• 締切済み

先日コンサートでモーツァルトのフルート四重奏をききました。そこで初めて

A88No8の回答

  • A88No8
  • ベストアンサー率52% (834/1603)
回答No.2

>先日コンサートでモーツァルトのフルート四重奏をききました。そこで初めて気がついたのですが、弦楽器は人声に近い音律なのにフルートは平均律のようで、弦楽器とは旋律にずれがありました。  質問者さんは耳がいいですね。  バイオリン族のメソードは「旋律」が美しく響くように確立されているそうです(例えばシとドはの音程は狭いとか)。  一方バイオリン族ではないチェロやコントラバスのメソードは12平均律に近いと聴きました。  これは始めて弦楽四重奏をするときにバイオリンとビオラはユニゾン(斉奏)がよく合うがチェロは苦労するという話が裏付けています。 >フルートなどの木管楽器はみな平均律なのでしょうか? 穴をふさぐ装置(名前を知りません)がついていなかった昔の笛では弦楽器のように平均律でなく吹けた野でしょうか?(日本の能や祭りの笛のように。)  木管楽器に限らず管楽器のスケールは基本自然倍音を使っています。 難しい話は省略しますが、自然倍音の仕組みで12平均律を正確に演奏するのは無理があります。  また各々の管楽器のスケールには音程の特徴があって古典時代の曲がよく響くような根底があり、その上で現代では12平均律でないと演奏が不可能なので、なんとかつじつまを合わせ易いように徐々に変化してきました(でも結局色んな調子の楽器が作られました))。  σ(^_^;は、クラリネットやサキソフォーン、フルート、コルネット、トロンボーン、チューバなどの管楽器の経験が少しあります。  チューナーと首っ引きで音程を調べたことがありまして合っているものもありますが、ほとんどは微妙にはずれています。 そこで耳で自分と他の音との響きを聴いて合わせたりスコアからハーモニーを調べて音程を調整します。  一応クラリネットのメソードにも練習課題として旋律的音階と和声的音階の区別はあります。 >倍音で音階を作っているトランペットなどでは平均律ではないと想像しますが、普通にふくと純正調になるのでしょうか?   前の回答で想像が付くかと思いますが、12平均律にも純正調にもなりません。実に中途半端な音程です。  自然倍音だけ限れば純正調といえるかもしれませんが、現代の楽譜を普通に吹いて演奏するのは不可能です。 自分のなかにスケールを作り、その音が出るように訓練します。アンサンブルの時はさらに周りを耳で聴きながら合わせるのです。 >このようないろいろな音律を混ぜ合わせたオーケストラの音は、実はどういう音律になっているのでしょうか?  メロディは旋律的音階、ハーモニーは純正調、その他は12平均律かそれをつじつまが合うように調整しながら演奏することになります。 蛇足:  上記は西洋音楽の文化の話であって日本の純邦楽に使われる楽器はまったく別物です(つまり事情は当てはまりません。日本の文化ですから)。

x1paz
質問者

お礼

ご自身の実践にもとづいた詳しい説明ありがとうございます。 管楽器はみな演奏のとき奏者自身による「つじつま合わせ」が必要ということですね。そのもとになっているのは奏者自身の音律に違いなく、「作音」の意味よくわかりました。 お答えを読んで管楽器奏者への見方が変わりました。ありがとうございました。

関連するQ&A

  • ピアノが他楽器と合奏するとき他楽器の音律は?

    題名の通りですが、平均律であるピアノが他楽器と合奏するとき、他楽器の音律はどうなるのですか? 例えばヴァイオリンはピタゴラス律の5度で調弦しますが、これではピアノとあいませんよね? 調絃はピタゴラス律でやって、演奏は平均律にあわせるのですか? また、管楽器はどの音律で吹くのですか?

  • 一般的な音律

    純正律、平均律などいろいろありますが現在では何が一般的に使われていますか? また楽器等によって使われる音律は違うのでしょうか?

  • 弦楽器と管楽器のチューニングについて

    吹奏楽やマーチングでトロンボーンを吹いてきました。 今は大学のオーケストラに入って練習しています。 今日、先輩が初心者にバイオリンについて教えていました。 弦を調整してチューニングを行っていたため、私も「その音は低いと思う」など、言いました。(1ヘルツまでの違いはわかりませんが、一応絶対音感を持っています。そのため明らかに低い・高い場合はわかります) そしたら、先輩が「管楽器と弦楽器では違うから」と言いました。私も勉強不足で何て言っていたかは覚えていませんが純正律、平均律、ピタゴラス音律で、管楽器は~律で弦楽器が~律という言い方をしていました。 弦楽器を全く知らなかったことや、このような音楽の知識がさっぱりだったため、調べても先輩の言った意味がいまいちわかりません。 管楽器のチューニングと、弦楽器のチューニングは~律の違いによって、違うものなのでしょうか。 また管楽器の人が弦楽器の人にチューニングについて言うと、弦楽器の正しい音のチューニングができないのでしょうか。 私は音について感覚的にしか考えてこなかったので、さっぱりわかりません^^; 長文でわかりにくかったらすみません。回答お待ちしております。

  • 管楽器,パイプオルガンの音程

    金管楽器は自然倍音を使う部分があるため,純正律で音程が調整されているものと思われますが,木管楽器もやはり純正律で音程が調整されているのでしょうか.また,構造的には管楽器に似ているパイプオルガンの音程も純正律で調整されているのでしょうか.

