低位前方切除術とストーマの関係性について質問します。

質問

低位前方切除術とストーマの関係性について質問します。

直腸がんの治療として、低位前方切除術で肛門括約筋を温存した場合、一時的にストーマを造設するのは何故ですか？
術後の縫合不全なども関係するのでしょうか？

回答No.1

rokutaro36 · ベストアンサー

低位前方切除術をした場合、切除範囲によっては、
縫合部位にかなりの緊張がかかる（引っ張る力がかかる）場合が
あります。

万一、縫合不全や細菌感染を起こすと、再手術が不能になり、
人工肛門という場合もあります。
そうなったら、せっかく、低位前方切除術をした意味がありません。

なので、リスク回避のために、一時的にストーマを増設して、
低位前方切除術の縫合部位を安静に保ち、十分に治癒するのを待つ、
ということが行われる場合があります。

逆に言えば、ストーマ手術は、それだけ安全性の確立した手術ということです。