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重金属汚染と油汚染が同時に起こっている場合の土壌修復プロセス
重金属汚染と油汚染が同時に起こっている場合、重金属汚染と油汚染を同時に修復することができる浄化方法はあるのでしょうか?ただし、重金属は(不溶化などではなくて)取り除くことを条件とします。重金属を取り除くためには酸で洗い流したりしなくてはいけないと思うのですが酸洗浄は油汚染には効果がないですよね?実際にはどのような処理方法が行われているのでしょうか?
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重金属による土壌汚染を回復するのには汚染された土を大きな袋(フレコン)などに入れ現場から取り去り、変わりに山から採掘した土を搬入しています。 土壌を洗浄する事は技術的、コスト的に無理とされています。 取り去った汚染された土は場所を変えて終末処理場などに埋め立て保管されています。 油類の場合は吸着材により吸着し焼却処分されます。吸着しきれなかった部分は中和剤と呼ばれる薬剤、つまり洗剤により水に溶かして地下浸透を含め自然の浄化力に委ねています。 最近話題の築地の魚市場の移転候補地のような大規模(広範囲)汚染の場合は入れ替える土砂の量が莫大なため、不透層を造り(アスファルトやコンクリート)その場所に閉じ込める方法がとられます。 つまり、一度排出された有害物質をキチンと回収し復旧するための技術は未だに確立していません。