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日本の文化を守る仕事

現在理系の大学に通う大学院1年生です。 現在就職活動中なのですが、どの企業の説明を聞いても自分がそこで働く姿が想像出来ずしっくりきませんでした。 そんな時に、この国の伝統的な文化・行事を保護・保全・広報して行く活動をしている人達がいると知り、自分もその役に立ちたいと感じました。 もともと日本の文化や伝統は好きで、後継者が途絶えて行く現状を悲しいと感じていましたし、自国の文化が西洋文化よりも劣っているとされている風潮に疑問を持っていました。これまで受け継がれてきた文化を後世に残すのは今を生きる人間の義務だとも思っています。 ですので日本の文化を保護・広報する仕事がしたいと考えているのですがどうやって探せばいいのかがよくわからず困っています。 今から文化庁を目指すのは難しいと思いますし、NPO法人についても入会案内は見ますが、採用についてはどういった方法なのか今一つ分かりません まだ自分の中で漠然としているのでどの分野の文化なのか?それとも時代なのか?地域に根ざしたものなのか?などがはっきりとは纏まっていない段階です。 ですのでどのような形のものでも結構ですので、なにか情報をお持ちの方がおりましたらアドバイスをお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

官やNPOがあるひとつの文化を守れるなどと 考えているのならそれは大変に甘いお考えです。 百歩譲って、それらの団体が、消えゆく文化を守るために献身できるしても 文化を守るという活動は、その文化を「大衆」が「生活の中に」 容易に取り入れられる環境づくりに寄与できてこそ、はじめてそう言えるものです。 例を変えるなら絶滅に瀕する動物を捕らえて檻の中で大事に飼ったり、 後世のために標本として残す活動が本当の動物保護でしょうか? 文化を担う主役なくして文化は無いのです。 質問者様が男子一生の仕事として日本文化を守ることを選択されたことを嬉しく思います。 守るべき日本文化には詩歌・絵画・能狂言などの芸術や、剣道・茶道などの芸事など いろいろありますが、前述の意味でもっとも大衆的で、生活に即しているものといえば 「畳」「障子」「庭園」「お茶」あたりではないかと思います。 そしてこれらはすなわち既存のビジネスに近い存在でもあります。 もしわたしが質問者様の立場(理系で求職準備中)であれば、 NGOや広報機関などではなく、間違いなくメーカーや販売業者に求職先を絞り、 伝統的な日本文化のある面では現代でも機能的・美的価値があるぞ、 そしてこういう商品を展開していきたい、という具体的なプランを持ち込みます。 たとえば、建築・インテリア業界ならば 「伝統的な坪庭」+「ペット事情」=「人とペットの共生の場としての坪庭」 食品関係であれば 「伝統ある日本茶」+「忙しい朝食事情」=「新しいシリアルとしての茶がゆパッケージの提案」 など(個人的には)色々浮かびます(笑)。 拙くとも具体的に妥協なくまとめ上げ、知識と発想と企画力を自らの売りとするのです。 伝統をかたくなに押し付けることはよくありません。 日本文化に限らずは自然発生したものであり、誰かに押し付けられる性質のものではないのです。 そして逆に言えば「人に選ばれたものこそ文化」とも言えるのですが、かといってそう諦めることも拙速です。 かつて日本人がどういう生活で何を思い、この文化を選びとったのかをよく知る人こそが どんな産業でも現代文化の中に日本伝統を滑り込ませる提案をリードできる人材です。 応援しています。がんばってください。

noname#122007
質問者

お礼

丁寧な回答ありがとうございます。大変心にしみ入りました。 文化は押し付けるものではないこと肝に命じます 一般メーカーで何か仕事が無いか探すことにします。

その他の回答 (2)

  • sijya
  • ベストアンサー率45% (44/97)
回答No.3

私が今のところぱっと思いつくのは これくらいです http://www.ntj.jac.go.jp/index.html 見ていると時々職員の募集をしています (今はアルバイト募集だけですが・・)。 舞台芸術を裏方として支える、というのも 一つの方法かとは思いますが。 日本文化についてただいまどれだけ関わっていらっしゃるのか 存じませんが、他の職業(つまり生きていくために就く職業)と 両立して、たとえばボランティアとして関わる、という可能性も 含めて広く模索されることも必要かと存じます。 この現在の景気下で、募集自粛や人員・経費削減は おそらくこの分野にも及んでいるでしょうし。 個人的には理系の方ということでそちらの知識を 活用できるジャンルが一番よいかと存じますが (この分野のことに関してはなにも分からず、申し訳ないです) 一方でそれにとらわれることもないのかもとも存じます。 身につけた知識とはどこでどんなふうに役立つか わかりませんし(理系にこだわらずとも、理系分野で学んだ 経験がどこかで役立つ可能性もある という意味です)、 好き というだけでなく、日本の芸事や芸術、歴史について 深く知識を高めておく(特定の分野であってもよいと思います) 多くのそうした「場」に足を運ぶことも必要と存じます。 参考までに・・・

noname#122007
質問者

お礼

そうですね。ボランティアとして活動している人も多いでしょうから そういった人から話を聞いてみます。 ありがとうございました

  • anorack
  • ベストアンサー率30% (86/285)
回答No.1

御専門が何であるか判明しませんが、 取り敢えず、学芸員の資格でも取って、博物館に勤務。 生物系なら、日本文化を育成した日本固有の自然の生態系や景勝の保護に尽力。 地学系なら、日本文化固有の温泉の保護。 工学系なら、日本の伝統技術に。

noname#122007
質問者

お礼

生物系で学芸員資格は持っています。 が、働き口が見つからないですね・・・倍率が高すぎます これに関しては完全に運と人脈なので、縁があれば…と考えています。 回答ありがとうございました

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