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野菜ジュースに関して
野菜ジュースは、糖分の固まりなので、ジュースであって野菜ではないという人と、野菜が取れない場合は野菜ジュースでもいいから飲みなさいという人といますが、いったいどちらが正解なのでしょう。 野菜ジュースにも砂糖や塩分を使ってないというものもありますが、 それも『砂糖』を使ってないだけで、他の甘味料を使っていて 結局糖分過剰摂取になったりとかであれば意味がないとか・・・・ なんかいろいろな言い回しで騙し騙されみたいなのが食品には多い感じがしてなにを信じればいいのかよくわかりません。 食品であったり医療であったり、専門家のかたに意見を頂きたいです。
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一口に野菜ジュースといっても様々な商品があり、 使っている野菜、果汁ミックス、加工方法、ビタミン等の添加等で場合によっては相当の差異があります。 以下はあくまでも一般論ですのて、まずこの点にご注意ください。 一般的な野菜・果汁の混合タイプなら、砂糖や甘味料は添加されていません。 (甘さは果汁によるものです。) ニンジン(などの野菜)ジュースとリンゴ(などの果実)ジュースを 半々で混ぜた物と同じように考えてよいと思います。 糖分は果実だけでなく野菜にもある程度含まれますので、 フルーツジュースよりは多少低め程度、200mlでおよそ120kcalくらいかと思います。 栄養に関してですが、まずビタミンから、 ビタミンAなどの比較的安定なものは、野菜に遜色なく含有されている物が多いです。 消化の悪い植物の細胞壁が加工段階で破砕されますので、むしろ吸収されやすい状態になっています。 ただ、このような脂溶性ビタミンは、油と同時に摂取することでも吸収促進されますので、 この点では、食事で油といっしょに摂る野菜よりも不利になるかもしれません。 一方で、ビタミンCのような不安定な物は、かなり含量が低下しているとお考えください。 ミネラルは、水溶性の高いカリウムは問題なく摂取できますが、 カルシウム、マグネシウムは半分以下、鉄分はほとんど期待できないようです。 (溶解性の低い物は、搾りかすの方に多く残ってしまうため?) 食物繊維はかなり低下しています。 野菜ジュースは飲みやすくするため、搾りかすの部分はほとんど含まれません。 (ミキサーではなくジューサーで作ったものと同様です。) 日本人には食物繊維が不足していると言われていますが、 ジュースは、野菜をそのまま食べることに比べると(無意味ではありませんが)かなり劣ります。 野菜ジュースは不足を補う物であって、代わりになる物ではありません。 ちょっと野菜不足かな?という時に、小鉢ひとつを追加する代わりに コップ1杯程度を飲むのはよいことだと思いますが、 これで全てを充足させるのは無理です。 足りないからといって毎日1リットルとか飲めば、こんどは糖分過剰が問題になります。 もし詳細なデータをお知りになりたければ、以下をご参照ください。 国民生活センター・調査資料(2000年11月) http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20001106_1.pdf 名古屋市消費生活センター・成分分析(2007年10月) http://www.seikatsu.city.nagoya.jp/test/shibai/yasai.pdf