアンサー率74% (674/908)
回答No.1

動径方向成分は,つまるところ気圧傾度力によって発生しています。そもそもの風の原因が気圧傾度ですよね? 高気圧から吹き出す風,低気圧に吹き込む風,それぞれ気圧の高い方から低い方へと動径方向に空気が移動するわけですから,動径方向の力といえば気圧傾度力にほかなりません。 実際の風向が動径方向を向かないのはコリオリ力のためです。北半球で進行方向に対して右向きにはたらくように見えるコリオリ力によって,空気流は次第に右へと進路を変え,ついには気圧傾度力がコリオリ力とつりあって等圧線に平行に吹くようになります(地衡風)。また,摩擦力が大きいと,空気の移動する速さが制限を受けるため,速さに比例するコリオリ力の影響が弱まり,気圧傾度力がまさって動径方向成分の比が大きくなります。だから,海洋部より大陸部の方が風向と等圧線との間の角度が大きくなるのです。

ezl06131
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 ある程度理解していたつもりでしたが、ご回答により自分の勘違いに気付かされました。 助かりました。

関連するQ&A

  • 転向力と遠心力

    転向力と遠心力について理解できない説明があるので質問します。 http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~saito/job/writing/rep/taihu_03.htm の図1のように、 低気圧では 気圧傾度=転向力+遠心力 高気圧では 転向力=気圧傾度+遠心力 というつりあいが成り立っている。 転向力は速度に比例して大きくなるのに対し、遠心力は速度の2乗に比例して大きくなる。したがって、高気圧性の渦では、非常に大きな風速に対して上の力のつりあいは成立しえなくなる。これが、低気圧については台風のような強い渦が存在するのに高気圧ではそれほど強い渦が生じない理由である。 図1において、速度が大きくなると2乗比例の遠心力が大きくなって風は外向きに向かうんですよね。それと渦の強さというのは、どういう関係にあるんでしょうか。

  • ■鶏と卵?気圧傾度力・転向力・摩擦力・遠心力・風速■

    気圧傾度力・転向力・摩擦力・遠心力・風速・・・ これらがどのような順番によってどのように決まっていくのかが あいまいです。私が考えたのは、まず気圧差が存在し(気圧傾度力)、 それに釣り合う転向力が発生(?)して、なんとなく風が吹く? という感じです。でも、 転向力=2*空気の密度*自転の角速度*風速*sin(緯度) という式を見ると、まず風が吹いてそれに対して転向力が存在できるのかなぁ とも思えます。 一応センター試験程度なら解けるのですが、理解という点においては すごく不安な、危うい知識です。わかりやすく教えてください。

  • 台風:カテ解らずです

    日ごろ疑問に思ってた事があります 台風、ハリケーン、サイクロン呼び名は違えど 便宜上台風にします 予報などで中心気圧や風速データが正確に 表示されてますが どのような方法で測定しているのでしょうか? 唯一気象衛星が何かをやっていると予測はつきます 温度などは赤外線をつかって色でわかるような解析をしてますよね? それの中心気圧が見れる圧力版があるのですか? 風速計は? これらが解ったからどうなるものでもないですが 豆知識として知っておきたいです

  • 台風の中心の気圧とか

    強い台風が来ているようですが、 まだ台風が南の海上にいる時の 台風の中心付近の気圧ってどうやって測定するのでしょう。それと中心の位置、 最大風速、移動速度などは推定なのでしょうか。 NHKの気象通報にも海上ブイなど言われていますが 実際935ヘクトパスカルとか北北西に時速15Mとか 中心付近の最大風速は60Mとかはどうして測定値なのでしょうか。では素どれくらいの場所に測定の機器があるのですか。水温などは気象衛星からも測定可能でしょうが... 宜しく御願いします。

  • 台風の観測についての疑問

    本日フィリピン方面で台風5号が発生しました。 9pm現在で中心気圧 985 hPa、最大風速 25 m/sとのことです。 中心付近の最大風速が17.2m/s以上になった熱帯低気圧を「台風」と呼ぶそうですが、この風速や中心気圧は、誰がどうやって計測しているのでしょうか? 台風の発生場所や進路はその都度違うと思いますが、海上での観測のために気象庁の船がいつも待機しているとも思えません。 民間船舶に委託するにしても台風発生場所に必ず船がいるとは限らないと思います。 気象衛星ではそこまで観測はできないと思います。 どなたかご存知のかた、お教え下さい。

  • 台風の基礎、並の台風、大型台風、超大型

    自分でもしらべたのですが、並の台風、大型台風、超大型台風を 風速、中心気圧、速度(海上・陸)を比較して教えてください。

  • 台風

    台風の説明で、ちょっと理解できないところがありますので質問します。 (1)台風は、直径200~2000kmにも達する大気の巨大な渦で、その等圧線はほぼ同心円状を示し、中心に近いほど気圧傾度が大きく、風速は中心に近づくほど大きくなる。地表付近での風は台風の中心へ反時計まわりに吹き込んでいるから、台風の進行方向の右側では左側より風速も速く、強風の吹く範囲も広い。 この説明の最後の文が理解できないでおります。反時計まわりであることと、台風のまわりの風の強さというのは、どのような関係にあるんでしょうか。 (2)台風の進路の一般的状況 発生初期の台風は熱帯地方の偏東風に流されてゆっくり西ないし西北西へ移動する。そして、北緯20~25°付近の北太平洋高気圧の縁辺に到達すると、この高気圧の時計まわりに吹き出している気流にのってしだいに北西から北さらには北東に向きを転じていく。 この「縁辺」っていう言葉の意味がよくわかんないんです。どこを指しているんでしょうか。また、北西、北、北東に向きを変えるというのは、台風が ¥ /  → (¥はバックスラッシュだと思ってください。) というように左上からきて右上に逃げていくという意味なんでしょうか? (3)秋雨期 9月に入り、北太平洋高気圧が衰えて偏西風の南下が始まると、大陸の縁辺にあたる日本付近は気圧の谷が深まり、それが東ないし北東に進んでいく。このため、台風が北太平洋高気圧のへりに沿って北緯25°付近にまで北上してくると、気圧の谷にぶつかり、これとともに北東ないし東北東に進むようになる。 「へり」っていうのは・・・どこなんでしょう・・・

  • 海上の台風のデータ測定方法は?

    強烈な台風22号に襲われました。 ふと思ったのですが、海上にある台風のデータ(気圧、風速など)はどのように測定するのでしょうか。 考えてみると、陸上での普段の気象データの測定もどのようにしているのかなと疑問になりました。 各地の気象台の他に測定場所があるのでしょうか。

  • なぜ 台風にしない理由

    気象学もここでよいのでしょうか? 今列島をものすごい低気圧が通っていますね。 なぜ、台風の定義で熱帯(北緯度以南とか)で発生した物と決めたのでしょうか? 風速17m以下はどこで発生しても低気圧でイイと思いますが、なぜそこに発生場所までを条件にしているのでしょうか?  国際的に定義されていますね。 なぜ、そのように決めたのかの理由を教えてください。

  • 台風の中心気圧と風速は・・・

    いつも台風の中心気圧と最大風速が気象情報で一時間毎に放送されます。これらの情報(海上の時)はどの様に計測された情報なのでしょうか? 常時台風の中心に観測船がいるとも思えませんが??? それとも航空機で計測しているのでしょうか?