• ベストアンサー

弱毒性のウイルスが広がる危険性について

「弱毒性のウイルスでも、人から人への感染によって、突然変異を 起こし、弱毒性から強毒性に変化する可能性があるから、 極力、感染が広がらない努力をしなければならない、」という話を 聞きます。 しかし、聞きかじりの知識では、H1N5などの強毒性に変異するためには、 別の種を媒介しなければならないと聞きます。 ならば、人の間で感染してるだけなら、弱毒性から強毒性に変化する 可能性というのはそんなに高くないので、それほど過敏になる必要は ないと思うのですが、この意見は間違ってるでしょうか?

  • 病気
  • 回答数6
  • ありがとう数44

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#160718
noname#160718
回答No.6

 獣医師でウイルスに専門知識を有しています。  最初にインフルエンザウイルスの「強毒型」と「弱毒型」について説明します。  他の方の回答にもありますが、要するに強毒型とは「全身臓器に感染することが可能なタイプ」、弱毒型は「気道と腸管の粘膜上皮でのみ感染・増殖が可能なタイプ」です。  ただし、この「気道と腸管のみ」あるいは「全身臓器に感染可能」というのは、そもそも"鶏に対する病原性"として定義されたものです。鶏に対して全身感染を起こすウイルスが、他の動物に感染した時に全身感染を起こすかどうかは当面関係ありません。HA蛋白そのものは全身感染が可能な形になっていたとしても、鶏以外の動物の"他臓器"にウイルスのレセプターがあるかどうかは別の話ですから。  現に、東南アジアで鶏からヒトや他の動物に感染して高い致死率をもたらしている「強毒型」のウイルスも、他動物に感染した際には必ずしも全身感染を起こしているわけではありません。  強毒型や弱毒型は、上にも述べたとおりHA(ヘマグルチニン)蛋白の形が重要なわけですが、このHA蛋白はA型インフルエンザウイルスでは16の亜型に分類されていて、ソ連型はH1、香港型はH3、そして今回の新型はH1亜型に分類されるのはご存じのとおりです。  そして、「強毒型」に変異するのは、現在では「H5とH7亜型のみ」ということになっています。他の亜型が絶対に強毒型に変異しないとは言い切れないのですが、まあ今回のH1亜型が「強毒型」に変異することはないでしょう。全財産を賭けろと言われたら、まずほとんど全てのウイルスの専門家が「強毒型にはならない」方に賭けると思います。  ですが。  インフルエンザウイルスの病原性というのは、当然ですが感染臓器の選択性によるものだけではありません。スペイン風邪は最初から最後まで、そして現在に至るまで(今のソ連型はスペイン風邪の子孫です)、弱毒型のままでしたが、それでも2%という極めて高い致死率を記録しました。  ちなみに東南アジアの鳥インフルエンザやエボラなど、50%とか60%といった激烈な致死率を持つ感染症の恐怖で脅されているためか、2%程度の致死率ならたいしたことない、と思う人が多いようですが、単一の感染症としては2%の致死率は非常に高い方ですよ。感染力まで合わせて考えると、「人類史上最悪の伝染病」を挙げるとすればスペイン風邪は最有力候補のひとつでしょう。  さて、そういう意味での「強毒変異」は、どんなウイルスも常にその可能性を持っています。言葉の定義が紛らわしいので混乱される方が多いようですが、「弱毒型」のままでも「強毒変異」する可能性は普通にあるわけです。(つまりここでの"強毒変異"は、単に病原性が強くなると言う意味)  今回の新型で最も懸念されているのは、この「強毒変異」です。くどいようですが「弱毒型」のままで、という意味です。  これは過去にもスペイン風邪などで実例がありますし、アジア風邪にしろ香港風邪にしろ、大流行の第一波より第二波の方がなぜか病原性は高い、というパターンがあります。(スペイン風邪は第一波の途中で強毒変異してしまったことが、被害が桁違いに多かった要因のひとつではあるでしょう)  というわけで、対策が後手に回って爆発的な感染拡大を許してしまうと、どこかで"強毒変異"してしまって突然致死率が上がる、という懸念があるわけです。  感染拡大の速度を少しでも遅らせることができれば、強毒変異する前にワクチン製造が間に合うかもしれませんし(ワクチンによって免疫を賦与できれば、ウイルスの病原性が強くなっても被害の増大は抑えられるかもしれません)、たいした強毒変異をしないまま終息させることもできるかもしれません(終息というより、そのまま人類に定着して"季節性インフルエンザ"になるのでしょうが)。  異種動物との混合(遺伝子再集合)については、これは別に今回のウイルスの問題ではなく、季節性インフルエンザもまったく条件は同じです。  中国で強毒型に感染した渡り鳥が日本にやってきても(現に去年、やってきましたが)、その鳥の死骸を素手でさばくなどといった無茶をしなければヒトには感染しません。もし簡単に感染するのなら、今頃東南アジアではヒトが全滅してます。  「ウイルスを持った渡り鳥が日本に来る」→「そのウイルスが飼育されている鶏に侵入する」→「鳥インフルエンザが鶏で発生してウイルスが爆発的に増える」といった過程を経なければ、ヒトへの鳥インフルエンザ感染と新型との混合のリスクが現実問題として懸念しなければならないようにはなりません。  そもそも普段の季節性インフルエンザだって豚に感染しますし(豚インフルエンザのH3亜型は、元々ヒトの香港型が豚に感染したものです)、それで「さらなる新型」が出現してしまうリスクは、本質的に新型も季節性も変わりません。  というより、そもそも今回の新型がそうやって産まれたウイルスです。いわばこれが「結果」です。  今の状況で異種動物との混合を心配するのは、例えるなら家が火事で既に燃えているのに、ガスの元栓を閉めたかどうか心配しているようなものです。その前に火勢がますます強くなるかどうかを心配しなければ。  というわけで、「強毒型」と「弱毒型」は、インフルエンザの分類の1つ、というくらいに認識していただいても差し支えありません。

