• ベストアンサー

ゲ-ル語とフランス語は似ている?

ゲール語とフランス語は似ているものなのでしょうか?それともまったく違うものなのでしょうか? アイルランドのある地域でゲール語は話されていて、 最近フランスのブルターニュ地方でも話す人がいると聞いたのですが。アイルランド人の歌っている曲の中に、英語でない部分があり、以前からずっとゲ-ル語だと思っていたのですが、よく聴くとフランス語にきこえるんですよ・・・やっぱりフランス語なんですかねぇ?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tiuhti
  • ベストアンサー率66% (447/668)
回答No.2

No.1の方が回答された通り、フランス語と、ゲール語やブルトン語は、別系統の言葉です。同じインドヨーロッパ語族には属していますが。例えば、語順で言語系統は必ずしも判断できないんだそうですが、フランス語は英語と同じS+V+Oで、ゲール語やウェールズ語は、V+S+Oです。 更に、No.1の方が上げた参考URLにもある通り、ケルト系言語の中でも、ゲール語(アイルランドやスコットランドで話されている)と、ウェールズ語・ブルトン語は別のグループに属する言葉です。お互い通じません。アイルランドのゲール語とスコットランドのゲール語の間と、ウェールズ語(特に南部のウェールズ語)とブルトン語の間は、歴史時代に別れたものなので、かなり似ているんだそうですが、お互い理解しあえるかどうか迄は知りません。 …という訳で、フランス語とアイルランド人のゲール語が似たように聞こえるという事と、ブルトン語を話す人がブルターニュにいるという事は、関係ないはずです。 アイルランドのゲール語の発音が聞ける(はず)のHPを入れておきます。これで、アイルランド人の歌がゲール語かどうかなんとかわかるといいんですが。 後は蛇足のようなものですが、ゲール語とウェールズ語が何時頃別れたのかは、定説はありませんが、いずれにせよ、今残っている古い地名や人名などでははっきりとわからないぐらい昔の話です。「同じ系統の言語に属していて、それはローマ人が征服したガリアに住んでいたケルト人と似た言葉だったらしい」とわかったのが近世(17~18世紀ぐらいだったかな?)の話で、その時になって初めて「ケルト人」という括りができました。(ローマ人にとっては、ガリアのケルト人と、ブリテン島のブリトン人は、別の民族でした。)つまり、歴史的にはつい最近までの、よくわからないぐらい長い間、別々の民族・別々の言葉と『ケルト』人自身も思ってきた訳です。「似た所が無い」とは決して言いませんが、昨今のケルト・ブームで、無条件に一緒にされているような気がして、ちょっと疑問に感じているもので…。 また、「紀元前7~5世紀前後(時期は色々な考え方があるが)に、ガリア等の大陸に住んでいたケルト人がブリテン島に大量に移住してきて、ブリテン島はケルト人の島になった」というのが、今でも一般的には広く受け入れられている説ですが、英国の考古学界では、この説は相当疑問を持たれています。(本当は、ほぼ否定されていると言いたいところです。)

参考URL:
http://www.fiosfeasa.com/bearla/language/sounds.htm
salut
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございます。参考URLも参考になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.1

参考にURLにあるように、ゲール語、英語、フランス語はそれぞれに違います。 2000年ほど前は、大雑把に言って、現在のドイツにゲルマン系、フランス・イギリスにガリア人が住んでいました。その後いわゆる民族大移動で、フランス・イギリスにゲルマン人が広がったわけです。半島や島などに、ガリア人の末裔が残りました。それらがケルト語系のゲール語や、ブルトン語(ブルターニュ地方)となりました。 フランスは、その後、ラテン語の影響を受けて、ロマンス語系になってしまいました。

参考URL:
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kurina/language.html
salut
質問者

お礼

回答ありがとうございます。ゲ-ル語とフランス語はそれぞれ違うものなんですね。日本語もそうですが、フランス語も地方によってアクセントや発音が違ったりするので、フランス国内だけでもそうですから、ヨーロッパは陸続きの国が多かったり、お互い戦争もよくしていたようなので・・・言語も似ていたりまったく違ったりするのでしょうね。。。ありがとうございました。

関連するQ&A