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どうして人類は「国家」を無くせないの?

日比野 暉彦(@bragelonne)の回答

回答No.23

 No.10&16です。  ソマリア沖に海賊が出ます。この海賊らが もし国家として立つなら どうなるでしょう? という問題が 国家には初めっからつきまとっているのではないでしょうか?  ▲ (アウグスティヌス:神の国について 4・4) ~~~~~~~~~  もし正義(法)を欠くならば 国家というものは 盗賊のむさぼり行為とほかならないのではなかろうか。何故なら 盗賊団も かれらがむさぼりに際して指導者を持ち そのもとに ともに共同行動を誓い戦利品はかれらの法にしたがって分けられるのなら それは国家でなくて何であろう。  だから かれらが もしその気をもって拠点を確保し定住して 都市〔国家〕を築くまでになるなら たとえ隣国をむさぼろうとも かれらの政府は もはや盗賊団とは呼ばれないのであって 自他ともに認める国家の名を称するに至る。  しかもそれは かれらが それまでの行為を止めてしまったからではなく 同じくそうしていても 法をふりかざして不法を咎める者が いなくなったことによる。  事実アレクサンドロス大王に捕らえられた或る海賊は 大王に対して優雅にかつ真実に 次のように答えたのである。すなわち 王がこの男に向かって どういう了見でお前は海を荒らしまわっているのかと尋ねたところ その男は何らはばかることなく次のように豪語した。   ――あなたが全世界を荒らしまわっているのと同じ了見です。わたしは    それをちっぽけな船舶でしているから海賊と呼ばれているのですが     あなたは大艦隊でやっているから 皇帝と呼ばれているのです。  と。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ たぶん国家の成立には その初めから喉にとげが刺さっているのではないかと考えます。すべての人びとの合意で建てたものなのかどうか?  この海賊のように 既存の国家に対抗して もし国家を建てるのなら そのほうが人びとのあたかも総意によってそうしているとさえ思えてくる部分があるのではないでしょうか?   或る日或るとき 《ここから向こうはよその国だが こちら側はわれらの国だ。お前たちはわれらの国の人間なのだから われらに貢げ》と言い渡して 線引きをしたというような成立事情だったのではないか? どうでしょう?  * (もし既成事実が動かし難い現実であるという見方に立つのなら そのときには 国際法の効力を問うかたちになったのかも知れません。  国連ないし世界政府の有効性を問うかたちにもなりましょうか どうでしょうか。あるいは別の見方があるでしょうか)。

OtamaFJ
質問者

補足

面白いご意見ありがとうございます。 同じような例でいえば、漫画でありますね。原潜が独立国を宣言する物語が。 社会は最初小さな家族間での戦争からはじまり、部族間、戦国時代を経て、今度は世界大戦まで起きました。これらは全て現代社会を生むために必然的な戦いだったと思います。例えば、細胞の核とミトコンドリアが大昔、戦っていたのと同じ、ていう。要するに互いが一緒になった方が効率よく進化できたのです。同じく社会生命として現代を考えるとき、信条の違う国家間でさえ貿易で助け合っている事実を考えれば、もはや、国家という関所を外し貧乏人でも自由に住み替えができるシステムにした方が進化に即していると思うのです。 そこで、どうして人類は「国家」を無くせないの?と質問した訳です。

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