日本の伝統音楽の現状と問題

このQ&Aのポイント
  • 現代の日本の音楽業界で抱える最大の問題は、伝統音楽の喪失です。
  • 伝統音楽は受け継がれるだけでなく、新たな発展も必要です。
  • 日本の音楽は外側からのオリエンタリズムによって認識されています。
回答を見る
  • ベストアンサー

日本の伝統音楽

現代の日本のような商業音楽全盛時代において、日本の音楽が抱える最も困難な問題の1つは、昔から受継がれてきた伝統音楽 の喪失であろうと思われます。勿論、今でも真面目に伝統音楽の世界で活躍する演奏家がいることから、これらが完全に失われ たとは言い難いでしょうが、芸術における真の「伝統」とは、単に「受継がれること」のみならず、「それに新しさを加えて発 展させること」ではないでしょうか? 多くの日本人は、日本の伝統というとどうしても「古いもの」という感覚に結び付けら れがちですが。最近、雅楽とポピュラー音楽を混ぜ合わせたようなミュージシャンが登場していますが、ああいうのも日本の伝 統芸術の発展には到底私には見えません。T.T.のノヴェンバーステップスも、東洋と西洋の混合と言う意味では面白いですが、 これもやや消極的な発展のさせ方ではないでしょうか。もしかすると、日本の音楽は、西洋音楽の潮流を部分的に吸収しなけれ ばならない運命にあるのかもしれませんが。日本の音楽の良さは、もっと非対称で不均一で、微妙な時間の流れ具合にあると思 うのですが。どういうわけか日本人は自国の文化を外側から見たオリエンタリズムの中でしか認識しないようです。 ここまでの議論をふまえて、日本の伝統音楽が抱える問題についてご意見がありましたら御回答下さい。どんなことでも結構で す。上の私の意見に対する反論もあれば書いてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ODC
  • ベストアンサー率39% (9/23)
回答No.3

自国文化に対する認識以上に、伝統音楽が内在するいくつかの問題が 原因となって西洋音楽に対する劣勢を生じさせていると思います。 例えば、譜面がない事などがそうでしょう。 西洋の音符の記法ほど厳密なものが成立しなかったために 演奏に習熟する為には師匠の下で暗譜する必要があります。 これは結構な労力になります。少なくともギターを一本 買って来てコードを三つ覚えれば楽しめる事とは比べようも ないです。 またジャンルによっては社会階級と紐ついていたために 大衆化が出来なかったと言う面があるでしょう。 農民階級が雅楽を演奏する事や武士階級が民謡を たしなむと言う事もないように思います。 いずれにしろ各伝統音楽にそれなりの事情があって 普遍的な原因はないのではないでしょうか。

その他の回答 (3)

  • xtcxtc
  • ベストアンサー率14% (4/27)
回答No.4

まず 「日本の伝統音楽」とは 何を指すのか はっきり定義づけてください

  • TEKITOU
  • ベストアンサー率21% (67/316)
回答No.2

ネットの時代がそのうち来ますから、著作権なんてセコイこと言わずに ネット配信するといいですよね、伝統の音。 CDのボーナストラックみたいに、メインのチャンネルとリードするパートを カットして、マイナス2の音をネットでバンバン配信する。(カラオケみたいなものですね。無料のユーザーコピー心理を利用した宣伝です。)オリジナルの完成したトラックだけ商品として、販売する。未だに2CH だの5.1chだのと行ってますが、マルチメディア時代のネットを生かした、マルチ戦略とはそういうものだと思いますよ。 こういうのって、内緒でやるとビジネス特許モデルになるんでしょうけど 著作協会とかウザイこと言いそうなので、ここに書いちゃいます。(爆) 私はしきたりより、戦略だと思いますね。

  • india
  • ベストアンサー率16% (2/12)
回答No.1

音楽は狭い地域のみで行われている場合を除き、他の地域の音楽の要素を含み、それがシルクロードを伝わってきたのならなおさらです。武満氏、東儀氏、オーボエの宮本氏もアプローチしていますが、あとに残るものあり、その場限りの企画ものあり、旧来の姿を守り続ける人あり。それはジャズやロック、クラシックも同じですよ。とにかく賛でも否でも評価してあげて下さい。

関連するQ&A

  • 西洋古典音楽と日本伝統音楽

    我々子供のころ音楽教育をまともに受けてこなかった世代の者でも音楽西洋古典音楽は聴いただけで心が動かされるものが多い。くらべて日本伝統音楽には、そのような体験をした事がない。その根本的な理由を知りたい。素人として考えつくのは音楽西洋古典音楽は、すべてではないにしても一般大衆を聴衆に想定しているのに対して日本伝統音楽は特権的の人々が第一の対象ではなかったのかと思うが、専門家の意見をききたい。

  • 日本の伝統芸術、音源―東洋哲学や思想

    日本の伝統芸術や音楽における、東洋哲学や思想って何でしょうか?

  • クラシック音楽

    クラシック音楽は一般に西洋の芸術音楽のことを指すようですが、もし、日本人が西洋音楽の技術を取り入れて、音楽を作ったら、クラシック音楽になったのでしょうか? 日本人が作ったクラシック音楽はあるのでしょうか?

