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マネーと信用について根本的なことがわかっていません。

マネーと信用について根本的なことがわかっていません。 よく、世界の株価が下がって、○○兆円が消えたとか、中央銀行が資金を供給して過剰流動性がどうとか、いう解説を目にします。 そもそも、お金はどのように生まれて、どの様に消えるのですしょうか? 金融危機の前後でマネーの総量は膨脹し、危機の後、急速に縮小したようなイメージを持っていますが、世界を駆けめぐる「マネー」とは、どの様に創り出され、どのようにきえてゆくのでしょうか? そもそも、お金ってなんでしょうか? 中央銀行が勝手にお金を作り出せるなら、ハイパーインフレにならない程度にどんどん刷ってただで配ればいいような。 きっと、経済学の基本なのだとは思うのですが、この本を読め、ここにちゃんと書いてある的なアドバイスがあれば、お願いします。

みんなの回答

回答No.3

>そもそも、お金はどのように生まれて、どの様に消えるのですしょうか? 興味深いですね、お金はどのように生まれるのかとは、よく聞かれますが、どの様に消えるのか、という問いかけは、ユニークですね。 これに関しては、 1「貨幣論」岩井克人 2「貨幣と象徴」吉沢英成 3「人間の経済」カール・ポランニー 4「マネーの意味論」ジェームス・バカン 等々 どの様に消えるのか、という問いへの回答はないと思いますが、ご質問者様の問題意識からすると、岩井さんの本が良さそうですね、岩井さんの最近の本も読まれると宜しいのではないでしょうか。 >金融危機の前後でマネーの総量は膨脹し、危機の後、急速に縮小したようなイメージを持っていますが、世界を駆けめぐる「マネー」とは、どの様に創り出され、どのようにきえてゆくのでしょうか? この件は、前の質問と重なってきますが、個人的には、金本位制の崩壊と申しますか、厳密な意味での「通貨と利子」の問題と考えられそうですね。 実は、金本位制に関しては、私も現在調べている途中で、なかなか良い資料が見つかりません、なにしろ、つい最近のことですから。日銀のホームページに資料がありますが、どちらかと言うと、歴史的な観点からの記述が多いようです。 「信用貨幣」に関しても、3の本に見られるように、アテネ・ギリシャの時代から、マネーの始まりに、信用が付着していたことは確かなようですから、「信用貨幣・現物貨幣」のような二元論的な対比は、かえって混乱の元かもしれませんし。 そのような訳で、私もこの件は、適当な資料を紹介することができません。 現在は、金融資本主義の時代と言われていますが、その辺りの本を探している最中です。 それでも、役に立ちそうなのが、 5「貨幣システムの世界史」黒田明伸 6「貨幣の経済学」 岩村 充 7「資本主義から市民主義へ」 岩井克人 聞き手 三浦雅士 8「貨幣の悪戯」 ミルトン・フリードマン 等々 >そもそも、この掲示板はそのような目的のためにあると理解しています。 「淡い期待」ですか、こうした控えめな態度は、見習いたい所ですね。 私も長年、一国経済学に固執している経済学に嫌気がさしていたのですが、最近、少し変わった論調が出てきて、私も、「淡い期待」を抱いているところです。 何かお気づきの点が有りましたら、私にも教えてください。お願いします。

mindspring
質問者

お礼

たくさんのヒントありがとうございます。 ネットで検索をしてみていたら、最近、企業通貨とか地域通貨とか、つまり、国の通貨高権とは無縁の「企業の信用」や「地域社会の信用」を背景にした通貨類似物が流通し始めているようです。 お金が、特定のモノやサービスと交換できる抽象的な価値と定義するなら、その交換を保証してくれる発行体の信用次第で、いくらでも「お金」は増殖するように思えてきました。 と、考えると、そんな企業通貨とか、地域通貨というような脇役の通貨ではない、本来の通貨も、同じ仕組みだと考えて良いのか、という気がしてきました。 最近、買った「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」という本に面白い記述を昨日見つけました。 「昔、日銀券は兌換紙幣であり、日銀券を日銀にもっていくと金と交換してもらえた。つまり、日銀券とは日銀の借金証書のようなものだったと。 金本位制の崩壊に伴って、今は金との交換はしてもらえないけれど、本質的には、日銀紙幣は日銀の負債が証券化されて流通していると考えるとわかりやすい。」 この説明方法に素朴に乗っかると、 発行体である「日銀の信用」(=政府の信用)が許される範囲で、いくらでも紙幣は発行できる(負債はいくらでも増やせる)。 逆に、日銀の信用が収縮すると負債=通貨の発行量も収縮する。 でも、既に発行した通貨を引っ込めることはできないので、通貨の価値が下がる(=インフレ)。 こんなイメージでしょうか? ただ、通貨の流通に際しては、銀行などの金融機関が介在していますが、銀行が融資をすることによって、「信用創造」なるものが生じて、通貨の供給量が実質的に増加するという仕組みになっているようです。 この場合の信用創造は、日銀の信用とは無関係の、銀行や企業の信用に基礎をおいて創造された「通貨?」「マネー?」「価値??」なので、景気が良ければどんどん膨脹し、景気が悪くなって「銀行や企業の信用」が収縮すると、実質的にマネーも量的に収縮して消えてゆく(つまり、企業や銀行が倒産すれば、その信用を基礎としたマネーは消えてしまう)。 いま、自分の中ではそんな素朴なイメージが沸いてきています。 こんなイメージが正しいのか、正しくないのか? もし、正しいならば、正当な経済学理論の中では、どのように理論化され、計量され、政策や投資に活かされているのか? もし、正しくないなら、また、一から自分の勉強を進めるための仮説の作り直し、ってかんじです。 ご教示いただいた本を全て購入するガッツはないので、暇なときに図書館に足を向けてみます。 重ねて、感謝申し上げます。

