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偏西風波動と東西指数について質問です。

偏西風波動と東西指数について質問です。 気象の勉強を始めてまだ間もないので、基本的なことをお聞きします。 一般に偏西風波動というと、南北(赤道と極)の気圧傾度が大きくなって偏西風が強まり蛇行するものという説明になっていると思います。 一方、東西指数は南北(北緯40°と60°)の500hPa高度差(つまり気圧傾度)が小さくなって偏西風が弱まり蛇行するものという説明になっていると思います。 一見すると矛盾するようなこの現象の差は、どのように説明されるものなのでしょうか?

  • 地学
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noname#185706
noname#185706
回答No.1

回答が付かないようですので、素人のたんなる推測を書きます。間違っているかもしれませんが、悪しからず。 偏西風が蛇行するのは、南北の大きな温度差(よって気圧差)を大気の南北方向の動きを激しくすることによって解消しようとするためですよね(↓)。 http://okwave.jp/qa/q1142415.html 偏西風の蛇行が大きくなると、その大気流の速さは同じでも、流速ベクトルの東向きの成分は小さくなるでしょう(西風としては弱くなる)。また、偏西風が蛇行すれば、等気圧の点を結んだ線も蛇行するでしょうから、蛇行が大きくなると気圧勾配の南北成分(東西指数)も小さくなるでしょう。ですから、 >一方、東西指数は南北(北緯40°と60°)の500hPa高度差(つまり気圧傾度)が小さくなって偏西風が弱まり蛇行する については、蛇行が大きくなることが原因で、その結果として東西指数が小さくなると解釈すべきではないでしょうか。(蛇行していない状態で東西指数が小さくなると、それが原因で蛇行が生じる、というのではない。) ↓によると http://kobam.hp.infoseek.co.jp/meteor/zonal_index.html 東西指数は「4~6週間程度の周期で」変動しているとのことです。もともと流れの蛇行というのは一種の不安定性の反映なのでしょうから、赤道と極の温度差(気圧差)が変動しなくても、偏西風帯のローカルな事情によって蛇行の程度が変動するのではないでしょうか? 結局、偏西風の蛇行は不安定な現象であるので、その程度は時間的に変動し、それが東西指数の変動として観測される、ということではないでしょうか。

ezl06131
質問者

お礼

自分なりに考えたことも、東西指数の「原因と結果」でした。 その考えを補強できたことで納得できました。 ありがとうございました。

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