teriyaki55
質問者

お礼

皆様、詳細なご講釈ありがとうございました。 「強毒型」という言葉の使い方の意味よくわかりました。 強毒型になるためには異種動物との混合が必要でこの変異がおこる 確率はかなり低い。 けれど、弱毒性のウイルスが強毒化することはありえて、たとえ2%の 死亡率といっても馬鹿にはできない。ということですね。 また感染拡大を防ぐことは ・強毒化やワクチン耐性ウイルスへの変異を遅延させる ・医療機関のパンクを防ぐ ・新しいワクチンの開発 などの意味があるということですね。 よくわかりました。 ご回答をいただいた皆様、どうも有り難うございました。

その他の回答 (5)

  • haruppu
  • ベストアンサー率40% (2/5)
回答No.5

私も最初はそう思っていました。しかし周囲が直撃を受けている今、少し考えが変わりました。 とにかく未知のものです。弱毒性だからそれほど危険ではないからということとは関係なしに、最初は過剰すぎるくらいでいいんではないでしょうか。 ワクチンもなく免疫がある人が皆無というものなので、周囲で流行り出したら、通常の季節型インフルエンザよりも感染する確率は高いでしょう。 医療体制も整っていないですし、もし感染が疑われる場合どうすればよいかと言う情報も一般市民には伝わりきれていません。(現にマスコミでも再三「まず電話で相談を」と言っているにもかかわらず、直接外来する人が後を立たないそうですよね) 全面休校や人が集まるイベントの自粛もなく、マスク着用・手洗い・消毒、などの注意喚起が徹底されなかったら、もっと爆発的に感染が拡大する可能性もあります。もしそうなってしまったら、病院の許容量はあっという間に超えてしまうでしょう。タミフルも3800万人分の備蓄があるとは言っても、爆発的に拡大すれば「余裕がある」とは言えなくなるかもしれません。数が多くなれば確実に混乱も増えると思います。 とりあえず7日間は厳重な体制を取って、感染拡大を「遅らせて」その間に体制を整えていく、という方法は妥当だと思います。 もっと言うと、関西以外の地域の場合、「前例」があるだけまだラッキーだと思いますよ。

  • jijihk
  • ベストアンサー率30% (314/1022)
回答No.4

日本国内で豚や鳥が飼われていなければいいのですが、少なからず飼われていますし、国によっては豚と鳥、人間が接近して生活しているエリアはたくさんあります。 交通網の発達した現在は、発生国からの飛行機だけを検疫しても、実際は納屋の戸を5枚中3枚ぐらいしかしまた効果しかないかと思います。 現在のところ一般のインフルエンザほどは人が死んで無いですよね。 http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-rpd/index-rpd.html

