イオン交換装置の樹脂洗浄について
- イオン交換装置の樹脂洗浄は再生コストの問題がある
- 混床式樹脂の再生は難しいが、カチオン樹脂の前処理が効果あり
- カチオン樹脂の再生方法には強酸または塩水の選択肢がある
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イオン交換装置の樹脂洗浄について
こんにちは。 いつもお世話になっております。 アドバンテックのイオン交換水(蒸留水)製造装置を使っております。 10年ほど前のモデルです。 これを使って理化学分析をおこなっているのですが、 原水の硬度がかなり高く(100mg/L程)、すぐに樹脂が飽和してしまい その再生コストが馬鹿になりません。 そこで樹脂を自分で再生しようかと考えたのですが、 おそらく混床式の樹脂なため、簡単にできそうもありません。 また、安いカチオンのイオン交換樹脂で前処理することを 考えました。これを再生しながら使えば、本体の樹脂も 多少長持ちさせることができると思います。 そこでご存じの方がいらっしゃいましたらお教え願いたいのですが、 ・混床式(中間に排水用の穴も見当たりません)の樹脂の再生は やはり無理でしょうか? ・カチオンのイオン交換樹脂を前処理に挟む場合、 本体への供給水の量や圧は足りるでしょうか? ・カチオンの樹脂を再生する場合、強酸でやるのと塩水でやるのは どちらが適切なのでしょうか? 何卒よろしくお願い申し上げます。
- kkke
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- 化学
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質問者が選んだベストアンサー
ミックスタイプは再生は出来ないと思います。 アニオン/カチオンをそれぞれ通過させるタイプに変更すれば再生利用が出来ます。 塩水(Na型になる)で行うと硬度が下がり切らなくなると思います。 要求水量にもよりますが、ROを通した後でイオン交換機を通過させれば負荷は軽くなると思います。
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- MOMON12345
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#1です。 アニオンあるいはカチオンだけだとpHが(たぶん)とんでもない値に行ってしまうと思います。 まあ純水の場合はバッファがないのでちょっとしたことでpHはどちらかに大きく傾きますが。 元水など→セディメント→カーボン→RO→イオン交換樹脂という形で通すのが一般的?ではないかと思います。 なお元水に炭酸ガスが多く含まれている場合は、それを取り除かないとイオン交換樹脂の寿命に影響します。 またアニオン→カチオンと通すより、ミックス樹脂を通した方が純水度は上げやすい(導電率が下がる)傾向にあります。 これは2種類の樹脂をまんべんなく水が通過するためです。 安い樹脂もあるんですけどね、どの程度のものなのか使ったことはありません。
お礼
度々ありがとうございます。 やはりアニオンとカチオンのセットで使うのが基本なのですね。 ROも検討してみます。 イメージ的にROは採水量が少なくて、 イオン交換水製造装置が要求する水圧に 足りないのではないかと思ってます。
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お礼
早速のご回答ありがとう御座います。 やはり混床式の再生は難しいですか。。。 カチオンの樹脂を塩酸で再生すると やっぱり生成した水が酸性側に傾きますよね? pHの測定などにも利用するのですが大丈夫なのでしょうか? ROはコスト的に厳しいかなと。 ROも前処理として使ったりするのですか? 質問攻めで済みません。。。