mindspring
質問者

補足

すいません。書き忘れました。 >私も長年、一国経済学に固執している経済学に嫌気がさしていたのですが、最近、少し変わった論調が出てきて、私も、「淡い期待」を抱いているところです。 まさに、これなんです。私のもともとの疑問の根源は。 グローバル経済とか、マネーが一瞬で世界を駆けめぐるとか、そんな言葉が踊るわりには、そのあたりの「現実」を「体系的」に、「全体像」を示してくれるものに、なかなか出会えないのです。 もともと、理論とか学問体系などは、ほどほどの関心しかもってなかったのすが。

回答No.2

すみません、私たち大人は、一般的に、判っていなくても判ったような振りをしなければなりません。私の様に、無責任な人間は、あっ、それ判りません、で済みます。 しかし、責任ある立場の人は、判らなくても、判らないとは言えないようです。 税金を使って、なぜ判らないのかと批判されますし、良心的に、「何時頃までに解決する予定ですか」と問われて、「判りません」と答えたら『仕分け』されてしまいます。 ところで、ご質問者様は、お金の使い方、ご存知ですよね。 それ以上、何をお知りになりたいのか、この辺りから始められると良いのではないでしょうか。 兎に角、誰も教えてくれないと言う覚悟は必要ですよ。 >中央銀行が勝手にお金を作り出せるなら、ハイパーインフレにならない程度にどんどん刷ってただで配ればいいような。 ハイパーインフレにならない程度、これがどの程度か判断できないから、日銀の偉い人は高い給料を貰っているんですね。

mindspring
質問者

お礼

すいません、余計な文章が付け加わっているせいで、かえってわかりにくくなってしまったみたいです。 お金の使い方には関心がありません。私の疑問は下記の通りです。 >そもそも、お金はどのように生まれて、どの様に消えるのですしょうか? >金融危機の前後でマネーの総量は膨脹し、危機の後、急速に縮小したようなイメージを持っていますが、世界を駆けめぐる「マネー」とは、どの様に創り出され、どのようにきえてゆくのでしょうか? 投稿した後、自分でもネットで調べたりしてますが、「信用貨幣」という概念があるようですね。 だんだん、「信用」が膨らめば世界のマネーが増える、「信用」が縮めば世界のマネーが減る。 そんな直感的なイメージが沸いてきました。 もちろん、基本的な用語の定義が曖昧だったり、混乱していたりということは当然あるとは思うのですが。 より、専門的な勉強をするには、何かヒントがないかと、「淡い期待」を込めて質問してみた次第です。 そもそも、この掲示板はそのような目的のためにあると理解しています。

  • HANANOKEIJ
  • ベストアンサー率32% (578/1805)
回答No.1

雑誌「経済」 http://www.shinnihon-net.co.jp/magazine/keizai/2010/ http://www.shinnihon-net.co.jp/magazine/keizai/2010/keizai05.html マルクスの資本論に、資本主義経済の分析が書かれています。第1章は、商品です。 http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/article.php?ano=4 恐慌、過剰生産恐慌、という言葉を聞いたことがあると思います。 資本主義経済は、生産の無政府性といって、計画経済ではありません。生産してみて、流通、消費で、売れ残ると、生産を縮小します。19世紀には、10年周期で、生産手段の更新、設備投資が10年ごとにおこなわれました。不況や恐慌のときに、銀行や大資本が、資金繰りのできない中小資本を吸収していきます。 NHKのドラマ「ハゲタカ」投資ファンドの企業買収などです。 NHKのドキュメンタリーで、「マネー」という番組もありました。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/money.html 昭和60年か62年ごろ、NHKスペシャルで、「ドキュメンタリー昭和」?という番組がありました。角川書店から、全9巻の本で出版されました。25年前くらいの番組ですが、1929年10月と2008年9月、世界恐慌にはなりませんでしたが、まだ終わっていません。 投機、ギャンブルですね。自己責任のはずが、税金で大企業、投資銀行、証券会社、保険会社を助けました。 1930年代に、世界が戦争への道を進むときと、似ています。1960年代、70年代には、経済学の本は、マルクス経済が主流だった記憶がありますが、最近は、あまりみかけません。

mindspring
質問者

お礼

マルクス経済学ですか、経済理論は全く不勉強なのですが、今、マルクス経済学の本を読むと何か得るものがあるのでしょうか? ありがとうございます。

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