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Lorentz力をベクトルポテンシャルで書きたいのだが。。。

式の変形の質問です。 あるテキストに電磁場E、Bの中での荷電粒子の運動方程式はLorentz力を受けて m(dv/dt)=q(E+v×B)となります。ここで電磁場を電磁ポテンシャルAで表すと E+v×B=-∇Φ-(∂A/∂t)+v×(∇×A) (1) =-∇Φ-(dA/dt)+∇v・A (2) ここで(dA/dt)=(∂A/∂t)+v・∇Aを使った。 となっていました。 さて、ここから質問なのですが(1)→(2)のベクトル演算の変形(v×(∇×A)=∇v・A-v・∇A)がどうしても出てこない。どなたかひとつよろしくお願いします。

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回答No.2

問題になっている V×(∇×A)=∇V・A-V・∇A ですが,強調して書けば V×(∇×A)=∇(V・A)-(V・∇)A・・・(*) の意味であって,お書きの式も dA/dt=∂A/∂t +(v・∇)A のことですね. すると,単位ベクトルe=(ex,ey,ez)として ∇×A=ex(∂yAz-∂zAy)+ey(∂zAx-∂xAz)+ez(∂xAy-∂yAx) また,速度Vは(空間微分をするときに)定数として扱える・・・(**) という前提より [V×(∇×A)]x =Vy(∇×A)z-Vz(∇×A)y =Vy(∂xAy-∂yAx)-Vz(∂zAx-∂xAz) =(Vy∂xAy+Vz∂xAz)-(Vy∂yAx+Vz∂zAx) =(Vx∂xAx+Vy∂xAy+Vz∂xAz)-(Vx∂xAx+Vy∂yAx+Vz∂zAx) =∂x(VxAx+VyAy+VzAz)-(Vx∂x+Vy∂y+Vz∂z)Ax (∵前提(**)) =∂x(V・A)-(V・∇)Ax 他の成分も同様で,結局(*)が示された. なお,一般には ∇(A・B)=(A・∇)B+(B・∇)A+B×(∇×A)+A×(∇×B) を使うようで, ∇(V・A)=(V・∇)A+(A・∇)V+A×(∇×V)+V×(∇×A)      =(V・∇)A+0+0+V×(∇×A)  (∵前提(**)) から V×(∇×A)=∇(V・A)-(V・∇)A とでもするのでしょう.

KENZOU
質問者

お礼

大変良くわかりました。ありがとうございました。これでスッキリしました。

その他の回答 (1)

回答No.1

ベクトルの公式で 3ベクトルA,B,Cについて A×(B×C)=B(A・C)-C(A・B)・・・(1) というものがありますが,この形のようですね. ただし,∇は微分演算子だからか A×(B×C)=B(A・C)-(A・B)C と見た方がよさそうですが. 公式(1)の証明は両辺のx成分のみそれぞれ計算すれば たとえば[A×(B×C)]_x=Ay(B×C)z-Az(B×C)y =・・・=Bx(A・C)-Cx(A・B) などより(他も対称性より)示せて,ご質問の変形 v×(∇×A)=∇v・A-v・∇A は同様にやるか,それとも信じるかではないでしょうか. 公式(1)の深遠な意味はご存知の方に解説をお願いいたします.

KENZOU
質問者

補足

早速のご解答ありがとうございました。ただ、ベクトル3重積公式ではご指摘の通り微分演算子∇の取り扱いが??のようです。いろいろ公式を調べるた結果 A×(∇×B)=A(∇・B)-(A・∇)B+(A×∇)×B というのがあって、求める形に近いのですが、地道にコツコツやっていてもでてこない(^^);;

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