初めまして。

質問

初めまして。
現在大学一年生の者です。
質問は難解な英文が読めないことです。

センター試験などの容易な英文は難なく読めるというより英語のまま理解できます。
また、英文解釈系の参考書は富田の英文読解１００の原則上・下、富田の長文問題解法の１４４のルール上・下を受験時代に繰り返しやっていました。
英文法もネクステージをはじめ、仲本の英文法倶楽部、
また、代々木ゼミナールにも通っていた頃は西谷のFASH　BACK及び早慶英文法のような講義も受講しており、基礎的な英語力は身に付いていると思っております。
単語や熟語に関しては、システム英単語、速読英単語(必修編)、速読英熟語、合格英熟語６００を真っ二つになるまで使っていまして、こちらも基礎単語力はあると思っています。
現在はプラス単熟語準一級を使っています。

ここからが本題になりますが、上記に挙げた参考書を持ってしても一文が長く、前置詞や単語の使われ方、指示語、省略などを含む英文になると全く歯が立ちません。
一つ一つの単語の意味、構文、熟語は理解できますし、英文解釈の順番をいつも通り
主語・動詞の確認から、英文構造の予想、同形反復による省略を補うなど
やろうとしても、うまく訳せないのです。
英語のまま理解することもできず、困っています。

英字小説や、英字新聞、専門の論文などがそうです。

大学受験独特の構文から、生の英語に触れた瞬間に歯が立たないのはショックでなりません。
こういった英語圏の英文をよむためには、上記受験参考書よりもパワーアップされた本で学ぶ必要があると思いました。
何かよい参考書はないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

回答No.1

ucok

つまづいているのが「英字小説や、英字新聞、専門の論文など」なのであれば、「大学受験独特の“構文”から、生の英語に触れた瞬間」というギャップとは、ちょっと違うと思います。そういうギャップは会話やスラングに接した時に生じますが、英字小説や、英字新聞、専門の論文などなら、いわゆる“正統な英語”で書かれているので、その土台となっているのは受験英語です。

学問というものは何でもそうですが、ひとたび基礎ができたら、あとは実地を積み重ねて慣れていくしかありません。また、基本的に高校卒業までは、いわゆる教科書や参考書などの「本」でこの基礎を築けますが、大学に入ると、英語に限らず、より現実的な素材を扱う分、本でノウハウを勉強するのは難しいです。

急がば回れで、その英字小説や、英字新聞、専門の論文などをコツコツとこなしていくのが一番です。とはいえ「歯が立たない」のでは先へ進めませんよね。ではなぜ歯が立たないのか。それを知るのが大人の勉強です。

私はTOEICが満点近く、翻訳で稼いでいますが、いまだに新しい素材に取り掛かる時には「？？？」が頻発します。理由は主に、その新たに手にした素材の文体や主張がまだ飲み込めていないからでしょう。私はそんな時、とりあえず席を立つようにしています。そして自宅にいれば、ちょっと寝転がってみたりします。すると、一枚の壮大なページがちんぷんかんぷんだと思い込んでいたのが、実はたった１つや２つの単語でつまづいているだけだと気づいたりすることがあります。もっとわかりやすく言うと、単に“自分に負けて”いるのです。「ああ、ダメだぁ。わからーん」と思い込んで、何もかもが見えなくなっているのです。その証拠に、わからない個所は飛ばして訳しておくと、７割方を訳し終えたあたりで突然、安心するのか、すべてが鮮明に見えてきたりします。あるいは筆者が伝えようとしている大きなテーマが見えてきて、「ということは、ここではこう言っているのだな」という見え方ができるようになるのです。

近年ではパソコンがあるから便利です。不明な表現は""で括ってコピペしてアメリカのyahooにかけると、例文やレアな辞書がヒットするので、意味やニュアンスが想像しやすくなります。その先で見つかった意味をとりあえず片っ端から訳文の端にコピペしてみたりします。長ったらしいセンテンスも、かたまりごとに改行してみて、とりあえず直訳をタイプしておきます。それをお経でも見るようにしてじーっと眺めていると、言わんとしていることが浮き彫りになってきます。あとは挿入削除できれいな日本語にするだけ。

ちなみに、こうした作業の背景には、単なる“英語に関する知識”だけではなく、母国語の文書や映像作品に慣れた結果得られる読解力、リズム感、人としての想像力や創造性が不可欠になってきます。したがって、英文の読解練習と並行して、母国語の作品を鑑賞したり書いたりする訓練もためになります。

また、先程「本」を参考にできるレベルではないとは申しましたが、大きな書店に行けば、語学関係の本や翻訳関係の本はそれなりに揃っています。あれこれと手に取ってみて、ご自分に合ったものを試しに買ってみるのもいいかもしれません。とにかく、大学以降の勉強（社会に出てからも含む）というものは、「資料を自分で探しに行くこと」から始まるといっても過言ではありません。

余談ですが、当サイトでは質問文の第１行目が自動的に「質問タイトル」として反映されるので、今後は１行目に簡単な趣旨を書き込んだほうが回答がつきやすいですよ。