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村上春樹現象は 異常ではないでしょうか?

noname#155689の回答

noname#155689
noname#155689
回答No.11

昨今「セカイ系」と呼ばれるカテゴリーがあるのをご存知でしょうか? ご存知という前提で話をすすめさせて頂ければ > 卵であるわれわれ一人ひとりが壁をつくり支えているという現実を なぜ見なくてよいのか。 > そうだけれど変えて行くと言いたいのならそういう趣旨で表現しなければいけない。 > われわれは卵であるのだからただ卵である自分の側に立つというだけではおもしろいはづがあろうか。 上記は私には完全に「セカイ系」批判に見えるのですが違うでしょうか? (すでにあちこちで言われていることですが)私は 私小説というのは多かれ少なかれ昔からセカイ系だと思っています。 そして、セカイ系の需要は、常に一定量(相当量)あると睨んでいます。 昨今、セカイ系需要に応えているのは マンガ、アニメ、ラノベだと思いますが 村上春樹は数少ない、文学でセカイ系需要に応える作家であり 「文学」というスパイスが、ある種のセカイ系愛好層には 非常に魅力的に映るのだと思います。 簡単にいえば > 卵であるわれわれ一人ひとりが壁をつくり支えているという現実をなぜ見なくてよいのか。 セカイ系の流儀だからです。 > 変えて行くと言いたいのならそういう趣旨で表現しなければいけない。 そういう方には村上龍はいかがでしょう? > ただ 卵である自分の側に立つというだけでは おもしろいはづがあろうか。 あるんだと思います(私には面白くありませんが)。 哲学ということでとりあえずこんな回答をしてみます。 (少々一般論的でしょうか?) 文学?として村上春樹を読むと 何か「隠し事」をされているような嫌な気分になります。

bragelonne
質問者

補足

 CUE009 さん □好。好久没見阿。感謝□的答応。(□:ni = あなた)  ★ ただ卵である自分の側に立つというだけでは・・・(私には面白くありませんが)。  ☆ そうだったんですか。(一般論としてです)。何も村上ファンだと思っていたわけではありませんが 一般にあまり あるいは ほとんど批判の声は聞こえて来なかったのです。次のブログのコメント欄で讃嘆の声の多さには驚きます。  ● http://d.hatena.ne.jp/nakamu1973/20090217/1234789406  ★ 文学?として村上春樹を読むと / 何か「隠し事」をされているような嫌な気分になります。  ☆ そうだったんですね。わたしは ひょんなことから 見究めようという特殊な目的をもって読んだんですが はじめは この  ★ 何か「隠し事」をされているような  ☆ について それは なぞがあると受け留めて 読み継いでいったのです。人間について語ることがあるであろうという可能性のことです。『ねじまき鳥クロニクル』の第二部まで 期待と希望を持ち続けました。第三部で 崩れ落ちました。むろん それまでの作品における可能性としての良さも 崩壊しました。  ★ セカイ系  ☆ と聞いて ヰキぺで知り なるほど 《卵と壁》の演説が みごとにこれに当てはまる〔→次の(α)の定義〕と思ったものですが 小説については 分かりませんでした。  ▲ (ヰキぺ:セカイ系) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%82%A4%E7%B3%BB  (α) セカイ系は「主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、『世界の危機』『この世の終わり』など、抽象的な大問題に直結する作品群のこと」と定義される場合があり  (β) セカイ系とは「自意識過剰な主人公が、世界や社会のイメージをもてないまま思弁的かつ直感的に『世界の果て』とつながってしまうような想像力」で成立している作品であるとされている。  (γ) セカイ系とは「世界をコントロールしようという意志」と「成長という観念への拒絶の意志」という二つの根幹概念をもつ作品群のことであり  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ (γ)でも 後者の《意志の喪失》が小説の主人公らに当てはまり 前者の《世界をコントロールしようという意志》は ですから ないでしょうね。(β)の《自意識過剰》もないように思えます。  ★ 村上春樹は数少ない、文学でセカイ系需要に応える作家であり / 「文学」というスパイスが、ある種のセカイ系愛好層には / 非常に魅力的に映るのだと思います。  ☆ もう少し 《わたしが生き わたしたちが共に生きる》命題にかかわろうとした痕跡くらいは 認めてやりたいと 逆に思いましたが 言葉の綾にすぎないかも分かりません。  ★ 私小説  ☆ のすべてが――つまり《わたし》と名乗って語り継ぐ物語のすべてが―― 狭い世界と狭い視野におさまるとは思いませんが  ★ セカイ系の需要は、常に一定量(相当量)あると睨んでいます。  ☆ たぶん確かに いくら人気作家だと言っても そのように一部の世界におさまっていたなら それだけのことだと考えます。社会現象になれば 別だということだと思うのです。  ★ ラノベ =ライトノベル  ▲ ヰキぺ:出版社がつけていた名称としては「ジュヴナイル」「ヤングアダルト」または「ジュニア小説」などがある。  ★ 村上龍  ☆ については解説を読んで反応するわけには行かず あしからずご了承ください。情報としては 政治経済についても発言し始めたように思っています。その意味でなのですね。  もっともっとファンからの非難の投稿と熱心な読者からの正面からの反批判が集まるかと思っていたのですが どうなったのでしょうか。これからどうなりましょうか。  それにしても 世界が注目し出したのですよ。どうなりましょうか。

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