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最近の住宅建設では、床をネダレス工法で施工されることが多くなりました。
最近の住宅建設では、床をネダレス工法で施工されることが多くなりました。 私は設計者として参画していますが、疑問に思っていることがあります。以下に上げますのでどなたか詳しい方のご回答をお待ちします。 ・基礎土台のアンカーボルトとネダレス用構造合板の納め方は? 土台を座掘りしてアンカーボルトを埋め込むように隠している現場をよく見ますが、これは正解でしょうか。土台断面が欠損していてよくないのではないかと思うのですが。 ・電気設備や機械設備の電管、電線また給排水管の切り欠きが出ますが、補強はどうされていますか。 ・詳細にわたり記載されている書籍などありましたらお教えください。 よろしくお願いいたします。
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本来、ネダレス工法は、在来の剛床工法から発展した工法であり、一階床については対象外となっています。 ですので、原則的に一階床の構造には規定が無く在来床組みでも差支えありません。 一階床をネダレス工法とする場合、二階床の施工と同じように、土台に這わせ部屋内廻りに45×105の床受材を打ち付け施工させる。 土台は、なるべく欠き込みなどを極力少なくするように設計および施工する事が大事となります。 土台に座掘りしてアンカーボルトを埋め込む施工法は、床受け材料の軽減の為の施工法で、アンカーボルトの施工精度を考えますと推奨できない工法です。 台所や便所への立ち上がり配管処理については、内壁面より105mmふかす方法が望ましいです。 なるべく土台を欠き込まない設計・施工が大事です。 二階への立ち上がり部は、押入や物入にパイプスペースを作って施工させましょう。 現在のところネダレス工法に関する詳しいディテール図や参考図書はないです。 ネダレス工法が最初に行われてから今年でまだ7~8年目ですからね。 ご参考まで
お礼
ありがとうございました。 やはり私の認識と一致しておりました。 設計図で指示しても、アンカーボルトを土台に座堀して施工する施工者をよく見受けるので、その都度その施工が正しいかどうか注意していたところです。 土台の引き抜きに対しても危険だと考えていました。 はやく標準施工図集などが整備されることを希望しています。