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おはようございます。kottinQです。 子実体をつくらないということですが、いつつくるかは分かりません。 ムラサキシメジのように、毎年同じ時期に発生するものもあれば、数年のサイクルで発生するものもあります。サイクルに関係なく、菌糸が増える条件があれば発生するものもあるようです。 ですから、この菌糸が「子実体をつくらない」と、10年観察しても言い切れないと思います。 菌糸の増殖は、大きくなった菌糸の分裂もあるでしょうが、それでは生活域が広がりません。やはり子実体→胞子という形態を取ると思うのですが、どうでしょう。 ただ、この菌糸は麦角菌の仲間のように、キノコとは言えない小さな子実体をつくるものかもしれません。気づかない間に子実体が形成されていたと言うことは考えられませんか? 「根状菌糸束」、おもしろいですね。 山に入っても、目はキノコ目になってしまい、菌糸が出ているなと思うことがあっても、細かい観察まで目が行きません。 菌界はまだまだ未知の分野です。キノコだけみても、私の解るキノコは、10冊ほどの図鑑にある1200種程度。実際には5000種以上のキノコがあると言われています。 ですから私は、「解らなくて当たり前」と思って、キノコとおつき合いしています。 50年、100年に一度だけ子実体をつくる幻のキノコがあるかもしれません。一生に一度出会えるかどうか分からないキノコです。 菌類(キノコ)とおつき合いをしていると、解らないことも多いですが、自然の摂理を確かなものとして感じることが出来、はまっています。 でも私など素人。真剣に向き合うなら、菌糸、胞子を顕微鏡で観察し、分類する作業をしなければならないでしょう。 あー、回答になっていませんね。「解らない」が回答ですねー(笑)。
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- kottinQ
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こんばんは。 菌糸ですね。菌糸を見ただけで、どういうものかを言い当てることは難しいでしょう。 この菌糸が、どういう子実体をつくるかが分かれば良いのですが…。 菌糸は動きますし、いつ子実体をつくるか予想するのは難しいものです。 経験談を 家から、私のキノコフィールドまで、スーパーカブで5分。ほとんど毎日、森の中を覗きに行きます。 毎年11月20日頃にムラサキシメジが発生します。 菌輪を描いて見事に並びます。 このシロを見つけて3年目頃、そろそろという時期に、毎日覗きに行きました。 ムラサキシメジは、落ち葉に発生します。その落ち葉を毎日見ていたのですが、初めはさらさらだった落ち葉が、ある日くっついているのです。菌糸が集まってきた! 明くる日にはさらにかたまり、2~3日後には小さな幼菌が現れました。落ち葉は菌糸で卵とじ状態です。それはどんどん大きくなり、3日後には食べ頃になりました。 私は、一週間ほどの間でしたが、「菌糸は動く」と言うことを実感しました。地中から地表に出てきて、落ち葉を固め、子実体をつくる。すごいスピードです。感動ものでした。 菌糸ですねー。 菌を専門に研究されている人なら、顕微鏡で見れば見当はつくのでしょうが、私にはわかりません。 観察を続けてください。きっと毎日変化しますよ。 写真には、黒色腐朽が見られますが、この菌糸が原因かどうかは、何とも言えませんね。 7月ですねー。山には入れば、ウスヒラタケが集団で迎えてくれるはずですが、行く暇がないです。
補足
もしこの補足についてさらに分かったことがあればご回答よろしくお願いします。この菌は杉林でも雑木林でも家の木の下の湿ったところにもよく見かけ、どんなに時間がたってもこの菌糸が増えるだけで子実体は形成されません。今の時点で言えることは「根状菌糸束」で「腐生菌」で「子実体がない」ということです。
お礼
そうですね、あの写真で判断しろと言うほうが困難ですよね? 貴重なご回答ありがとうございました。まとめてお礼とさせていただきます。