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物価上昇と債務負担の関係
大学受験に向けて、政治経済を勉強している者なのですが、問題を解いていて疑問に思ったことがあります。 次の中から不適切なものを選べという問題で、 物価の上昇が続くと債務の負担が重くなる。 という、上の一文が解答でした。 ここで疑問に思ったのは、物価が上昇すると、債務の負担が軽くなるということなのか、物価上昇と債務負担は関係ないということなのかということです。 債務者にとっては、物価が上昇しても、賃金が上昇しなければ、関係がないと考えているのですが、あっているでしょうか。
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インフレ率に関する問題ですね。 今、例えば収入が300万円で、消費財を代表してジュースが100円とします。 ここで設問には物価の上昇が「続く」とあります。 そこで、ジュースの価格が200円にゆっくりと上がっていったとします。 物価が上昇し、賃金も上昇すると考えられます。 突発的な品不足ではなく、あくまでインフレであり、 貨幣価値の下落であるからです。 結局1円の価値が半分になったのです。 もちろん収入も600万円になり得ます。 その一方借金の契約書に書かれた額面は変わらないので 収入600万円になった分、返済が楽チンとなるわけです。 もう一個例をだします。 日本で50年位前の月給は数十円のときに、 例えば家のために借金100円をしたとします。 現在まで日本はざっくりインフレ傾向を突き進んだと言えます。 その結果、この借金100円という額面は、 現在では大きな負担ではなくなっていますね。
お礼
物価の上昇に伴い、賃金も上がっていくのですね。 わかりやすい例を示していただき、ありがとうございました。 大変参考になりました。