回答No.3

まず、インフルエンザウイルスの強毒・弱毒というのは毒が強いとかの問題ではないことを認識してください。気道の細胞から分泌される特定の酵素がないと増えられないタイプのものは気道でしか増殖できない弱毒性、体内のどこにでもある酵素を利用できるタイプは体中で増殖する強毒型(高病原性)という分類になります。この違いはヘマグルチニン(HA)という表面構造の差違に由来します。 問題の2009年新型インフルエンザはA型インフルエンザの亜種であり、A型は元来内部変異型の多いタイプです。またRNAウイルスそのものも突然変異が起こりやすいものであり、内部変異によって強毒性(通常の酵素を利用できるタイプ)への変異を遂げる可能性もゼロではありません。 しかし最も怖いのは、他種との接触です。RNAウイルスは交配を行うわけではなくRNAコピーで増えるので、複数種が同時感染すると用意に遺伝子再集合が起こります。 たとえば現在、中国青海省ではH5N1型鳥インフルが発生中です。H5N1型は現状、鳥→ヒト感染の能力を獲得しているのはご存知の通りですが、例えば中国から感染した鳥が飛来し、それが日本人に感染し、たまたま潜伏中の2009年新型インフルエンザとH5N1型が日本人の体内で出会い、強毒性とヒト-ヒト感染性を持ち合わせてアウトブレイク、ということもあり得るわけです。 また、鳥と濃密に接触する職業のヒトに感染する事で、鳥の体内で上記の事態が起こる事も考えられます。 インフルエンザウイルスは生物の体内でしか生存、増殖できません。それ故、感染を広げないことで変異の機会を少しでも減らす、というのが大きな意味を持ってくるのです。

  • yoshi170
  • ベストアンサー率36% (1071/2934)
回答No.2

たくさんの人間が感染することで「別の種」との接触確率が増します。 質問者さんのおっしゃる通り過敏になりすぎる必要はありませんが、注意は必要でしょう。

  • sayapama
  • ベストアンサー率37% (3925/10437)
回答No.1

弱毒性から強毒性へ変異する脅威もありますが、弱毒性のままでも妊婦さんや体の弱いお年寄り、幼児については、死に至る可能性がゼロではありません。 また、一般人についても熱は39度を超えてきますので、爆発的に増えた感染者が、一気に診療を受けた場合は病院も薬もパンクします。 病院で適切な処理を施されないと、病状は悪化し、肺炎などを併発し出すと、一般の大人であっても死に至る可能性も増大します。 今現在の新型インフルだけで考えれば、過敏になる必要はありませんが、出来るだけ一気に感染しないし、感染させないように各人が出来る限りの努力をする必要はありますね。 今回の新型インフルで一番恐れられているのは、毒性の強弱よりも、その感染力の強さなんです。

関連するQ&A

  • 新型インフルエンザの抗体はウイルスが変異しても有効?

    ウイルスに関する医学的知識を持っていらっしゃる方に質問です。 現在大流行している新型インフルエンザは死亡者が非常に多いという訳ではなく、すぐに直る人の割合も多いようで「弱毒性」と考えられるかと思います。 この新型インフルエンザに罹患して、回復すると抗体を得られると思います。新型インフルエンザが変異して「強毒性」になった場合、現在の弱毒性ウイルスに対する抗体を持っていると、その変異体である強毒性ウイルスにかかりにくい、あるいはかかっても比較的軽症で済むという可能性はどれ位あるのでしょうか? 個人的には弱毒性から強毒性に変異する段階で、抗体が意味を成さなくなるように思うのですが。

