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CA19-9検査キットによる値の変動と異常の可能性
- CA19-9は検査キットによって値の差が出る可能性があります。
- 2年間でCA19-9の値が12から42に上昇した場合、異常の可能性があるため検査するべきです。
- 再検では基準値内であるが、数値の動きを見る必要があるか悩んでいます。
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例えば、 http://koto-biken.istem.com/docs/2007-19-9.pdf をみていただければわかるように、例えば旧法で40なのが新しい測定法では20から90くらいまでばらつきます。その他、CLIAで問題がおき、ECLIAに変更になったりとCA19-9で経過を追う場合はできるだけ同じ測定系で測定すべきです。 ただ、CA19-9を始め腫瘍マーカー全てにいえることですが、人間ドックで受けるのは病院の儲け主義以外のなにものでもないので止めたほうがいいかと思います。腫瘍マーカーで特異度が高いものはないので検査前確率が低い場合に腫瘍マーカーを測定すると擬陽性の確率が著しく高くなります。 CA19-9を例にとると、CA19-9は膵癌に対して感度68%、特異度92%という報告があります。膵癌の年間発症率は10万人あたり15人です。よって、人口10万人にCA19-9の検査をすると膵癌でCA19-9が陽性となるのは、15X0.68=10人です。膵癌でないのにCA19-9が陽性となるのは、(10万ー10)X(1-0.92)=8000人です。 よって、一般住民がCA19-9の検査を受けて陽性だった場合に本当に膵癌である確率(陽性的中率)は10/(10+8000)=0.1%です。すなわち、CA19-9の検査をして陽性だった場合に、本当に膵癌であるのは1000人に一人です。意味があると思いますか? 腫瘍マーカーは、他に癌を疑う所見がある時に採血してはじめて役に立つものです。例えば、膵臓に腫瘍があった場合に、CA19-9を測定したとします。膵臓に腫瘍があって癌である確率は10%とします。この時、CA19-9を測定して陽性であれば、上記と同様の計算で50%の確率で癌といえます。これなら採血する意味があると思いませんか?
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- USB99
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どんな測定系で測定したか私がわかるわけがありません。 >再検では一応基準値内なので、こちらの医師には何も検査する必要はないと言われました。 と書いてあったので、再検査での測定系では正常範囲だったと判断しました。実際に診察した医師が何もする必要がないと判断しているのに、ネットで聞く必要はそもそもないかと思います。
- USB99
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前述したとおり、測定系でCA19-9の正常値は違うので、再検でした測定系で正常値の範囲内であったのなら何もする必要はありません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 記述し忘れたのですが、最初の健康診断と、紹介され再検した病院は異なる機関です。そのため同じ測定キットなのか別なのかは分かりません。その場合でも問題なしという解釈でよろしいでしょうか!? 何度も申し訳ありません(≧≦) 腫瘍マーカーという言葉にノックアウトされ、完全に翻弄されています。今後健康診断で調べないぞ~と日々決意を新たにしています・・・。
お礼
ご回答ありがとうございました。 今まで本やネットでca19-9の怖い情報ばかりが目について怯えていました。がUSB99さんのご回答を読んで初めて我に返った思いです。 腫瘍マーカーはガンの早期発見に役立たないといいながら、健康診断では測定をすすめられる…。なんで?と思っていました。 こういうことだったのですね。 本当に健康診断で測定するのは無意味ですね。 今回のように無意味におびえることになる(だいたい膵臓や大腸や卵巣だなんて範囲が広すぎて全部検査したら大変なことになりそう…。そのうえ良性疾患かもしれないなんて、気が遠くなります。結果原因不明となれば更に不安は増しますよね)のは本当に懲りたので、今後測定するのはやめます…! ぜひご意見をお聞きしたいのですが・・・とりあえず今回陽性となってしまったことに対してはどう対処するのが適切だとお考えになりますか? 現在のところ医師より「特に何もする必要はない。でももし心配なら、1ヶ月後に再検査してそれで数値が下がっていればそれで問題なし」と言われたので、そろそろ一カ月が経つので測定してもらおうかなと思っています。 それで数値が上昇してないようでしたら、以降腫瘍マーカーのことは忘れてしまおう…と思っているのですが…。