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ストレステストの記事についての質問
日経新聞夕刊に、以下のような記事がありました。 (米金融機関、ストレステストについてです) 米財務省は今回、、、 「資本注入の見返りに、 政府が現在保有する優先株を、 【普通株に転換可能な株式】と交換すれば、 資本増強とみなす」 いったい、何をもって、資本増強とみなすのか・・・ 交換するとかいてあるが、何と何を交換するのか・・・ どなたか、わかりやすく解説していただけませんでしょうか? お待ちしております。 どうぞ、よろしくお願い致します!
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今、米政府が各行に資本注入として優先株を持ってます。 資本注入した資金は銀行の財務を改善します。その注入(出資)の証しが優先株式と言って配当は普通株主より優先的に受け取られる株式です。 確か8%近くの配当利回りです。銀行は決算の度に配当を優先的にしなければなりません しかし株主総会への議決権がないのです。 各銀行にとっては8%の利回り配当を維持するのも大変です。 普通株に転換することで配当の減配や無配も可能です。しかも米国では優先株は自己資本に加えることができません 普通株転換で資本増強すれば注入分は返済の必要もありません しかし、転換分の株数が増えて株価が希薄化します。 日本でもバブル崩壊後に銀行に資本注入をやってます。優先株に出資し期限付きで普通株転換し、株式市場で売却し注入分を取り戻しています。ただ、市場に悪影響を及ぼさないよう状況を見ての売却です。
お礼
わかりやすかったです! 新聞記事には、「これは知ってるでしょ」という前提がいくつかありましたが、今回それを明らかにしていただきました。 □株が希薄化する □政府は既に資本注入として優先株を持っていた。 □利回りを維持するのも大変で・・・ □優先株は、自己資本に加えることができない。 ・・・といったポイントが、見えていませんでした。 たすかりました。 どうもありがとうございました!