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インフレについての次の記述について教えてください!

1960年代中葉からのインフレの進行によって、米国の消費者の実質所得が目減りしたため、国内産の車ではなく、インフレの影響のなかった外国車へと消費者需要がシフトした・・・ ということが、アメリカの経済の歴史に関する記述として書かれていたのですが、この場合なぜ外国車にはインフレの影響がないのでしょうか?

  • 経済
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  • 0909taka
  • ベストアンサー率28% (47/163)
回答No.2

最初にインフレで実質所得が目減りの説明をします あなたが今日、私に100万円貸してくれたとして 1年がインフレが1万%になったとします (分かりやすくする為に数字は大幅に誇張しています) インフレが1万%ですから、私はあなたに缶コーヒー1本を買って返すば 100万円返したことになります。 これがインフレによる資産の目減りです しかし、この説明だと「外国車へと消費者需要がシフト」が説明できません 何故なら、ドル安になると輸出競争力が上がりアメ車が世界で売れるはずだからです では何故「外国車へと消費者需要がシフトした」のか? 考えるにヒントは設備投資にあると思います 上記の説明通りだと、インフレになると銀行は長期で金を貸したがりません 何故ならインフレ率が分からないと金利が設定できないからです 100万円貸したのに缶コーヒー1本しか返ってこなければ銀行は大損ですから 日本やヨーロッパの自動車がアメリカを猛追している最中に設備投資や研究開発に お金を回せなかったことが「外国車へと消費者需要がシフトした」理由では無いでしょうか またその当時はドル安とはいっても円に対してはまだまだ高かったので 安くて性能のいい日本車、高くて性能の悪いアメ車という図式が固定してしまったのだと思います。 また、アメリカ企業の利益優先、株主至上主義からいくと最大の利益を上げるには 古い設備を潰れるまで使いつぶすことが利にかなっているため設備投資や研究開発に 消極的だったのではないでしょうか 銀行から大金を借り(インフレの為高い金利で)直ぐに利益の上がらない 設備投資や研究開発に投入することは経営者として評価さづらいのだと思います ほかにもこの時期は世界的な労働争議の時代であり、そうした圧力も設備投資や研究開発に お金が回らない理由の一つのだったと思います また、これらの理由があった上で「インフレにより米国の消費者の実質所得が目減り」 したことで、内需が落ちて安い日本車志向が高まったという説明なら可能でしょう 何にしてもインフレ→外国車へと消費者需要がシフトと直結させる説明は 少し無理があるように思います

kgat0769
質問者

お礼

大変詳しく解説してくださってありがとうございます!勉強になりました。

その他の回答 (1)

  • akik
  • ベストアンサー率33% (93/277)
回答No.1

出所をもっと明確にしないと、記述の内容がハッキリしないですが、 実際の出来事を元にざっくり考えて、言いますと、 米国内のインフレの進行でドル安が進んだ。そして、ガソリン価格が 上昇した。米国の燃費の少ない(ドイツ車や日本車)へのシフトが 進んだ。 と、考えれます。

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