  • 新型インフルエンザの強毒性、弱毒性について教えてください

    5/3の会見で、WHOの田代委員が、下記のような発言をしていました。 a 「病原性が若干強くなる可能性は否定できないけれども、強毒型のウイルスに変化する可能性はまったくありません」 パンデミック・フルー情報最前線: 新型インフルエンザ WHO緊急委・田代委員「強毒型ウイルスに変化する可能性ない」 http://pandemic.seesaa.net/article/118554877.html この発言はあまり報道されておらず、むしろ b 秋にかけて強毒性に変異する可能性がある c 現在の対応は強毒性を前提にしており、致死率から考えると弱毒性の対応に切り替えるべき という議論がされているようですが、 aの発言は正しいのでしょうか。そしてあまり報道されていないのはなぜでしょうか? bについてはこんなニュースもあります。 新型インフル、強毒性ウイルスへの変異も=WHO | ワールド | Reuters http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37980520090513 「WHOはインフルエンザウイルスは頻繁に変異する特性を持ち、どのように変異するかは予測不能なため「パンデミックが発生している間にウイルスが強毒性のものに変異する可能性は決して排除できない」と警告している。」 これは田代委員の発言が誤っていたと言うことでしょうか? ちなみに同じ記事で 「1918年にパンデミックを引き起こし、数千万人が死亡したインフルエンザウイルスは、感染拡大の初期は弱毒性だったが、半年後に強毒性のものに変異し、世界中で猛威を振るった。1968年に感染が拡大した新型インフルエンザウイルスも、感染拡大初期は弱毒性だった。」 とあるのですが、強毒性の鳥インフルエンザウイルスの致死率は60%にもなるといいます。致死率2%のスペイン風邪は強毒性に変異したのでしょうか? cについては 新型インフルエンザ対策行動計画,2005 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/kettei/090217keikaku.pdf ここでは行動計画の前提を 「アジアインフルエンザ等を中等度(致死率0.53%)の場合」 としており、すでに弱毒性を前提とした対応になっているように思うのですが、何のことを言っているのでしょうか?今回の新型インフルエンザの致死率も0.4%程度のようですが、さらに想定される致死率を下げよう、ということでしょうか? なんだか混乱してきましたので、お解りになる方に教えて頂きたく思います。

  • H5N1型の新型インフルエンザは発生しますか

    現在問題になっているH1N1型の新型インフルエンザは弱毒性と言われています。 一方、H5N1型の鳥由来の新型インフルエンザの話題は最近聞かなくなりました。 強毒性と言われているH5N1型の新型インフルエンザは、今でも変異を続けていて、将来的に再びパンデミックを起こす可能性があると考えていいのでしょうか。

  • 今のうちに新型インフルエンザに感染しておけば・・・

    今のうちに新型インフルエンザ(弱毒性)にかかっておけば 半年後に流行すると言う、弱毒性が強毒性に変化した 致死率の高い強毒性インフルエンザに免疫が出来て、 感染しないのではないでしょうか?

  • 鳥インフルエンザと他のウイルス。

    よく、鳥インフルエンザが変異したら強毒型に変わってパンデミックが起こるとかよくいわれますけど。 この人間に危機的な状態を起こすウイルスに変異する可能性って、 他のウイルスより高いんですか? 他のウイルスがその様に変化する可能性はないんですか? というか変異のメカニズムってそこまでわかっているんですか。

  • ウィルスが変異するとワクチンは効かないのでしょうか?

    知人、誰に聞いても答えに詰まって「分からないね・・どうなんだろう」ということでこちらに質問させていただきました。 今、流行しだしている新型インフルエンザを始め、季節性インフルエンザのワクチンがありますよね。新型は今流行している型から、季節性は流行するだろう型を予想して作られているのだと思います。 季節性のワクチンは「型が違えば効き目がない」と言われています。ここでいう「型」というものと「変異による変化」は違うものなのでしょうか。通常のウィルスの変異程度ならワクチンは有効なんでしょうか。変異というのはインフルエンザの型「N」「H」の組み合わせは変わらないということだから??? 新型も今かかっておけば・・とかいう人もいますが、すでに変異が出てきているそうですので、その考えは正しいのか正しくないのか。(わざとうつして貰うことの是非は別にして) 患者が増えたからか、人にかかりやすく変異したからか、強毒性になりつつあるのか、重症者が増えています。質問ばかりで申し訳ありませんが、ご存知の方、教えていただければうれしいです。

