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一般的な音律

純正律、平均律などいろいろありますが現在では何が一般的に使われていますか? また楽器等によって使われる音律は違うのでしょうか?

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  • BWV1012
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回答No.3

基本は平均律でしょう。 純正律はハーモニーはきれいなのですが、メロディ・ラインが不自然になる上、転調の多い現在の音楽には向きません。また、ある有名なプロの演奏家が言っていたのですが、「純正律で短調の和音を演奏するときれいに響きすぎてもの悲しい感じが出ないので好きではない」とのことです。 ただし、純正律を使うべきだと主張する人も一定数います。 プロのヴァイオリニストの演奏を聴いてみても、かなり純正律的に音程を取っている人もいれば、ピタゴラス音律的に取っている人もいるし、「ピアノが入るアンサンブルの場合と弦だけのアンサンブルの場合では、音程の取り方を変える」なんて人もいます。 最終的には、「音程の問題は好みの問題」みたいな所があって、例えば、吹奏楽の世界などで言われる「純正律は(コンクール)勝利の方程式」みたいな考え方は、あまりにも一面的だと思います。 もっとも、ピアノのような固定ピッチの楽器を別にすれば、音程は常にコントロールしながら演奏するもの。まずは平均律を身につけ、状況に応じて、より音楽が自然で美しく聞こえるように微調整できるようになることは、文章で書くと簡単ですが、かなり練習しないと不可能でしょう。

その他の回答 (3)

回答No.4

一般的には平均律が使われていると思います。 楽器にもよりますが、細かなピッチ修正のできる弦楽器では 純正律も用いられています。 私はバイオリン奏者でオーケストラや弦楽合奏などで演奏していますが 特にコードの響きが重要な部分では コードを構成する各パートの音量、バランスを注意するとともに ピッチにも気をつけます。 つまり、純正律の方が美しい響きがするんです。 これはピアノなどの音程の定まった楽器では表現できない美しさだと思います。 また、コードではなくメロディラインを演奏する時など 純正律のピッチだとしっくりこないことがあります。 そんな時は逆に平均律でピッチをとったりします。 このように、時と場合によって平均律、純正律を区別して演奏しています。 管楽器パートも同様です。

  • Ta595
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回答No.2

こんにちは。アマチュア金管楽器奏者です。 現在一般的に使われる,ということであれば,平均律と考えてさしつかえないと思います。 --- 以下,クラシックに限っての細かい話ですが,興味があればお読みください。 まず,音程が固定されている楽器(ピアノなど)については,平均律に調律されています。ただし,古い時代(平均律が発明される以前の時代)の音楽を演奏するチェンバロなどは,調律の仕方を変えたりするようです。ただし,どう調律するかは奏者によりいろいろと解釈があり,非常に複雑な議論となりますので,一概に,こう,とは言いにくいようです。私は詳しくありませんが,下記URLなどご参考に。 http://mvsica.sakura.ne.jp/eki/ekiinfo/FAQ.html#temp 次はオーケストラ内での話です。 弦楽器は,開放弦のチューニングはピタゴラス(隣り合う弦の間に生じる完全5度がそれぞれ周波数比2:3なるように)だと思います(私自身は弦楽器奏者でないので予想ですが)。しかし,実際の音程は指使いで決まります。 木管楽器は,音律自体は楽器の構造で決まっているのでコントロールできません。おそらく,なるべく平均律に近くなるようにしてあるはずですが,楽器ごとにクセというのは存在します(ある特定の音が決まった方向にずれやすい,など)。息の使い方での補正・微調整が可能(&必要)です。 金管楽器は,倍音を使うという楽器の構造上,純正律的になる事が多いですが,実際には,発音体が唇なので,音程のコントロールはかなり自在です。 以上のように,楽器の種類により傾向はありますが,実際にはどの楽器もチューニングだけでは,平均律かどうかはさておき,整った音律での演奏はできません。奏者側でのコントロールがかなり必要です。 曲中での実際の調整ですが,#1さんがおっしゃるように,平均律をベースに曲中で状況に応じて使い分けていると思います。少なくとも私はそうです。きれいに響かせたい和音を純正律的に微調整したり,旋律線をきれいに出すために微調整したり,といった感じでしょうか。私の場合,絶対音感がありませんので,全体の響きや旋律の前後関係を聴きながらでしか調節できませんが(^^;,もしかしたら音律の使い分けを厳格にコントロールできる方もいらっしゃるかもしれません。 また,いわゆる「古楽」と言われる分野(平均律登場以前の音楽)に携わる方々がどうされているかについては,私は知りません。おそらく,前述したチェンバロのような話が出てくると思っていますが・・・。 --- 文章にすると意外にややこしいですし,言われてみれば結構大変なことをやっているなあ,という感じですが,頭の中が「音律(音程)」の事でいっぱい,というわけではないです。現実問題として,演奏する上では,音程と同等,あるいはそれ以上に大事なものもたくさんありますので。 以上,かなりごちゃごちゃしましたが,ご参考に。

参考URL:
http://mvsica.sakura.ne.jp/eki/ekiinfo/FAQ.html#temp
回答No.1

移調が簡単にできるという理由でピアノやオルガンは普通は平均律にされているので、一般に使われているのは平均律です。 他の楽器の場合も基本的には平均律ですが、必要に応じて純正律やピタゴラス音階などを用いることがあるようです。 日本では、絶対音感を持っているという人でも、平均律で教育を受けている人がほとんどなので、平均律の絶対音感だと思います。 しかし、ヨーロッパなどでは、ピアノで音をとるようなことをする前に歌声で音を合わせる練習をしているので、純正律が身に付いているらしいです。

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