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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ラウールの法則の導き方)

ラウールの法則の導き方

このQ&Aのポイント
  • ラウールの法則は、飽和水蒸気圧が溶液の成分に比例する法則です。
  • 具体的には、溶質を含む水滴の表面上の飽和水蒸気圧は純水の飽和水蒸気圧よりも低くなります。
  • 溶質の有効分子数を考慮すると、飽和水蒸気圧の比は1-n/n0と表されます。

質問者が選んだベストアンサー

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  • jamf0421
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回答No.2

>この法則を定義として考えるのですね。 定義というよりは、もともと挙がっている式は法則を説明するためにImageを与えるものです。正確なものでなく、そのように考えておけばImageできるということでしょう。 >熱力学はあまりわからないので、残りも教えて頂けると幸いです。 溶液と蒸気の系について、その中の任意のiという成分について液相と気相の化学Potentialは等しいですから、l, gをそれぞれ液相、気相を意味するとして μi(l)=μio(T,p)+RTlnxi...(1) μi(g)=μio(T)+RTlnpi...(2) について μio(T,p)+RTlnxi=μi(g)=μio(T)+RTlnpi...(3) です。xiは液中のiのモル分率、piは蒸気での分圧です。基本はこれだけです。ただしこの溶液-蒸気系ですべての成分について(1)が成り立つのを完全溶液といいます。さて(3)より (μio(T,p)-μio(T))/RT=ln(pi/xi)...(3)' を得ます。ここでriという量を ln(ri)=(μio(T,p)-μio(T))/RT...(4) と定義すれば(3)'は ri=pi/xi すなわち pi=ri*xi...(5) を得ます。(riは原理的にはTとpに依存しますが、常圧では事実上圧力には依存しません。これはあとに書きます。) さて(5)でxi=1(純品)とすれば ri=pio...(6) となります。ここでpioは純成分iの蒸気圧になります。よって(5)は pi=xi*pio...(7) となります。つまり完全溶液では、成分iの蒸気圧piはモル分率xiに比例します。これがRaoultの法則です。 戻ってriが圧力に依存しないという話は、(4)を微分して ∂ln(ri)/∂p=(1/RT)(∂μio(T,p)/∂p)=vio/RT...(8) (化学ポテンシャルを圧で微分すれば容積がでます。) (8)より dri/ri=(vio/RT)dp...(9) たとえば液体の水1molでT=298Kを考えるとvio=18x10^(-6) (m^3) vio/RT=18x10^(-6)/(8.314x298)=7.265^(-9)...(10) したがって1気圧1.013x10^5 Paの圧力変化を考えると(9)(10)から dri/ri=7.36x10^(-4)...(11) となります。すなわちriは事実上温度のみの関数になります。

saswhite
質問者

お礼

なるほど!大変具体的なご説明ありがとうございました。理解できました。

その他の回答 (1)

  • jamf0421
  • ベストアンサー率63% (448/702)
回答No.1

二つ目までの式はそのように考える、というだけですね。三つ目の式はN0ms/Msがアボガドロ数にモル数を掛けているから分子数で、それに解離するイオン数i(分子なら1、もしNa(+)+Cl(-)のようにに分かれるなら2とするのでしょう。)をかけているから分子なら分子数、イオンならイオン数になっています。 ただし、これは正当な議論ではありません。質問者さんが熱力学をご存知でしたら、溶液と平衡にある蒸気があるとき、その系でiという成分について考え、 μi(l)=μio(T,p)+RTlnxi μi(g)=μio(T)+RTlnpi についてμi(l)=μi(g)から導かれるのを知ることができるはずです。

saswhite
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。この法則を定義として考えるのですね。 申し訳無いのですが、熱力学はあまりわからないので、残りも教えて頂けると幸いです。

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