  • 日本国歌

    私たちが習っている音楽の音階は西洋の平均律と呼ばれるもので 440Hzがラの音で1オクターブを対数上で12等分した だけの物です。しかし全世界の音楽の音階がこれに従うとは限らない と言われています。 日本国歌は雅楽の曲ではないのですか。これを平均律で 演奏するのはおかしいのではないかと思うのですがみなさん どう考えますか。

  • 日本の芸術の世界でのポジションについて

    皆様よろしくです。 そんなに詳しくはないですが芸術愛好家です。主に現代美術や絵画・映像にも興味を持っています。 そこで、近代日本の現代美術についての質問です。 日本は素晴らしい文化や伝統が有ると思うのですが、芸術の分野に限って言うとあまり国際的に活躍している人が少ないように思えます。 ピカソやゴッホまでとはいかないまでも、世界に名を轟かすような(最近で言うとデミアン・ハーストのような)スター作家がいない気がします。 サッカーで言うと、日本で上手くて海外に行っても、C・ロナウドやカカ等の超一流と比べるとやはり見劣りするような感覚を持ちます。 (頑張っている人には申し訳ないです。他意はありません。) 何か見えない厚い壁のような存在を感じてしまいます。 日本人の感性や教育、西洋と東洋の違いも有るかも知れませんが、 これだけの文化や伝統、風土に特徴のある日本から芸術分野で偉大な人が出て来て欲しいと思うのですが、 世界との差というか、何故ある程度までしか行けないのか教えて欲しいのです。 宜しくお願いします。 PS.芸術に興味は有りますが、それほど詳しくないので意見が間違っていたらすみません。 漠然と上記のように考えていまして、答えも出なく質問させてもらいました。

  • 憲法と君が代

    憲法と君が代の話題について、いつも疑問に思っていることがあります。 本当は以下のような主張をされている方に直接尋ねることができればいいのですが、そんなつてもないので、参考になるご意見が聞ければと思い、この場を借りて質問する次第です。 (1) 憲法は無理矢理な翻訳ゆえに醜悪な日本語であると感じている人々は、君が代が雅楽の律旋法に西洋の機能和声を無理矢理当てはめている音楽的ちぐはぐさについて、どのように考えているのでしょうか。 (2) 日本国の歌をないがしろにする公務員(学校の教師など)は非難されるのに、日本国の最高法規をないがしろにする公務員(右派の政治家など)はあまり非難されないどころかむしろ歓迎されているように見えるのはなぜでしょうか。 (3) 憲法改正を叫ぶ人々は「日本固有の伝統文化尊重」といった主義主張と親和性が高いように思うのですが、そのわりには国歌改正(せめて和声を雅楽の旋法に基づいて作り替える)にまったく興味がなさそうに見えるのはなぜでしょうか。

  • あらゆる楽器の概要・歴史・奏法について書かれた本

    現代の音楽シーンで欠かせなくなった楽器(ピアノ・ギターなど)や、雅楽などで使われる 古典的な楽器(笙・篳篥など)、西洋の伝統的な楽器(バイオリン・オルガンなど)をはじめ、 世界のあらゆる楽器について知りたいので、それについて詳しく書かれた本を探しています。 概要なもちろんのこと、その楽器の歴史、奏法についても書かれていると尚良いです。 なにかお勧めはありませんでしょうか。

  • 日本人はなぜ新しいもの好きなの?

    日本人は新しいもの好きな印象があるのですが、それはなぜなんでしょうか?最近では、海外の洋服ブランドなどがちょっとしたブームになっているようですが、そのようになんでもかんでも外国を取り入れようとする気質って昔からあると思うのですが…。 西洋の国は自分達の文化や伝統に誇りを持って生活しているように思います。日本もその風潮はもちろんあるみたいですが、縮小気味であるようにも思います。 日本の文化といってしまえばそうなのですが…。 みなさんはどうお思いでしょうか? 意見をお聞かせ願えないでしょうか。

  • クラシック音楽の民族楽器による演奏のCDなど

     西洋クラシック音楽の作品を、主にアジア(日本を含む)の民族楽器・伝統楽器で演奏したもののCDなどを集めています。特に、オーケストラ曲を民族楽器などのアンサンブルに編曲したものが好きです。  最近流行の「女子十二楽坊」以外にもいろいろあるはずなのですが、検索が難しく探し出せません。具体的なCD名でなくても、そうした録音を行っている演奏家・演奏団体名、発売しているレーベル名などでもけっこうです。  また逆に、民族音楽・伝統音楽を西洋式のオーケストラで演奏したものもあれば教えてください。日本、中国に関してはかなりたくさんあるので、それ以外(韓国、東南アジアなど)についての情報があればうれしいです。  オークションや中古店でも探しますから、古いもの、レコードなどでもけっこうです。よろしくお願いします。

  • 外国の文化・技術などを輸入するということに、日本人は抵抗がなかったのでしょうか?

    外来の音楽の日本での受容について調べている者です。(厳密には、開国後の西洋音楽の受容です。)  開国前に存在していた日本の音楽(雅楽や能など)は、元来、外来のものを日本で輸入し、のちに日本風に発展させたりするパターンが多かったようです。  歴史の教科書などでは、音楽に関わらず、新しく外国の文化・技術が入ってきたときのことを「○○が輸入された」「××が流入した」など、事実が簡潔に記述しているだけで、あたかも簡単にそういった行為が為されたような印象を受けてしまいますが、本当に日本人はそういった外来文化を受け入れることに抵抗がない国民性を持っていたのでしょうか?それとも、ものによって、または時期によって、または輸入を牛耳っていた特定の人によって、受容が拒まれたりすることがあったのでしょうか。  日本は真似の文化と呼ばれますが、真似をするということは、その前にまず心理的にそれを受け入れなければなりません。今までに見たことも聞いたこともないような新しいものを、心理的・精神的にも受け入れるということは、非常に勇気のいる大きな一歩だと思います。それを達成できるような、外来文化の受容に寛容な国民性を日本人は持っていたのでしょうか?  また、他の国における外来文化の受容と比べて、日本はどうなのでしょうか?  また、このような問題を取り扱っている書籍・資料を探しています。このような問題はどのような分野に属すのか、また、お勧めの本などありましたら是非教えてください。  お願いいたします。

専門家に質問してみよう