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古文形容詞のカリ活用はク活用、シク活用とは異なった活用をしていますが、

古文形容詞のカリ活用はク活用、シク活用とは異なった活用をしていますが、これは形容詞に意味を追加する助動詞に連なり易いように、形容詞と助動詞の間にラ変動詞を入れてうまく続くようにしたものと参考書に書いてありました。 例えば、「明し」に過去の助動詞「けり」をつけたい時、「明くける」ではなく、「明かりける」となるのは単に言い易さを追求した結果なのでしょうか。 もっと理由があるのでしたら教えて下さい。よろしくお願いします。

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noname#160411
noname#160411
回答No.2

No.1です。 >なぜ「あり(ラ変動詞)」を入れていたのでしょうか。 本活用には直接助動詞がつかなかったからです。 現代語の形容詞の連用形は2つ形がありますね? 助動詞「た」がつくと「高かっ(た)」となり、助詞「て」がつくと「高く(て)」となります。決して「高くた」とは言いませんよね? それと同じことです。

meshibe
質問者

お礼

度々お答え頂きましてありがとうございました。 大変勉強になりました。

その他の回答 (1)

noname#160411
noname#160411
回答No.1

>古文形容詞のカリ活用はク活用、シク活用とは異なった活用をしていますが ここに既に混乱があるようですが、 ク活用というのは、「なし、青し、高し」のように「なる」をつけると「~クなる」という形容詞で、 シク活用というのは、「美し、寂し、あさまし」のように「なる」をつけると「~シクなる」という形容詞のことをいいます。 形容詞の活用の種類はこの二つです。 ク活用の活用表の右側「く・く・し・き・けれ」とシク活用の右側「しく・しく・し・しき・しけれ」を本活用といい、 それぞれの左側「から・かり・かる・かれ」と「しから・しかり・しかる・しかれ」をカリ活用(補助活用)といいます。 これは活用の種類とは別の概念であり、形容詞の用法の名前です。 本活用とは「本来の活用」の意味であり、その連用形「く・しく」にラ変動詞がついてできたのがカリ活用(補助活用)です。 >形容詞に意味を追加する助動詞に連なり易いように、形容詞と助動詞の間にラ変動詞を入れてうまく続くようにしたものと参考書に書いてありました。 そう書いてあったのなら、その参考書の記述は正確とは言えません。「連なり易いように」ではないからです。 >「明し」に過去の助動詞「けり」をつけたい時、「明くける」ではなく、「明かりける」となるのは単に言い易さを追求した結果なのでしょうか。 「言い易さを追求した結果」ではありません。歴史上、「あかくけり」という言い方は存在したことがありません。 大昔の日本語の形容詞には本活用だけがあり、カリ活用はありませんでした。そのころ、例えば「あかし」に過去の助動詞「けり」をつける時には「あかく(連用形)+あり(ラ変動詞)+けり」すなわち「あかくありけり」という言い方をしていました。みんなが使っているうちに「くあり」の部分が縮約されて「かり」となりました。これがカリ活用のできた理由です。

meshibe
質問者

補足

ご教授ありがとうございます。 「あかく(連用形)+あり(ラ変動詞)+けり」が「あかかりけり」になったのは分かりました。 ここでもう一つ分からないのは、なぜ「あり(ラ変動詞)」を入れていたのでしょうか。 よろしくお願いします。

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