  • H5N1★新型インフルエンザ パンデミックの際・・・・

    昨今騒がれている H5N1 強毒型インフルエンザのパンデミックについてお尋ね致します。 当方、ウイルス、及びワクチン等についての、ある程度の(ネットで収拾出来得る程度の)知識は 素人レベルで有るつもりなのですが・・・・。 現状、パンデミックに備えてせっせと食料、日用品の備蓄に励む毎日です。 タミフルも備蓄用に40カプセル程、入手に成功致しました。 さて、このH5N1鳥インフルエンザウイルスについて質問ですが そもそも、ウイルスが増殖する本来の目的は自己の個体数を増やすこと、要は「種の保存」であって、 宿主の殺傷では無いですよね? 宿主が直ちに死んでしまうということは、ウイルス自身が増殖する機会をも、自ら逸してしまう事になる (まあ、元々ウイルスという存在はそういう背反した要素を持つものなのでしょうが)。 鳥インフルエンザウイルスが、鳥→ヒト から ヒト→ヒトへと、 やがてパンデミックに至る程の、完全なヒト→ヒト型へ進化を遂げる場合、 強力な殺傷力を維持しながら直ちに増殖力(感染力、タミフル耐性など)を高めるのは、結構困難だったりはしませんか? (どういう理論でそう思うの?と問われると、何も言えませんが・・・。) 殺傷力を少しづつ弱めてでも、より感染力を高めて更に個体数を増やす事を選択した方が ウイルス自身としても手っ取り早く、本来の目的を遂行出来る訳で・・・。 要は、パンデミックにまで至った場合、H5N1型ウイルスはヒト→ヒト感染、及びタミフル耐性などを 得ることと引換えに強毒性を失い、弱毒型に変化してしまう可能性はないのでしょうか・・・というのが質問です。 専門家の方々、上記 素人の楽観的予測は如何でしょうか。

  • 【新型コロナウイルスの感染力】新型コロナウイルスの

    【新型コロナウイルスの感染力】新型コロナウイルスの変異種のデルタ種は従来の新型コロナウイルスの千倍の感染力だそうですが、どのデータを見て千倍の感染力と言っているのですか?

  • 新型インフルエンザはそんなに危険?

    新型インフルエンザについて、  一連の報道を見ると、世界的に感染が拡大し、感染者、死者数も日に日に増え、大変危険な事態になっているように聞こえます。  しかし、よくよく考えてみると、毎年のインフルエンザの流行の際の学級閉鎖は、一クラスで4、5人感染者が出ると実施されてたんじゃないでしょうか。  小学校一校で20~30人。府県単位では100人はかるく超えてるだろうし、日本中の患者数はハテ・・・? と思い調べてみると、  [2009.1.27付のmsn産経ニュース・地方ページ]では、 「(栃木)県内の76医療機関から報告された患者数は1月第3週(12~18日)で1553人。」とあり、 [厚労省hp]の[新型インフルエンザに関する情報]の中の資料[事業者・職場における新型インフルエンザ対策 ガイドライン]には、 「毎年流行する通常のインフルエンザは、・・我が国では一年間に約1000万人が罹患し、約1万人が死亡しているという研究結果もある」と記載されています。  本日(09.5.8)付の[asahi.com]には、 「新型インフル、世界の感染者2400人超える」との見出しが躍っています。  既存のウィルスも変異を繰り返していれば強毒性に変異することはないのでしょうか?  変異したウィルスに対するワクチン製造は「新型ウィルス」と同様、発見されてから作り出すので後手後手になるはずですし、強毒性に変異する確率や通常ウィルスでの致死率、感染者数、感染の広がり具合、を比較するとどうなるのでしょうか?  また、ニュースで見る世界地図には、感染者が一人でも出ると国全体が赤く塗りつぶされています。  感染者が隔離、入院、自宅療養している場所を都市単位でポイントし、人数を横に記した地図ではどのように見えるのでしょうか?  このことについてよくご存知の方、参考になるサイト等あれば教えてください。

  • 新型インフルについて 

    新型インフルの記事をいろいろ読んでみましたが、 強毒性にはならないけど、高病原性になる可能性はある、 ということですか? 弱毒性ってことは、このウイルスは呼吸器でしか繁殖しないから、 粘膜を強くして、うがいして鼻かんで、唾をいつも飲みこんで、水をこまめに飲んで 呼吸器の粘膜あたりが常に洗い流されている状態ならば、 体内では増えることができないってことでしょうか? 手に付いたウイルスが、口に運んだ食べ物と一緒に入ってしまっても、 胃や腸に達したらもう増えることができないウイルス、ってことですか? 胃腸にくる風邪、というのがたまにありますが、それらは強毒性なのですか? 飲食物と一緒に、胃腸にまで弱毒性ウイルスが入ったら、 症状がでないけど感染だけはした状態、ということですか? 高病原性っていうのは、 かかったときのダメージが大きいから、致死率が増えるってことですか? 教えてください。

専門家に質問してみよう