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タミフルの処方回数 (´・ω・`)
4回でも効かなかったようです。残念なことです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000088-jij-pol 通常は何回くらい処方するものなのでしょうか。効くまで処方しまくりますか。
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- ocha12345
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医師です。 >「2回処方してダメなら他の薬を試す」とか、そういう発想やマニュアルは無いのか、というのが俺の質問です。 限られた情報からの憶測に過ぎませんが…投薬して経過を診ている間に急激に悪化していった、と考えるのが妥当だと思います。 一般的に、インフルエンザ感染では高齢者や乳幼児、免疫力の低下した人、循環器や呼吸器基礎疾患を持つ人などがリスクファクターとしてみなされていますが、件の患者さんは12歳と若齢な上に喘息があるということで、少なくとも二つのリスクファクターが存在していることが分かります。 インフルエンザ治療薬は現在、タミフル・リレンザ・シンメトレルなどがありますが、いずれも発症(高熱が出始めて)48時間以内しか有効性がないことが分かっています。これを過ぎると対症療法のみの選択肢しか残されません。対症療法とは発熱に対して解熱、呼吸困難に対して挿管・純酸素投与や人工呼吸、血圧低下に対して昇圧…など、症状に直接対処する治療法を指します。これら対症療法に加え、全身状態の改善を目的とした種々の治療を行うのが一般的な急性期治療の方針です。 また、インフルエンザの治療ガイドラインは日々刻々と変化しています。厚生労働省や地元医師会をはじめとして、ほとんど毎日のように通達が出ておりますが、それらを医療従事者は毎回覚え、変更しながら対処しているのです。そういった意味ではマニュアルは整備されております。それにもかかわらずこのような悲劇があるのは、もはや不可抗力としか言いようのないことです。 一般の方は「医療の不確実性」をご理解いただけていないことが多いです。これは「必ず治る」という疾病は存在しない、ということです。どんな想定外のことがあるか予測がつかないのが臨床の現実です。ですから、かなり確実な治療法でも100%とは言えない、ということをご理解ください。
- info22
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回数ではなく発症から48時間以内だと投与が効果的のようです。それ以降は投薬効果がなくなるようで、重症化した一部の人は、肺の炎症や肺水腫となり1日~2日で亡くなるケースが発生するようです。 タミフル薬剤耐性を持った新型インフルエンザウイルスに感染している場合だと効き目がまったくないようです。 現在、タミフル、リレンザ、および、(まだ開発されたばかりの)新型ウイルスワクチンが国内で処方されるものです。 罹ったと思ったら(心当たりがあれば)すぐ対処しないと手遅れになる。しかし成人の大多数は、体力があるおかげで、新型インフルは熱がでて、すぐ治癒するようです。でも働き盛りの年齢層の新型インフル患者も亡くなるケースが増加傾向にあるようですので、気をつけたいですね。
補足
経験者ってことは罹ってしまったんですか?あれは大変ですね。 このニュースで不思議なのは、短期間の勝負だということを医者も認識しているはずなのに、同じ薬を4回も処方した、という点です。「2回処方してダメなら他の薬を試す」とか、そういう発想やマニュアルは無いのか、というのが俺の質問です。