  • 簡単な質問です。

    ご覧いただき、ありがとうございます。 木管楽器・弦楽器・金管楽器と打楽器とでは楽器の機能として大きなちがいがある。それは何か。 →私が思うに、主となるメロディーがない?だと思うんですが。。 木管楽器・弦楽器・金管楽器が4種類ずつあるのはなぜか →ソプラノ・アルト・テノール・バスの音階をだすため この2つの私の答えについて、補足や、アドバイスをいただけるとうれしいです。 おねがいします

  • 打楽器のあるアンサンブル曲を探しています。

     打楽器のあるアンサンブル曲を探しています。あくまで打楽器中心の曲ではなく、弦楽器(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス)、木管楽器中心(フルート、ピッコロ、オーボエ、クラリネット、ファゴット)のアンサンブル曲に打楽器が1人ないし2人入っている、という感じの曲です。(金管のアンサンブル曲はなしでお願いしますが、木管に編曲できるのでは?という意見でしたら結構です。)人数は3~6人程度、同じ楽器数名+打楽器 という編成でも結構です。(フルート四重奏、バイオリン三重奏などです。)  打楽器はスネア、グロッケン、ウッドブロック、カスタネット、トライアングル、タンバリンに限定させていただきますが、一応この打楽器以外にも曲があったら教えてください。ただし、木琴、鉄琴系、マリンバなどの楽器(グロッケン以外)はなしでお願いします。

  • ホルン含むアンサンブル曲

    次の条件のどちらかに当てはまるようなアンサンブル曲を探しています。 1.ホルンと木管楽器を含む三重奏、四重奏の曲  例えば、   ロッシーニの四重奏(Fl,Cl,Fg,Hr)などのような 他の曲 2.ホルンと弦楽器(管楽器含んでも可)の組合せでの、重奏曲(八重奏以下程度)   例えば、  ・ベートーヴェン 七重奏(Vn,Va,Vc,CB,Cl,Fg,Hr)、シューベルト 八重奏(さらに、Vn)  ・ベートーヴェン六重奏(Hr2、弦楽四重奏)  ・モーツアルト Hr五重奏 のような 他の曲 よろしくお願いいます。

  • ローランドC-30に純正律がないのは何故ですか?

    ローランドC-30 電子チェンバロに、純正律の音律がないのは何故でしょうか? 他の代表的な音律は備わっているのに、純正律だけがないですね。 すべて備わっている電子ピアノまたはチェンバロってありますか? パレストリーナを純正律で弾きたいのです。 平均律で弾いたら、音楽になりません。 よろしくお願いします。 ※OKWAVEより補足:「電子楽器メーカーローランド製品、ボス製品」についての質問です。

  • 音律と調性との関係について

    いわゆるクラシック音楽としてカテゴライズされる曲の場合、ハ長調の曲、変ホ長調の曲・・・と、曲によって調性が決まってますよね。(もちろん決まってない曲もありますが。) 平均律以外の音律(たとえばキルンベルガー律とか)が使われていた時代に作られた曲であれば、調性にこだわるのもうなずけます。また、弦楽器の曲の場合、開放弦に関連する調性にこだわるのもわかります。楽器がよく響きますから。 でも、ピアノの曲で、かつ比較的新しい曲、例えばフランス近代の曲で、シャープやフラットがたくさんついている曲がありますが、調性にこだわる意味があるのでしょうか? 私の推測としては、ピアノを演奏する人たちの間で、ハ長調やイ短調を基本とする音感が身についているから、意味を持つ、ということなのかなと思っております。 教えていただければと思います。

  • 邦楽について・合奏で尺八ばかり優遇されるのは何故?

    尺八というのは 1.息を吹き込むスピードによって音の質が大きく変わる→音の質を維持したまま音量を変えられない 2.基本、音の立ち上がりにラグがあり、またその際擦れるような独特な雑音が漏れる→細かい旋律を奏でられないなど小回りが利かない 3.音は多くの倍音を含み、それゆえ他の楽器が生む倍音の響きを吸収してしまう →他の楽器の持ち味を壊す このような性質から、旋律を奏でるのに不向きだと思われます。 しかしながら、明治以降、三曲をはじめ合奏において笛といえば必ずといっていいほど尺八が使われます。 同じ笛なら竜笛や篠笛、神楽笛などのほうが、小回りが利き、音も透き通っていて、琴や三味線と合わせるにしても繊細なもの同士でよいと思うのですが。 また、尺八にとっても、間を表現するのに向いていて、また雑音の多い構造であるのに、他の楽器に遠慮するために尺八独特の間や味を殺した演奏をするのが「よい演奏者」とされる現状は良くないのではないでしょうか。 個人的に、特に三曲において、江戸期のように胡弓の復活を望みます。 尺八は独奏でしか活きない楽器だと思う。あの有名な春の海についても、篠笛や胡弓のほうが合っていた、と思います。