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どうして人類は「国家」を無くせないの?

日比野 暉彦(@bragelonne)の回答

回答No.27

 No.10&16&24です。  ★ どうして人類は「国家」を無くせないの?  ☆ とても大きな課題です。通りすがりに考えて答えの出る問題ではありません。数度の回答で済むわけにはまいりません。  というわけでなおもしゃしゃり出ます。  お応えをいただきありがとうございました。  ★ (No.24補足欄) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  社会は最初小さな家族間での戦争からはじまり、部族間、戦国時代を経て、今度は世界大戦まで起きました。これらは全て現代社会を生むために必然的な戦いだったと思います。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ ここでまづ二点 次の見方については 保留しておきます。  (1) ★ 社会は最初小さな家族間での戦争からはじまり――☆ というように まるでじんるいは けんかをしなくては生きて行けないような見方があります。意外とほかの回答にも見受けられて気になっています。縄張り争いが 社会の形成そのものだと響きます。せいぜい憂さ晴らしにけんかをするといった程度に見ておくのがよいのではないでしょうか?――いまは保留します。  (2) ★ 最初小さな家族間での戦争からはじまり、部族間、戦国時代を経て――☆ 戦国時代は 日本のそれだとすれば すでに国家は出来ています。その中での争いです。だいたいのところ 部族どうしのあらそいまでにおいては 国家以前の段階なのではないでしょうか?  イラクでは イラクという国家よりも 部族という社会の単位体のほうが人びとの思惟や行動に影響を及ぼしているとも聞きます。考えようによるでしょうが 部族という社会体はまだ言わば平屋建てです。ところが 国家という家はすでに二階建てになっています。《もっぱらの公民》がお二階さんを構成しています。うんぬん。  いまは詳しくは保留します。  さて 次の見方に反応します。  ★ 〔* 戦争の規模の拡大につれてであったにしろ 社会の構造と規模が拡大してきたという歴史――〕これらは全て現代社会を生むために必然的な戦いだったと思います。  ☆ これについては 次の見解――歴史観――を参照できるはずです。  ▲ (マルクス:ヘーゲル国法論批判) ~~~~~~~~~~~~~~  (α) へーゲルは国家から出発して人間を主体化された国家たらしめるが (β) 民主制は人間から出発して国家を客体化された人間たらしめる。  宗教が人間を創るのではなく 人間が宗教を創るのであったように 体制が国民を創るのではなく 国民が体制を創るのである。  民主制と他のすべての国家形態との間柄は キリスト教と他のすべての宗教との間柄のようなものである。  キリスト教は勝義の宗教 宗教の本質であり 神化された人間が一つの特殊な宗教としてあるあり方である。同様に 民主制はあらゆる国家体制の本質であり 社会化された人間が一つの特殊な国家体制としてあるあり方であり それと他の国家体制との間柄は 類とそれのもろもろの種との間柄のようなものである。ただしかし 民主制においては類がそれ自身 実存するものとして現われる。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ 初めの一文において じんるいが家族という最小の社会単位体から国家という社会形態にまで拡大する過程についての考え方〔(α)〕と そしてそれ以後の歴史を展望する見方〔(β)〕とが示されています。  簡単に捉えるなら (α)が国家の形成とその内的な共同自治のための発展へ向けて前向きに隆盛になる段階を言っており (β)はその後むしろ廃止に向けて やがて後ろ向きに揚棄されていく段階として見ようとしていると考えます。  あるいは別の言い方をすれば 《民主制》はだいたい――現代において達成されたものとしては――共通なのですから その中身がさらにこれから変わって行くものと(β)では 見ているようです。またマルクスはマルクスでこの国家という家の構造を変えて行こうと言おうとしたのでしょう。  あるいはまたそのマルクスが  ▲ キリスト教は勝義の宗教 宗教の本質であり   ☆ うんぬんと言っています。そこで次の観点を添えたいと思います。  ◆ (創世記1:27) 神はご自分にかたどって人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。  ☆ この内容を図式において示したいと思います。ひとつの解釈です。  ☆ ひとと社会の成り立ちについての図式 ~~~~~~~~~~  光のたとえ・・・・・・・・・・・光源・・・・・・発耀・・・・・明るさ・暖かさ  三位一体なる神・・・・・・・父なる神・・・子なる神・・・聖霊なる神  ________________________________   スサノヲ( S )・・・アマテラス( A ) _________________________________  身体〔の運動〕・・・・・精神・概念(記憶・・・・・知解・・・・・意志)  ・・・・・・・・・・・・・・・・・↓・・・・・・・ (↓・・・・・・・↓・・・・・・・↓)  [S者/S圏]  個体・・・・・・・・・・・・家  族 ( 秩序・・・・・労働・・・・・・愛)  社会主体・・・・・・・・自治態勢(自治組織・・〔生産〕・・共同自治)  経済主体・・・・・・・・生産態勢(組織・・・・・・生産・・・・・・・経営 )  政治主体・・・・・・・・・↓ ・・・・・・・↓・・・・・・・・↓・・・・・・・・↓   [A者/A圏] ・・・・・・・↓・・・・・・ ・↓・・・・・・・・↓・・・・・・・・↓  社会科学主体・・・・・社会形態(社会組織・・経済活動・・・政治 )   〃・・・・・・・・・・・・・(国 家 : 司法・・・・・立法・・・・・・・行政 )  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ ちょうどこのとき じねんさんによれば こうです。  ○ (回答No.26) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  〔* ひとは群れる。その群れとしての社会においてイザコザが起これば 仲裁のためなどに第三者機関が必要になる。〕その第三者的な立場は、行政・立法・司法といった権力的な要素を含まざるを得ないことになるでしょう。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ と言います。すでに結論へ飛びますが ムラ(市町村)の段階での――ということは 二階建てをただちに平屋建てに変えないとしても その第一階のスサノヲ市民社会の場において―― 分立した三権が総合的に協業していけばよいと考えます。つまり 国家ないしアマテラス圏は背景へしりぞくと考えます。

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