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長い電気コードの消費電力
電気コードの長さによって 消費電力の差は生じるのでしょうか?長い延長コードがあるのですが短い延長コードで間に合うのですが・・・
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消費電力と許容容量の両方に差が出ます。 コードが長ければ長いほど電気抵抗が増え、電気抵抗が増えれば増えるほど発熱量が増え、発熱量が増えれば増えるほど、消費電力が増えて、許容容量が減ります。 同じ電力を消費しているとしても、コードが長い方が多く発熱し、火災の危険が増します。 逆に言えば、コードが長い方が、安全な範囲で流せる電力量が少ない、と言う事です。 また、発熱量が増えれば、その分「電力として使用できず、熱になってしまう分が増える」ので、消費電力も増えます。 つまり「発熱量が2倍のコードは、1/2の容量しか流せない」って事です。 また、長いコードを束ねたまま使うと、束ねる為にコードを強く曲げた部分に負荷が多くかかり、通常よりも抵抗が増え、発熱量も増え、火災の危険が増します。余った部分は絶対に束ねないようにしましょう。 また、余った部分を巻いておいたりすると、巻いた部分がコイルになり、コイル状の部分がノイズを拾うようになるので、音響機器をその電源に繋いだ時に再生音質が著しく低下する事があります。 抵抗増加による消費電力の増大、発熱による火災の危険性の増大、電源からのノイズ混入の増大を避ける為、適切な長さの電源コードの使用をお勧めします。 電気に限って言えば「大は小を兼ねない」です。
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- MVX250F001
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(電気的な)太さが同じなら長いコードの方が余分に電力を消費します ただしコードに繋いだ電気機器の消費電力に比例するので、電気ストーブやドライヤーなど消費電力が多い場合はその分余計な消費も多くなります 数十ワットやそれ以下の機器ならコードの長さによる消費電力差はほとんど微々たるものでしょう
お礼
参考になりました ありがとうございました
- a987654
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コード往復で0.1オーム(仮に10m)、同じ太さのコード100m では、1オームの抵抗になります。 では両方の先端に100V1KWの抵抗負荷を繫いだときを 想定しましょう。(モータなどでは異なります。) 100V1KWの負荷抵抗は10オームです。 従って、コードの電源側から見た負荷抵抗、電流、消費電力は 10mの場合:10.1オーム 9.9009A 990.099W 100mの場合:11オーム 9.0909A 909.09W となります。 負荷端では 10mの場合:99.009V 9.9009A 980.29W 100mの場合:90.909A 9.0909A 826.44W となります。 つまり抵抗負荷場合10mのコードでは1Vの電圧降下、10Wのロス 100mの場合9Vの電圧降下、83Wのロスが生じるのです。 ただし10Vも電圧降下するとまともには働かない機器もあります。 通常供給元の電圧は変わりませんので長い電線(抵抗の大きい)程 電圧降下が大きくなり、電線での消費ロスが増加しますが、 電源側から見た消費電力の所で示しましたように、消費電力自体は 電線が長いほど低下します。 モータ負荷の場合 電圧降下でモータに加わる電圧が低下すると、回転トルクを維持する 方向で電流が増加します。 従ってロスについては抵抗負荷より大きな差が出ますが、電源側から 見た消費電力はモータの特性により異なりますので一概には言えません。
お礼
とても詳しい説明 よくわかりました ありがとうございました
お礼
最後の言葉 ’電気に限って言えば「大は小を兼ねない」です’とてもよくわかりました ありがとうございました