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狭心症と足の冷えの関係について
昨年(08年)1月に、突然の胸痛の為、内科にて心電図検査を受けたところ心筋梗塞の疑いで総合病院を紹介され、そこで冠状動脈前下降枝に99%の狭窄が認められ不安定狭心症とのことで、すぐにカテーテル治療(ステント法)を行いました。(回旋枝にも末梢に近い位置に75%の狭窄部が認められる。)半年後の7月にカテーテル検査で、再狭窄が認められた為、再度薬剤溶出性ステントによるカテーテル治療を行いました。その後の検査では狭窄は認められず、特に現在も症状もなく健康体で毎日過ごしています。ただ、気温の低い日などは、足が冷えて困っています。特に痛みがあるとか、歩けないとか重症な症状があるわけではないのですが、足が冷えるのは気になります。以前に静脈瘤ではないかと思い足の血圧測定などの検査をしてもらったのですが特に異常はないとのことでした。現在内服している薬は、バイアスピリン、プラビックス、コニール、エパデール、ローコール、パリエットです。尚、回旋枝のカテーテル治療を来月(09年)6月に行う予定になっています。冷えの原因は降圧剤による末梢血管拡張による相対的血液量が減少して起きるものなのでしょか?あるいは、狭心症により、小範囲の心筋壊死が起きて慢性心不全の一症状として起きているのでしょうか?血圧に関しては、カテーテル治療前には。200/100程度あリましたが現在は。130~140/90~100前後です。最低血圧が高めで推移しているのは、回旋枝の狭窄が影響しているのでしょうか? 宜しくご教授お願いいたします。現在50台前半です。
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- CHIBI07
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内科医です。 狭心症、大事に至らずなによりでした。 高脂血症、高血圧があり、冠動脈狭窄があることから、全身血管の動脈硬化は進んでいるとおもいます。 そのため、手足の冷感がでることがあります。 あとは体質もあるかとおもいます。 一度血管評価をしてもらってはいかがでしょう? 私は動脈硬化が疑われる患者さんに対しては、入院患者さんには全員、頭部MRI、眼底評価にて血管評価を行っています。 また足の冷感ということなので、エコー検査で血流の評価などもいいかもしれません。 とくにひどくなく、冷感だけであれば経過観察となってしまうでしょうが、その場合には漢方薬もいいかもしれません。(私も冷えで飲んでいます) ただ東洋医学は西洋医学とは違い、症状からではなく、体の状態(陰陽、虚実など)から判断して生薬をだしますので、知識のない先生、漢方嫌いの先生では難しいです。 得意にしている先生、もしくは、東洋医学科や、漢方外来があるところを受診してください。 まだ50代とお若いのですし、これから動脈硬化の進行を防ぐことが大事です。食事(特に塩分制限)と、適度な運動が第一です。 いくらお薬を飲んでいても暴飲暴食では意味がなくなってしまいますので。 主治医の先生にも、分からないこと心配なことがあればよく話をしてみてください。外来では一人あたりの時間がとれないので、一度には難しいとは思いますが。。 私は患者さんのやる気具合もみています。頑張っている患者さんにはたくさん教えてあげたくなります。 それではお大事になさってください。
補足
貴重なご意見、とても参考になりました。喫煙期間も長かったので全身的に動脈硬化が進んでいるのかも知れませんね。また、血管評価という検査があることも知りませんでした。漢方薬も使ってみたいと思います。 色々、教えていただきましてこれからの自己管理にも、とても役立つと思いました。ありがとうございます。